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【ソウル30日共同】横田めぐみさんの夫だった韓国人拉致被害者、金英男さん(44)の姉の金英子さん(48)は30日、韓国取材団に対し、英男さんが「(めぐみさんが)3歳の時に交通事故に遭った」と語ったことを明らかにした。めぐみさんの母、横田早紀江さんは「そのような事実はありません」と否定した。
英子さんは、英男さんが29日の記者会見で自らの拉致を否定、海で漂流し北朝鮮船に救助されたと説明したことについて「100パーセントではないけど、本当のようにも思える。聞いた通り信じたい」と述べた。
安倍晋三官房長官は30日の記者会見で、英男さんの説明について「いくつかの矛盾点がある」とあらためて指摘した。
(2006/06/30 21:05)
内外のニュース - さきがけonTheWeb 金英男さんは記者会見で「遺骨がにせ物という日本政府の主張は夫である私と(最初の妻である)めぐみに対する侮辱であり、堪えがたい人権じゅうりん」と主張した。
それとともに「私の私生活が政治化、国際問題化になることを願わない」と述べた。
次は一問一答。
(*は読者の理解を助けるための説明)
--北朝鮮でこれまでどうやって暮らして来たか。
「北に入って来てから党の懐に抱かれて本当に幸せに暮らして来た。大学も出て今は重要な職責で仕事もしている。ウンギョン(*横田めぐみさんとの間に生まれた娘)は金日成(キム・イルソン)総合大学で勉強しており、チョルボン(*息子)は小学校に通っている。妻(*現在の妻、パク・チュンファ)は党の学校で勉強している。妻の父親は平壌(ピョンヤン)市の人民委副委員長として事業をしている。それなりにいい暮らしをている。
--今している仕事は具体的に何か。
「特殊部門で働いている。統一部門関連事業をしている」
(*英男さんは対南工作機関である労動党対外情報操作部で勤務していると伝わっている。)
--めぐみさんとはどうやって会ったか。
「仕事上特殊部署でめぐみに会った。日本語を学んだ。仕事上必要だったからだ。1986年の初めだった。日本語を習いながら、若かったから異性として近くなった感じがし、結婚することになった」
--めぐみさんが自殺したという主張は正しいのか。
「94年4月13日、病院で自殺した。妻として、母として家庭生活できないほどになり、専門病院に送ったが治療がうまくいかず…。結婚前から病的な現象があったことはわかっている。(*ウンギョン)出産後、さらに悪くなりうつ病のあらゆる治療をつくしたが、結局死んでしまった。具体的な内容や方法は申し上げないが、結局病院に行って自殺してしまうことになった」
--日本側に渡した遺骨は。
「(日本の)懇切な依頼により遺骨も渡した。当時、日本側団長は遺骨を受けとり、めぐみの親に責任をもって渡し、公表はしないという自筆の確認書も残した。それにもかかわらず遺骨をあちこちに配ってにせ物だというみにくく幼稚な主張をし始めた。めぐみについての問題はこれが全部。日本政府が私の話を信じず、何かと私をいじめている。2004年、11月に平壌(ピョンヤン)を訪問した日本政府関係者に会って具体的に(死亡経緯を)説明した」
--日本ではウンギョンさんの日本行きを要求するが。
「ウンギョンはめぐみの娘であると同時に私の娘だ。日本当局が扱う事態を見る場合、送りたい気もないし、私も行かないと言っている。私と私の家庭の問題が不順な政治目的に利用されてしまうことを阻んでほしい。一部が(私の問題を)政治化、国際問題化して北朝鮮に反対するのに利用しようとしている」
金剛山共同取材団
パク・スンヒ記者 /blockquote>Japanese JoongAngIlbo
29日、金剛山(クムガンサン)ホテルで会見に臨んだ金英男(キム・ヨンナム、45)さんは余裕のある姿だった。彼は車いすに乗った母と一緒に会見場に入った。黒いかばんから準備したメモを取り出して1978年の拉致以後の28年間と最近の心境などを明らかにした。口元には穏かなほほ笑みまで浮かべた。
この日の会見は英男さんが自ら要望した席だった。彼は会見の相当部分を日本当局を責めることに割いた。
◆残る疑問点は何か=核心は英男さんがどうやって北朝鮮へ行ったのかという点だ。英男さんは「海水浴場隣近で木のいかだに乗って広い海に流れた後、北側船舶から救助された」とし「拉致でも、自ら進んで行ったのでもない突発的な北朝鮮入国だった」と言った。拉北ではない漂流だったという説明だ。ところが前後が合わない点が多い。海流に出た船がどうして北朝鮮船舶と出くわしたのかは疑問だ。
英男さんの主張は彼を拉北した張本人と知られた帰順スパイキム・グァンヒョン氏の説明とも違う。キム・グァンヒョン氏は先輩から叱られて海辺に1人でいた金英男さんを北朝鮮に連れて行ったと証言している。
南浦(ナムポ)港到着後、北朝鮮側の態度も理解できない。高校1年生である彼をどうして敢えて北朝鮮に残しておこうとしたかというのだ。「無料で大学の勉強ができるから気に入った」と言う彼の説明はこれまで離散家族の再会場に出た拉北抑留者たちと同じ返事だった。特に同じ時期に英男さんのほかに高校生4人が拉致されたという点は、英男さんの北朝鮮行きが偶然ではないことを裏付ける。
英男さんはイ・ミンギョさんらほかの高校生拉北者に対して「知らない。こんな席で私の問題ではない他人の話はしたくない」と話した。英男さんら拉北高校生たちが北朝鮮対南工作員たちを教育する 「以南化生活館」の教官として働いたという帰順者たちの証言とも食い違う。
自分と結婚した拉北日本人横田めぐみさんについては既存の北朝鮮の主張を繰り返した。事業上、必要で日本語を彼女から学び、その過程で近くなったというのだ。北朝鮮当局が意図的に結婚させたのではなく自然な出会いだったというのだ。めぐみさんとは86年8月に結婚して子供(ウンギョン)まで生み、仲良く暮らしてきたが、健康悪化にうつ病まで重なって 94年に自殺したというのだ。
ところが自殺などに対する具体的な言及はしないまま「私どもは嘘を知らない」としか言わなかった。英男さんは日本側が申し立てるめぐみさん死亡疑惑に対して「北朝鮮を謀略して発展していこうとする南北関係に釘を刺して対決を助長しようとすることに目的がある」と責めた。
◆疑惑解消されるのか=政府当局者と専門家は英男さんの言及内容の中で相当部分は徹底的な検証が必要なものと見ている。英男さんの会見が北朝鮮当局の徹底的な脚本と下準備があったことが明らかだという点でだ。
ヤン・ムジン北韓(プッカン)大学院大学教授は「北朝鮮地域である金剛山で北側関係者が見守る中で行われた英男さんの会見は真実をそのまま反映したと思いにくい」と話している。
イ・ヨンジョン記者
Japanese JoongAngIlbo
