祝!!この旅ラストの国に入国♪♪ ~いきなりですが愚痴ります~
ヨーロッパはロンドンから始まった今回の世界一周。
つ、つ、ついに~、
ラストの国境越えです!!
イギリスから数えて38カ国目。
最後の国は・・・もち中国!!
いまや日本をも超え、世界第2位の経済大国として世界にその名を轟かせる国。
中国については色々言われていますが、実際どんなもんなのか、この目で確かめてきます^^
香港の九龍から国境のある羅湖駅まではMTR(地下鉄)で1時間弱。
僕は油麻地近くに滞在していたので、油麻地駅から地下鉄に乗り、九龍塘駅で乗り換え、羅湖駅へ。
地下鉄の標識はとても分かりやすいので、迷わずにいけると思う。
さっそく僕も油麻地の地下鉄駅へ降り、切符を買おうと思ったのだが・・・
切符の自販で目的地の羅湖を押す(香港の自販は路線図から目的地を押す)と、表示金額はHK$38。
財布の中身を確かめてみると、そこにはHK$36.5・・・。
あれ


まさかの凡ミス(笑)
お金が足りない~(><)
朝食の際、調子に乗って、デザートまで食べたのが災い

いや~、久々にテンパりましたね。
地下鉄の改札前で、でっかい荷物背負って、あたふたあたふた(笑)
この時の僕を傍から見たら面白かっただろうな・・・ww
絶対、見られたくない姿だけど。
地下鉄の料金を値切り交渉するわけにもいかなく、仕方ないのでUS$を両替。
こんな時、持ってて良かったUS$1

出鼻からちょっとしくじったけど、その後は順調に進み、無事国境へ。
羅湖駅でも標識が分かりやすいので、迷う心配なし。
人の流れについていけば大丈夫^^

羅湖駅から国境へは標識どおりに進めばOK

出国カウンターは香港人や中国人とは別なので、注意!!
というわけで、無事中国に入国&深圳に到着!!
深圳に着いての第一印象・・・めっちゃ都会。
深圳なんて日本にいる時は知らなかったけど、メチャクチャ栄えてました。

これからの予定としては、深圳には止まらず、桂林まで行けたらいいなと思っていた。
ただ、事前に調べた情報によると、深圳から桂林までの列車は1日1本のみ。
とりあえず、切符売り場に行ってみると・・・




やっぱり安くて人気のある硬臥や硬座の席は売り切れ
窓口に行って聞いてみても、『そんなんもうないわよ』と一蹴される。
隣にいた英語のできる中国人に聞いてみると、実はこの日は3連休の中日だったらしく、
当日の硬臥を手に入れるのは難しいのでは、とのこと。
むむむ・・・。
3連休なんて、知らなかった(><)
明日なら取れるようだったが、そのためには深圳で1泊しなければならない。
3連休の中日に予約なしで宿泊・・・。
絶対、高いホテルしか空いてない。
だったら、高いけど軟臥でいこうか・・・。
う~ん。
少しの時間悩んでいると、さっきの中国人が『どうしたの?』とまた声をかけてくれた。
事情を話すと、彼は『桂林なら広州に行けば、他の列車があるよ』と教えてくれた。
まさに、救いの神!!
さっそく、広州からの列車が空いてるか、筆談で窓口に聞いてみると、なんと希望の硬臥があった^^
ただ、そのためには広州までを別途手配しなければならず、直行列車よりは割高。
でも、こうなった以上そんなんお構いなし。
予定通りに進めるならGOでしょ!!
ということで、2つのチケットを組み合わせて、桂林行き決定^^

広州までは动车组(新幹線みたいな特急列車)がほとんどで、一般列車は2~3時間に1本しかなかった
その後も中国人の彼は、『広州行きの动车组は乗り場が違うから』と、乗り場まで連れて行ってくれた。
なんて、優しい人なんだ。

