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ミサイル問題 中国外務次官、近く訪朝 小沢氏に表明 6カ国協議復帰要請

 【北京6日清水博之】中国の武大偉外務次官は六日、中国外務省で同国訪問中の民主党の小沢一郎代表と会談した。小沢氏は北朝鮮のミサイル発射問題に関連し「北朝鮮は地域の緊張を増す行為をやめ、六カ国協議に無条件で復帰すべきだ」との考えを表明。武次官は米朝の二国間協議について、六カ国協議の場を活用して設定するのが「一つの方法だ」とし、こうした考えをすでに北朝鮮側に伝えたほか、近く同国を訪れ、六カ国協議復帰を求めることを明らかにした。

 会談で武次官は「日本も米国も冷静な判断、抑制した態度を保ち、朝鮮半島・北東アジア情勢を緊張化、複雑化させないよう期待する」と述べ、国連安全保障理事会で北朝鮮制裁決議案の採択を目指す日米をけん制した。

 また小沢氏はこれに先立ち天津市内で同行記者団と懇談し、北朝鮮への経済制裁について「各国が協力してやらないと実効をあげることはできない」と述べ、北朝鮮の反応など影響を慎重に見極める必要があるとの認識を示した。

 小沢氏は中国外務省訪問で民主党としての公式日程を終え、同日午後は瀋陽で、胡錦濤国家主席の有力後継候補とされる中国共産党遼寧省委員会の李克強書記と会談する予定。帰国は八日。
北海道新聞 国際

サミットで北朝鮮非難の声明目指す 政府

 日本政府は国連安全保障理事国に提示した北朝鮮への制裁を含む決議案の採択を目指し、関係国への働きかけを強めるとともに、15日からロシアで始まる主要国首脳会議(G8サミット)でも北朝鮮を非難する声明の採択を図る方針だ。制裁については、当面は北朝鮮当局職員の入国を原則認めないなどとする5日の政府方針に沿って対応する。防衛庁は、北朝鮮がさらにミサイルを発射する可能性もあるとして、警戒を続けている。

 国連安保理での決議に向け、日本政府は制裁決議への反対姿勢を示す中国とロシアへの働きかけを強める。安倍官房長官は6日の記者会見で「(ミサイル発射は)極めて重大な問題で、間違っても北朝鮮にシンパシー(同情)を持っていると疑われるようなことがあってはならない」と述べ、中ロ両国を牽制(けんせい)した。

 また、日本政府は国際社会に対する重大な脅威だとして、15日からのG8サミットで北朝鮮のミサイル発射を非難する声明を提案する方向で検討を始めた。外務省幹部は6日朝、「声明を提案することは十分ありうる。拉致問題だけでなく核・ミサイル問題も合わせて声明に盛り込むことになる」との考えを示した。

 新たな制裁の検討について、安倍氏は「今後、北朝鮮がどう対応していくか。圧力だけでなく対話もしていかなければいけない」と述べた。

 首相官邸では6日、関係省庁の幹部で構成する北朝鮮の拉致問題に関する特命チームがミサイル発射を踏まえた対応を協議。この中で総務省は「在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)関連施設への固定資産税の課税について、厳正で的確な対応をするよう関係自治体に改めて通知した」と報告した。

 一方、鈴木政二官房副長官は協議後の会見で「朝鮮学校の生徒ら在日朝鮮人への嫌がらせなどがあると聞き、憂慮している。配慮すべきだ」と話し、関係機関に注意を促す必要があるとの考えを示した。

 防衛庁はさらにミサイルが発射される可能性もあるとして警戒を続けている。安倍氏は会見で「発射される危険性が完全に排除されたものではない」と指摘した。防衛庁幹部は6日朝、5日に3発目に発射されたテポドン2は新型ブースターの燃焼不足が原因で失敗したとの見方を示した。
asahi.com:サミットで北朝鮮非難の声明目指す 政府?-?政治

