灕江を陸から満喫しよう ~いきなり発見した中国名物とともに~
興坪に滞在した3日間は、どの日も生憎の空模様。
どうやら今は雨の多い時期らしく、なかなかすっきり晴れないらしい。
雨が降ったりやんだりする中、興坪をブラブラ。
興坪の一番の見所はもちろん灕江下り。
ただ、こうも雨が降ったりやんだりだと、やる気も低下気味。
ほんとなら、いかだ船と呼ばれる小さい船でここらを周りたいとこだけど・・・
一番雨が強かった中日なんて、『いかだ船は無理だから、でっかい船に乗れ』と言われる始末。
いやいや、そんなにお金出せないから、いかだ船を選んでるんですけどっ!!
まあ、とは言っても自然には勝てないので、今回は川下りは断念。
そのかわり、徒歩で周れる興坪周辺の灕江絶景ポイントを散策。
まずは、宿からすぐの岩山を登ることに。
ここは老寨山旅館のご主人・林さんが中心となって建てた友好亭が頂上にあり、
そこから眺められる岩山と興坪の町の風景は、まさに絶景だと聞く。
30分もかからないと聞いたので、軽い気持ちで登り始めた。


最初気分的には、ルアンパバーンのプーシー程度の気持ちだったんだけど、
登り始めて15分ほどで、間違いだったことに気づく。
けっこう厳しいで、これ。
しかも、山道は次第に険しくなり、終いには梯子まで登場!!
ここはワイナピチュですか??

途中から一緒になったカナダ人のカップルと一緒に、もう少しと励まし合いながら、
なんとか、雨に濡れて滑りやすくなった山道を登りきり、友好亭へ。


眼下に広がっていた景色は、まさに絶景。
厚い雲に覆われた景色だったが、それがまた幻想的でよかった。

写真ではその幻想さが全く伝わらず残念・・・
景色を見ていて自然に、彼氏さんと僕がどうやってこの景色は創られたのかを話し始める。
水とか風とか地盤がどうとか、そんな現実的な話。
すると横から彼女が割って入ってきた。
『この景色は、神様が大地を手ですくい取った時にできたのよ。
神様の遊び心よ。砂遊びみたいな。ね、そう思わない?』
なるほど。
そう言われて、神様の気持ちで大地を見てみると、そう思えなくもない。
水が風がなどと言っているよりも、よっぽど夢があっておもしろい。
あとで、彼氏さんに聞いたが、どうやら彼女は音楽家らしい。
さすが、芸術家肌^^

そんな素敵な出会いもあり、雨にも関わらず、岩山の頂上に1時間近くいた。
ちなみに、一番眺めが良かったのは、友好亭からさらに登った電波塔の下。
あと、旅館から登ってすぐのところにある和平亭からの眺めもGOOD!!

下から見た友好亭のある岩山。こうやって見ると、かなりの高さ。
さて、次に向かったのは、中国人であれば誰もが知っている場所。
日本で言えば、平等院鳳凰堂って感じかな。
そう、ここ興坪の近くの風景は、中国のとあるお札の絵になっている。
その場所までは、ボート乗り場から橋を渡って徒歩10分ほど。

目的地までは山を見たり、

道沿いの養蜂場を見たり・・・って、網も柵もなしかい!!
まあ10分なんで、あっという間に目的の場所へ。
ちょっと写真がうまく撮れてなくて申し訳ないが、お札と共に撮ったのがこれ。

その後、雨がやんだので、興坪の街中を散策。
興坪は、ほんと小さな町で、歩いても1時間かからないくらいで一周できる。

そんなのどかな田舎町で見つけたのがこちら。


はい、出ました中国の得意技。
完璧にパクられてますね、アディ○スさん、ナ○キさん。
せめて色くらい変えればいいのに・・・
たぶん、今後もこういうのたくさん目にするんだろうな。
さすが、世界の闇工場・中国さん

興坪の滞在はたった3日だったけど、けっこう楽しめました。
町の大きさは大きすぎずちょうど良く、もちろん観光地なので、
漢族の観光客やお土産屋さんも多いけど、路地裏には昔と変わらない町の姿もある。
中国最初の町だから、他とはまだ比べられないけど、ほんと来て良かった。

引っ切り無しに到着した団体ツアー客

路地裏の風景

家族総出

真剣勝負
唯一の悔いは、川下りが出来なかったことだけど、陸の上からでも十分楽しめたしね。
まあ実を言えば、川下りはアマゾンやメコンでもうお腹いっぱいだったし・・・(笑)

ボート乗り場から見た山々@晴れた日バージョン

@曇りの日バージョン
ということで、僕としてはけっこうなハイペースで、次の町へ移動です。
って、これからさらにペースはUPしちゃいますが・・・。

散歩から帰ると林さんがコーヒーをくれた。って、賞味期限3年前なんですけど・・・(笑)
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