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特定失踪者の捜査体制整備へ

政府は6日、北朝鮮による拉致問題の関係閣僚専門幹事会(議長・鈴木政二官房副長官)を開いた。拉致の疑いがある特定失踪(しっそう)者の捜査・調査の体制整備と、人権担当大使による国際的な協調強化の2項目を新たに加えた対応方針を決めた。
 会見した鈴木副長官によると、警察庁が2006年度予算で求める「拉致問題対策官」の設置を支持し、捜査強化を図る。鈴木副長官は「行方不明の相談、届け出が約900件ある。家族の心情を踏まえて捜査・調査を進め、説明責任を果たす上で細かいことも詰めたい」と語った。


[新潟日報 12月06日(火)]
新潟日報 NIIGATA NIPPO NEWS

北朝鮮 米に金融制裁解除要求 マカオは資金源 「6カ国」を拒否

【ソウル=久保田るり子】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は六日、米国がマカオの銀行に北朝鮮のマネーロンダリング(資金洗浄)に関与した疑いで制裁措置をとった問題で「米国が金融制裁解除と関連した(米朝)会談を回避している状況では、六カ国協議の再開は不可能」との論評を掲載、早期解除を要求した。背景には米国の制裁措置で、北朝鮮は経済活動のほか幹部が預金を引き出せないなど支障が出ているとされ、対北経済制裁の効果が改めて裏付けられた形だ。

 米財務省は今年九月、香港金融界の大物が所有する「バンコ・デルタ・アジア」銀行が北朝鮮の政府機関や関連企業と違法活動を行っているとして、「マネーロンダリングの主要懸念先」に指定、米銀との取引を禁止した。同行は容疑を否認し、北朝鮮との取引停止を発表した。

 北朝鮮は十一月の六カ国協議で、この制裁措置解除に関する米朝協議を要求。金桂寛外務次官が今月初め訪米の予定だったが、米国が「説明はするが交渉はしない」としたため、金次官は訪米中止を米側に伝えていた。

 マカオは北朝鮮にとって海外重要拠点だ。また金正日総書記の私生活にかかる資金調達企業とされる「朝光貿易」もマカオにある。韓国の金大中前大統領の北朝鮮への秘密送金もマカオの銀行口座が使われた。

 とくにニセ米ドル「スーパーK」の流通拠点として知られ、今回米国が制裁措置を取った「バンコ・デルタ・アジア」は北朝鮮と二十年以上の取引があり、北朝鮮製の偽造紙幣の受け入れや流通にかかわった疑いがもたれている。また、マカオの華僑資本は北朝鮮にカジノも持っており、米国は九〇年代からマカオを北朝鮮資金のマネーロンダリング先としてブラックリストに載せてきた。

 北朝鮮にとっては、マカオへの“圧力”は死活問題にかかわる。金正日総書記の資金調達に関係が深いだけに、事実上の「対北経済制裁」としての効果も高い。「米国の挑発的な制裁のもとでは六カ国協議は再開できない」(「労働新聞」)としたのも、こうした背景からだ。米国は十月には大量破壊兵器拡散に関与したとして北朝鮮八企業の米国内資産の凍結措置を取っており、当面、北朝鮮への圧力を弱めることはなさそうだ。
Sankei Web 産経朝刊 北朝鮮 米に金融制裁解除要求 マカオは資金源 「6カ国」を拒否(12/07 05:00)

対北朝鮮外交をめぐり米・ブッシュ政権内でのパワーバランスに変化

北朝鮮の労働新聞は6日、アメリカが始めた北朝鮮への金融制裁を続ける限り、6カ国協議の再開は不可能だと強硬姿勢に転じているが、ブッシュ政権内でもパワーバランスに注目の変化が始まっているもよう。
元国務省北朝鮮担当官で、米朝2国間の外交チャンネルを築いたケネス・キノネス氏は「大統領はこれまで、強硬派と穏健派を行き来していましたが、今、大統領は、強硬路線に傾いているようです」と述べた。
キノネス氏は、9月の6カ国協議以降、対北朝鮮強硬派のチェイニー副大統領らが、穏健派主導の交渉姿勢に巻き返しを見せているとの内幕を語った。
政権内で対立があるのか聞くと、キノネス氏は「まさにその通りです。強硬派は『米国はほとんど何も得ていないのに、北朝鮮には与えすぎだ』と共同声明を批判し、大統領に強硬路線をとるよう強く要求しています」と話した。
また、ライス国務長官の姿勢について、キノネス氏は「ライス長官も基本的には、強硬な政策と柔軟な外交政策の間を行き来きする、ブッシュ大統領の『シフト戦略』に従っています。ライス長官の姿勢は、単に外交というだけではないんです」と語った。
一方、ヒル国務次官補も2日、「終わりの見えない交渉テーブルにはしがみつかない」と、これまでの立場をシフトさせ、いらだちを見せた。
今後、双方の対立は先鋭化し、振り子が逆に振れるように協議が、混迷を深めるおそれもあり、予断を許さない状況が続くとみられる。
FNN Headline