金さん父娘会見、めぐみさんに拉致経緯聞かず

≪「他人の遺骨」発言否定≫

 【平壌6日共同】横田めぐみさんの夫だった韓国人拉致被害者の金英男さん(44)が6日午前、平壌で共同通信など日本メディアと会見し、めぐみさんに拉致の経緯を聞かなかったと述べる一方、めぐみさんの「遺骨」に「他人の遺骨が混ざっていたかもしれない」と発言したとされることを否定。めぐみさんが「3歳の時に交通事故に遭った」と述べたとされることについても「交通事故なのか何なのか記憶にない」と否定した。

 英男さんは6月29日に北朝鮮・金剛山で行われた南北離散家族再会で母親と姉に対面、韓国取材団と会見したが、日本メディアとの会見に応じるのは初めて。娘、キム・ヘギョンさん(18)は途中から同席した。

 めぐみさんを火葬しようとしたのは「1997年春ごろ」とし、めぐみさんの両親に送った手紙で「1993年に死亡」としていたのは「時間がなくて、あわてて書いたので日付を錯覚した」「一度は自分で書いたが、筆跡が公開されるのではないかと思い、関係部門の人に書き写してくれと頼んだ」と述べた。

 英男さんは、めぐみさんが22歳の時に出会ったとし「かわいくてしとやかだった」「日本語を学ぶために知り合って6カ月後にプロポーズし、1986年8月に結婚した。私としては幸福だった」と回想した。

 めぐみさんは日本料理を作り「父は銀行員で、あちこち転勤があり、広島にもいた」「小さいころ母に弟がほしいと言うと、双子の弟が生まれた」と家族の話もしたという。

 めぐみさんはヘギョンさんが生まれて喜び「育てるのに心血を注いでいた」といい「朝鮮語が非常に上手で、結婚生活でもほとんど朝鮮語を使った」と述べた。

 しかし「特殊機関の人間として守らなければならないルールがある」ため、めぐみさんがいつどうやって北朝鮮に来たかは聞かず、夫婦間で話題にもならなかったと語った。

 めぐみさんと暮らしていたのは「特殊機関が一般的に使う」平壌市順安区域テヤンリ地区で、日本人拉致被害者の蓮池薫さんや地村保志さんと交流があったという。



 【平壌6日共同】横田めぐみさんの夫だった金英男さんが6日、共同通信などとの会見で語った内容は次の通り。

 一、めぐみの第一印象は非常にかわいく、しとやかだった。めぐみが22歳の時に日本語を学ぶため出会った。6カ月後にプロポーズし、1986年8月に結婚した。

 一、結婚生活は私としては幸福だった。めぐみは心を尽くして日本料理を作ってくれ、家族の話もした。結婚して最初の大みそかの夜、めぐみが赤ぶどう酒を買ってきて、部屋の明かりを消し2人で飲み交わした。

 一、父は銀行員で、小さいころ、母に弟がほしいと言ったら双子の弟が生まれたと言っていた。

 一、めぐみは娘のウンギョン(ヘギョン)が生まれて喜び、心血を注いで育てた。

 一、めぐみは朝鮮語が上手く、結婚生活ではほとんど朝鮮語を使った。

 一、特殊機関の人間が自覚的に守らなければならないルールがある。その人間の過去を聞かず、知ろうともしないことだ。めぐみが北朝鮮にいつどうやって来たかは聞かず、めぐみも話そうとしなかった。話題にもならなかった。

 一、結婚生活は特殊機関が一般的に使う平壌市順安地域テヤンリ地区で、蓮池薫さんや地村保志さんとも交流があった。

 一、めぐみを火葬しようとしたのは1997年春ごろと思う。安置した場所に頻繁に行けなかったし、ウンギョンに新しい母を見つける必要があったからだ。

 一、めぐみの「遺骨」に「他人の遺骨が混ざっていたかもしれない」というのは、そんな意図で発言したものではない。

 一、(横田めぐみさんが話したとされる交通事故について)頭痛がするのは小さい時のけがだと聞いていたが、それが交通事故なのか何なのかは記憶にない。

(07/06 12:39)
Sankei Web 社会 金さん父娘会見、めぐみさんに拉致経緯聞かず(07/06 12:39)