不審船対応、40ノットの巡視船『のりくら』配備へ

第九管区海上保安本部(新潟)は十三日、管内の巡視船艇の配属替えを発表し、伏木海上保安部(高岡市)に四十ノット(時速約七十五キロ)以上の高速航行が可能な巡視船「のりくら」の配備が決まった。現在、巡視船艇三隻を保有する同保安部は、今回の配属で四隻に増強される。北陸中日新聞ホームページへようこそ
同船は二〇〇〇年の能登半島沖不審船事件を契機に建造された「高速特殊警備船」の三番船で、二〇〇一年から金沢海上保安部に配属されていた。全国で六隻の同型船が活躍する。乗組員は二十人。長さ五十メートル、幅八メートル、総トン数二百二十トン。
赤外線捜索監視装置を装備しており、船上の二〇ミリ機関砲と連動して目標を自動追尾する遠隔操縦ができるほか、海中転落した遭難者の発見にも能力を発揮する。
伏木海保では「不審船に十分対応できる装備と機能がある。海難救助でも迅速な活動が期待できる」と話している。 (高瀬俊也)
拉致疑惑の河嶋さん母ら 知事、県警本部長に訴え
静岡
拉致疑惑の河嶋さん母ら 知事、県警本部長に訴え
北朝鮮に拉致された疑いが強いとされる浜松市出身の河嶋功一さん=失踪(しっそう)当時(23)=の母愛子さん(72)ら県内関連の特定失踪者家族は十三日、石川嘉延知事と五十嵐邦雄県警本部長に協力と支援を要請した後、県庁で記者会見した。愛子さんは「一日も早く私どもの手元に(息子を)返してもらいたい」などと訴えた。
冒頭、要請活動に同行した特定失踪者問題調査会(東京都文京区)の真鍋貞樹専務理事が「石川知事や五十嵐本部長から前向きな言葉をいただいた」と面会を振り返り、「(特定失踪者家族がまとまって要請した)この活動は静岡県が初めて。今後、家族を支える仕組みをつくりながら、各都道府県で同様の活動をしたい」と抱負を述べた。
続いて、愛子さんが「知事と本部長にお会いできた。子どもたちを捜す力になっていただきたいと思いますのでよろしくお願いします」とあいさつ。河嶋さんが失踪して二十四回目の春を迎えることに触れ「私たちは年を取る。一日も早く手元に返してもらいたい」と話した。
一方、真鍋専務理事は、拉致実行犯とされ、先の日朝協議で日本が引き渡しを求めた元工作員辛光洙(シン・グァンス)容疑者について「辛容疑者は静岡県で生まれ育った。東海地方が重要な工作拠点だったと推測している」と指摘、「特定失踪者に対する理解、認知度はまだ低い。ぜひ世論を高めて問題解決につなげたい」と呼び掛けた。 (佐野太郎)中日新聞inしずおかホームページへようこそ
日朝協議 出方見極め慎重判断
政府は、さきの北朝鮮との政府間協議で、北朝鮮側が拉致問題で何ら前向きな回答を示さなかったことから、協議を早急に再開しても、具体的な進展は期待できないとして、次の協議の開催時期は、北朝鮮側の出方などを見極めながら、慎重に判断する方針です。NHKニュース
政府は、さきに行われた北朝鮮との政府間協議で、拉致問題について、生存者の帰国と事件の全容解明、それに容疑者の引渡しを求めましたが、北朝鮮側は、横田めぐみさんの遺骨として提出した骨の返還を求めるなど、前向きな回答は一切ありませんでした。また、日本側が国交正常化が実現した場合の経済協力について説明したのに対し、北朝鮮側は、「経済協力では別の問題が生じる可能性がある」などとして、いわゆる従軍慰安婦や強制連行の問題を持ち出し、植民地支配の賠償を要求しました。日朝両政府は、協議の継続では一致していますが、日本政府内では、「北朝鮮の強硬な姿勢は当面は変わらない」として、協議を早急に再開させたとしても、拉致や国交正常化の問題で進展は期待できないという見方が強まっています。このため、政府は、北朝鮮側の今後の出方 や、核開発問題をめぐる6か国協議の行方などを見極めながら、次の協議の開催時期を慎重に判断することにしています。