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日本政府一層の努力を 横田さんら官房長官訪問

 北朝鮮による拉致の実態を訴えるため訪米していた横田めぐみさんの母早紀江さんらが1日午前、首相官邸に安倍晋三官房長官を訪ね、ブッシュ米大統領との面会内容などを報告した。早紀江さんは「思いがけず大統領とも会えた。何とかいい方向に持っていくことを願っている」と述べ、拉致問題解決に向けて日本政府が一層努力するよう要請した。

 安倍氏との面会には家族会の横田滋代表、増元照明事務局長らが同席。増元氏は「あとは日本政府に期待するだけ。今年中に家族を取り戻せるように頑張ってほしい」と、経済制裁の実施などを訴えた。

 安倍氏は「米国だけでなく、世界に強いメッセージとして発信された」と訪米の成功をたたえ、「問題を解決しなければならないという北朝鮮への圧力を国際社会、国連の場でしっかりとかけていきたい」と語った。

 早紀江さんらとブッシュ大統領との面談は、安倍氏らが米政府に働きかけて実現した。大統領は「国家として拉致を許したことは信じられない」と北朝鮮を強く非難した。早紀江さんらは米下院国際関係委員会小委員会の公聴会で拉致問題について証言したほか、米政府高官らにも会い、支援を要請した。【犬飼直幸】

毎日新聞 2006年5月1日 11時12分 (最終更新時間 5月1日 12時29分)
拉致問題:日本政府一層の努力を 横田さんら官房長官訪問-話題:MSN毎日インタラクティブ

支援の思い熱く めぐみさん写真展終了

 ■ 札幌の写真展終了  1万8千人来場

 札幌市で開かれていた、拉致被害者、横田めぐみさんの写真を展示する「めぐみちゃんと家族のメッセージ 横田滋写真展」(主催・あさがおの会、共催・朝日新聞社)が30日、終了した。5日間で1万8672人が訪れた。同展は札幌を含む全国6カ所で開催され、累計入場者は11万9365人となった。

 次回の写真展は、千葉県柏市の高島屋柏店で、6月14~20日に開かれる予定。

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 ■支援の思い 札幌も熱く――めぐみさん写真展終了

 脅迫事件を乗り越え、横田さんの家族を支援しようと1万8672人が集まった。札幌市で開催中だった北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさんの写真を展示する「めぐみちゃんと家族のメッセージ 横田滋写真展」(主催・あさがおの会、共催・朝日新聞社)が30日、終了。会場で、家族へと記された感想文は累計で1800通になった。直前に、開催中止を求める脅迫事件が起きたが、期間中、不審な事件などはなかった。

 札幌は6会場目で累計の入場者数は11万9365人となった。一日あたりの来場者数は3734人で横浜、新潟に次いで3番目。上位2会場が、元々集客力がある百貨店で行ったことを考えると、札幌は、一段と関心が高かったといえる。めぐみさんの母・早紀江さんの米国での活動が連日報道されたことも影響した。

 最終日の30日は午前10時の開場前に40人ほどの列ができ、開場を15分早めた。連休中で函館、旭川、釧路や、実家に帰省中の人も訪れた。

 福岡市南区の会社員で札幌に帰省中の島田治さん(38)は「個人の犯罪と違い、国家ぐるみの犯罪は恐ろしい。韓国や米国も一緒になって取り組んでほしい」。5人の子どもを育て上げた札幌市北区の阿部ツルさん(78)は「うちの子と重なって……。会いたいでしょうねえ。ブッシュ米大統領と会って進展があることを祈っています」。

 あさがおの会は「みなさまの支援で無事終了でき、深く感謝します。1人でも多く写真展を見てくださることが北朝鮮に対しての力になります。札幌で予想以上に多くの方にきていただき、非常に意味のあることだと思います」とのコメントを発表した。
asahi.com:支援の思い熱く めぐみさん写真展終了 - マイタウン北海道

拉致問題サミットで提起へ

政府は、横田めぐみさんの母親の早紀江さんらと、アメリカのブッシュ大統領の面会が実現したことで、今後、拉致問題に対する国際社会の関心が、高まると期待しており、7月のサミット・主要国首脳会議などの場を通じて、国際社会への働きかけを強めていく方針です。

拉致被害者の横田めぐみさんの母親の早紀江さんと弟の拓也さんらは、28日、ホワイトハウスを訪れ、拉致被害者の家族としては初めて、アメリカのブッシュ大統領と面会し、拉致問題の解決に向けた協力を要請しました。これに対して、ブッシュ大統領は、北朝鮮による拉致を非難し、アメリカ政府として、拉致問題の解決に向けて協力する考えを示しました。今回の面会が実現したことについて、日本政府は、アメリカ政府が拉致問題を人権侵害ととらえて、重大な関心を寄せていることの表れだと受け止めています。そして、この面会をきっかけに、「拉致問題に対する、国際社会の関心が高まるのではないか」と期待しています。政府は、拉致問題の解決には、北朝鮮に対する国際社会の一致した取り組みが欠かせないとしており、今回、ブッシュ大統領が、拉致被害者の家族に直接、支援を表明したことを踏まえ、ことし7月、ロシアのサンクトペテルブルクで開かれるサミットをはじめとした国際会議などの場を通じて、拉致問題の解決に向け、国際社会への働きかけを強めていくことにしています。
NHKニュース