中国副首相の訪朝発表、次回の核6者協議で調整か
中国外務省は29日、呉儀副首相率いる政府代表団が朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を10月8日から同11日まで訪問する、と発表した。主要な北朝鮮指導者と会談する、と述べた。AP通信が報じた。
双方が関心を持つ国際問題などで意見交換するとし、朝鮮半島の核問題に言及した。今年11月上旬に予定する、北朝鮮核問題に関する第5回6者協議も取り上げるとみられる。
9月19日に終えた第4回6者協議で、北朝鮮がすべての核兵器と今ある核計画を放棄し、核不拡散条約(NPT)への復帰と、国際原子力機関(IAEA)の査察を受け入れることを約束する共同声明を初めて採択。北朝鮮が求める軽水炉型原発の提供は、「適当な時期に議論する」ことでも合意した。
ただ、この「適当な時期」の解釈で、米朝間の意見の相違が表面化。北朝鮮は、軽水炉が供与された後の核の放棄を主張。米国は核放棄が最初と強調している。
CNN.co.jp : 中国副首相の訪朝発表、次回の核6者協議で調整か
拉致家族 政府回答に不満噴出
この面会は、先月、拉致被害者の家族が小泉総理大臣にあてた文書で、こう着状態が続く拉致問題への政府の姿勢をただしたのを受けて行われたものです。この中で、家族らは「北朝鮮が迅速で誠意ある対応をしなければ厳しい対応をとると、政府が表明して、9か月あまりになる」と指摘したうえで、こうした政府の方針に変わりがないかたずねました。これに対して、杉浦副長官は「方針に変わりは無いが、制裁についてはどのようなタイミングでどう行うのがいいのか、考えているところだ」と答えたということです。また、家族が対話による進展が見られない中で、なぜ制裁を先送りするのか説明を求めたのに対して、杉浦副長官は「近く再開される見通しの北朝鮮との政府間の対話で、問題解決にあたりたい」と述べたということです。面会のあと、家族会代表の横田滋さんは「具体的な回答が無く残念だ。同じことを何度聞いてもかみ合わない答えが返ってくるばかりで、政府は家族ともう少しまっすぐ向き合うべきだ」と述べ、政府の対応に不満の意を表しました。また、家族会副代表の飯塚繁雄さんは「我々の訴えを適当に受けながすのでは面会の意味がない。はぐらかすだけの対応に、一人の国民として寒気すら感じた」と述べました。このあと、杉浦官房副長官は、記者団に対し「家族会は、政府の対応はもどかしく、経済制裁に踏み切るべきだということだった。気持ちはよく分かるが、経済制裁はタイミングや効果を見極めなければならず、まだ、タイミングは熟していない。北朝鮮が、対話の土俵に乗る態度を示しているのだから、近く再開する政府間の対話の場や、6か国協議での解決を目指す方向で、最大限努力したい」と述べました。NHKニュース
宮塚教授の北最新リポート…14年ぶりに見た窮状 (夕刊フジ)
核問題で米朝の思惑が複雑に絡むなか、北朝鮮グッズ収集の第一人者で入国禁止処分となっていた山梨学院大学経営情報学部の宮塚利雄教授(58)が、14年ぶりに北朝鮮・金剛山地域に入国した。貧困ぶりを間近にみて「複雑な思いになった」と心境を告白した。また、北朝鮮グッズのひとつとして、「現地の平均月収の半分の値段」という、驚愕のガムも入手。専門家が見た北の最新事情とは-。インフォシークニュース > トピックス > 脱北者 > 宮塚教授の北最新リポート…14年ぶりに見た窮状
宮塚教授は平成3年、2度にわたり訪朝し、平壌などを訪れている。その際の“取材”をもとに出版した著書やマスコミへの言動で北朝鮮の体制を批判したため、翌年から「訪朝の申請をしても『反動的だ』として入国拒否されるようになった」(宮塚教授)。
14年ぶりに宮塚教授が入国した金剛山エリアは、韓国の財閥企業「現代」が独占開発権を得て韓国人の観光客を受け入れている。
金網で地元住民と隔離した租界のようなエリアには、韓国側が建設したレストランやコンビニもあるが、そこは紛れもなく北朝鮮領。宮塚教授は「当初、拘束されて平壌で取り調べを受けるという情報があった。しかし、入国管理官の軍人は写真と名前のリストを持っているだけ。平壌とオンラインの端末がなかったのが幸いした」と推測する。
無事入国した宮塚教授は、現地の若手環境巡視員(=監視)と朝鮮語でコンタクトに成功。いきなり、「日本人と聞いただけでムカつく。浮島丸事件(昭和20年8月、舞鶴市沖で輸送艦が沈没。帰国途中の朝鮮人ら約550人が死亡)で朝鮮人の命を奪った。解決済みの拉致問題でも文句をつけている」と、ケンカを売られたという。
宮塚教授が「10数人の日本の良民を拉致したのは北朝鮮じゃないか」と反論すると、「戦前、日本はわが国に悪劇非道をやったじゃないか」と逆ギレされ、「埒(らち)があかないと思ってそれ以上、話さなかった」とあきれ気味に振り返る。
「山はきれいだったが、金網から垣間見える町並みは14年前とまったく変わっていない。田んぼには草が生えていた。人々も中肉中背ばかりで食糧事情が悪いのだろう」と、北の貧困ぶりを語る。宮塚教授は「韓国からは栄養過多の子供がきていた。レストランもバイキングで食べ放題だが、この100メートル先の町は真っ暗闇で食べ物もない。金網の向こうのおばあさんや安っぽい服を着た子供はどう思うか、複雑な心境になった」と表情を曇らせる。
一方、数々の北朝鮮グッズ収集でも有名な宮塚教授は今回も北朝鮮らしい物品を入手した。
「粗悪すぎて韓国人でも買わないようなガムを買った。これで1ドルですよ。現地労働者の半月分の給料にあたる。泥棒みたいなものですよ」と、ぼったくり商法を切って捨てる。
「レモン風味炭酸飲料」(500ミリリットル)は、「標高が高くなるごとに2ドルが3ドル、4ドルとなる」(宮塚教授)というこれまた法外な価格設定で、「一口飲んで中身を捨てた。あまりにも甘すぎる。ただ、ペットボトルを立てても安定せず、フラフラするのが北朝鮮らしくていいですな」とコレクションに加えた。
「特にマッコリ(朝鮮版どぶろく)がよかった。ふるさと秋田のどぶろくを思いだし、懐かしかった」と語る宮塚教授だが、「あんな複雑な思いはしたくない」と再び金剛山を訪れる意思はないという。