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北朝鮮人権問題、韓米の見解差浮き彫りに
米国の対北金融制裁以降、北朝鮮関連の懸案に対する韓米間の姿勢の差が徐々に広がっている。
ブッシュ米大統領が拉致被害者や脱北者家族と面談した席で厳しい北朝鮮批判をしたことに続き、ジェイ・レフコウィッツ米・北朝鮮人権問題特使が29日付のウォール・ストリート・ジャーナルへの寄稿で韓国政府の北朝鮮に対する支援を批判すると、韓国政府がこれに正面から反撃した。
レフコウィッツ特使はこの寄稿で「正式なモニタリングを経ていない人道的レベルの北朝鮮援助は、北朝鮮政権の維持だけを助け、人権の状況をさらに悪化させている」とした。また北朝鮮政府に対しては「間違った政策によって飢饉(ききん)が起き、数多くの住民が死亡したほか、強制労働まで強いられている。北朝鮮政府が自国民を尊重するようになるときまで北東アジアの平和と繁栄はないだろう」とした。
さらに「米国は開城公団内で実際にどんなことが行われているのかはほとんど分からない。入居した韓国企業が北朝鮮労働者に支給している日当の2ドルさえも、まともに支払われていると保障することはできない」とし、「北朝鮮政府は国際労働機関(ILO)の監視だけでも受けるべき」とした。
これに対し韓国政府当局者は30日、匿名を前提にブリーフィングを行い、「最近、開城公団に対する関心が高くなり、米国の関係者らの開城公団に対する理解度が高まるや、米国内の強硬派であるレフコウィッツ特使が焦りを感じ、歯止めをかけようとしている」とし、「偏った見方であり、内政干渉である」と批判した。
統一部は別途の論評を発表し、「現在、韓国政府は人道的支援に対するモニタリングを徹底して行っている」とし、「モニタリングの不徹底を理由に北朝鮮に対する人道的支援自体を否定するのは、事実上、北朝鮮住民が置かれている厳しい立場を無視することであり、反人道主義的、反人権的態度であるだけでなく、一方的で独断的な考え方」とした。また、「レフコウィッツ特使が開城公団事業を正確に理解せず、労働者の賃金と労働環境問題に人権問題を結び付けて歪曲(わいきょく)した」と批判した。
朝鮮日報
朝鮮日報 Chosunilbo (Japanese Edition)
#事例 1
ブッシュ米大統領は4月20日、中国の胡錦濤国家主席との会談で、脱北者キム・チュンヒさん(32)=仮名=を中国が北朝鮮へ強制送還したことに対し、遺憾の意を表明した。ブッシュ大統領は「キム・チュンヒさんの家族はすでに韓国におり、すぐに定着できたであろうに、キム・チュンヒさんを北へ強制送還したことは理解できないこと」と述べた。
#事例 2
ブッシュ大統領は28日、ホワイトハウスで脱北したキム・ハンミちゃん(6)一家らと面会した。ブッシュ大統領は「わたしたちは北朝鮮の住民たちが自由で希望に満ちた世界で子供を育てられるようにする」と語った。
最近、世界が注目する中、ブッシュ大統領が相次いで 北朝鮮人権問題について注意喚起した事例だ。韓米両国政府の関係者たちはこの‘隠れた主役’に40代の米弁護士を挙げる。去年8月に任命されたジェイ・レフコウィッツ北朝鮮人権問題担当特使だ。
他の事例も多い。彼は去年末、ハンナラ党の金文洙(キム・ムンス)議員からキム・チュンイさん問題に関し助けてほしいという手紙を受け取り、米中首脳会談でこの問題が言及されるよう尽力した。同じ時期ソウルで開かれた北朝鮮人権国際大会に出席したレフコウィッツ特使は、当時の鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一部長官や潘基文(パン・ギムン)外交部長官との面談に失敗した。その代わり柳明桓(ユ・ミョンファン)外交部第1次官に会い、帰国後すぐにブッシュ大統領との面会を申し入れた。彼はその翌日、ブッシュ大統領に会い、北朝鮮人権問題の深刻さと韓国政府の‘無関心さ’について報告したというのが外交消息筋の話だ。
レフコウィッツ特使はブッシュ大統領にいつでも会える数少ない人物の一人という。父のブッシュ元大統領と現ブッシュ大統領の信任でジュネーブ国連人権委員会米代表団団員、ホワイトハウス予算室諮問官、ホワイトハウス国内政策副補助官などを歴任した。
北朝鮮核問題について話し合う6か国協議再開が延期されている中、韓国政府内で「ブッシュの対北朝鮮政策の方向性を知りたいならヒル国務省次官補よりレフコウィッツ特使に注目せよ」という言葉が出るほどだ。ある関係者は「北朝鮮問題に関するブッシュ大統領の代理人」と語る。
1年も経たないうちにブッシュ政権の対北政策に影響力を振るうようになったレフコウィッツ特使は、職業外交官が外交的な言葉を使うのと違い、直接的な表現を好む。先月 28日に行われた「北朝鮮自由の日」イベント時に「北朝鮮の人権闘争に役割を果たすべき重要な国は(対北朝鮮人権)決議案採択に参加しなかった」と述べた。韓国政府が去年11月のことや、国連の対北朝鮮人権決議に棄権してきたことを遠回しに批判したのだ。セミナー・講演・寄稿などでモニタリングが徹底していない対北支援の問題点などを指摘するのも、同じ脈絡だ。
韓国政府はレフコウィッツ特使に対しかなり神経質になっている様子だ。彼が開城公団・北朝鮮人権問題などを批判するたびに、統一部当局者が直接「内政干渉的な発言」「事実歪曲(わいきょく)」などと反論する記者会見をしている。 4月30日もそうだったが、これは3月30日に続き2回目だ。
イ・ハウォン記者
朝鮮日報
朝鮮日報 Chosunilbo (Japanese Edition) 横田めぐみさんが1977年に13歳で北朝鮮に拉致されてから現在までの父滋さん(73)と母早紀江さん(70)の心の揺れを描いた演劇「『この手に…』横田めぐみを想う」(劇団てんびん座)が3日から7日まで、横浜市西区の相鉄本多劇場で開かれる。
劇は早紀江さん役の女性の独白が中心。失跡当日の朝、めぐみさんが普段通り家を出る場面から始まり、拉致事件の表面化後、めぐみさんをめぐる報道に揺れる2人の心の内を表現。突然、まな娘を奪った拉致のむごさを訴えかける。
(共同通信) - 5月1日17時3分更新
Yahoo!ニュース - 共同通信 - 横田夫妻の心描いた演劇 「この手に…」が横浜で