动车组はメチャクチャ快適。広州東までは10分に1本、広州までは30分1本の間隔で運行し、所要1時間強。
中国が一気に好きになりかけたが・・・
その想いは、この後すぐにかき消される。
注:ここから、ちょっと話題が汚くなりますが、ご容赦ください。
というのも、やっぱりあのタン吐きだけは、心地よいものではない。
さらに、広州の駅では待合室に人糞まで・・・。
小さい子供がしてしまったらしいが、親以外の周りの人は気にする様子なし。
しかも、親もその子を叱るだけで、人糞はそのままって・・・。
隣に目を移せば、女の子を抱えたお父さんが、ゴミ箱の上で用を足させている。
それでも、周りの人は気にしない。
『いやいや、そこは気にしとこうよ・・・』と思わず突っ込みたくなる状況が盛りだくさん(笑)
※中国の子供のズボンは、すぐに用を足したり、便ができるよう股下が裂けている。
そのため、子供がしたくなると、その場でしてしまう(させてしまう)ことが多々あるそう。
インド未経験の僕なので、経験者にとっては『そんなことで・・・』って感じかもしれないが、
この出来事だけでも、清潔への意識レベルは、今まで旅してきた国の中でワーストクラス。
中国、なかなか厳しそうです。
その後も続く、中国人のアンチクリーンネス攻撃。
寝台車の中では禁煙車なのにタバコは当たり前だし、一晩中鳴り響くタン吐きの音。
さらに、またまた子供が床に用を足してしまったらしく、さすがにこれには周りの人からも苦情殺到。
もう勘弁して・・・。
中国全土でこんな感じなのかはまだ分からないが、そうでないことを祈るばかりだ。

無駄に広かった広州駅

3連休だったからかもしれないが、ここは万博会場かってくらい、厳重にチェックされた

中国初の食事は、広州駅前にあったファストフードの中華(29元)
そんな戦いを終え、桂林に着いたのは翌朝6時40分。
久しぶりに広い空間に出て、思いっきり新鮮な空気を、不快なく吸えたことに感謝。
香港の宿を出たのが11時半だったので、約19時間の移動だったが、
肉体的な疲れ以上に、精神的に疲れた移動だった・・・。

広州からの寝台列車(柳州行き)

硬臥車両の車内。最初は綺麗なのに、降車時には床はゴミで一杯だった。

今回は3段ベッドの真ん中。硬臥というからかなり硬いベッドなのかと思ったら、ちょうど良かった。

乗車券を車掌に渡すことで、降りる駅の到着数十分前に起こしてもらえる

やっと着いた桂林駅。しかし、この日の移動はまだまだ続く・・・。
≪中国の鉄道について≫
中国国内の移動で、一番使い勝手がいいのは鉄道。
自分の予算や好みに合わせて席が選べる上、狭い空間のバスよりも自由度が高く、快適。
基本的には硬座、軟座、硬臥、軟臥の4種類の席があり、その他席なしの天座もある。
席の差は、字のごとく座席の快適さ(柔らかさ)と寝台かどうかの違い。
料金はもちろん軟臥が一番高く、硬座が一番安い(天座は知らん)。
硬臥は基本AC付(新空とつく列車)の3段ベッドで、寝るには十分な設備なので、旅人には人気がある。
3段ベッドの中では上が一番安く、下が一番高い(価格差は数十元ほど)。
ex:広州-桂林の場合 硬座116元 軟座184元 硬臥(中)207元 軟臥326元
鉄道の時刻表検索には下記のサイトが便利。
http://www.huoche.com.cn/
近年、始発駅でなくても列車の切符を買えるようになったので、
先の予定が決まっている人は、事前に切符を買ったほうがよい。
駅で買える切符は、購入する駅にもよるが、だいたい7~10日後の切符まで。
ちなみに、中国ではバス網も発達しているが、料金的なメリットはなく、硬臥とあまり変わらない。
≪深圳駅、広州駅について≫
深圳と広州を快速で結ぶ动车组の駅は、一般の駅とは別の駅舎で、切符売り場も別。
国境を越えてすぐ左側にあるのは、动车组の切符売り場。
一般列車の切符はそこよりさらに奥の切符売り場の2階。
1階に一般列車の時刻表の電光掲示板があるが、1階の窓口は动车组専用なので、間違えないように。
ちなみに动车组の料金は、広州まで2等80元、1等100元。
広州では、駅の向かって左側に动车组専用の駅舎がある。
一般列車の駅へは、一度駅の外に出なければ行けない。
―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・
ランキング参戦中!!
一日一回、ポチっとしてもらえると嬉しいです。

にほんブログ村
携帯の方は、↓をクリック!!
にほんブログ村 世界一周