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拉致被害者の写真や資料展示 守谷市役所でパネル展

守谷市役所一階ロビーで「拉致被害者・救出運動写真パネル展」が開かれている。今年六月に施行された北朝鮮人権法に基づき、本年度からスタートした「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」(十-十六日)にちなんで同市が主催した。

 パネル展は、横田めぐみさんや増元るみ子さんら五人の拉致被害者について写真や関連資料を展示。横田さんの両親・横田滋さん、早紀江さんら拉致被害者家族が、米国や国内各地で取り組んできた救出活動の経過や現状なども紹介している。

 同市では、市議会が同問題早期解決の意見書を議決。市議有志が実行委員会を結成し、ブルーリボンの着用運動やこれまで二回の「拉致問題早期解決守谷市民大会」を開き、横田さんら家族とともに救出運動を展開している。

 伯耆田富夫実行委員長は「行政が拉致問題でパネル展を開くのは県内初ではないか。横田さんに報告したら『守谷の人びとに感謝します』と喜んでいた。一人でも多くの市民に見てもらいたい」と話している。十六日まで。 (坂入基之)

北朝鮮「労働鍛錬隊」とは、映像入手

 脱北に失敗し、国境地帯などで拘束された人が収容される北朝鮮の施設「労働鍛練隊」。その映像をJNNが入手しました。

 「朝鮮にいらっしゃる日本人妻、帰国者の人たち、絶対に気を落とさないで頑張って下さい。何とか日本に戻れる日まで頑張ってください。生き延びて下さい」(脱北した日本人妻)
 北朝鮮に向けて送られるメッセージ。11日、短波ラジオ「しおかぜ」の収録に臨んだのは、ここ3、4年の間に北朝鮮からの脱出を果たした「日本人妻」や在日2世ら4人です。

 「北朝鮮政府は多くの日本人や韓国人、アジアの人々を拉致したのに、何のかしゃくも感じず、今も歴史をわい曲しています。政権維持のために核兵器を造り、国民を飢え死にさせながらも“人民のため働いている”とだまし続け、人民の自由を束縛しています」(脱北した在日2世の女性)
 鋭い言葉で指摘する北朝鮮の実態。脱北後、極秘のうちに日本に戻っていた彼女たちが、北朝鮮で今も暮らす同じ境遇の人たちにこのようにメッセージを送るのは今回が初めてです。そして、彼女たちは、こうも呼び掛けました。
 「希望を捨てずに何とか生き延びて下さい、日本に帰るために、中国に出るよう努力してみてください」(脱北した日本人妻)
 彼女達が北朝鮮の人々に訴えたのは中国への脱出。しかし、その行為には未だに危険が伴っています。

 JNNが入手したこの映像は、北朝鮮の施設「労働鍛錬隊」です。脱北に失敗した人たちなどが収容されています。撮影場所は北朝鮮・北東部のムサン。まだ雪深く、撮影時期は今年の2月から3月ごろだといいます。

 施設の出入り口付近には監視員用とみられる小さな小屋。そして見張り役の姿が見えます。吹雪の中、建物から30人ほどの人たちが出てきます。人々は監視員らしき男性らに従い、雪の中で隊列を組み、駆け足で移動。続いて、なぜか「屈伸」などの体操を行います。それが終わると、ほうきで地面を掃く作業をひたすら続けるのです。

 中朝国境などで脱北者が拘束された場合、多くはこうした「労働鍛練隊」に送られ強制労働に従事させられるのです。

 脱北者の女性は拘束後の扱いについて次のように話します。
 「(軍の保衛部=“秘密警察”の役割に)靴で足を蹴られました。(Q.指で押しても元に戻らない?)これでも良くなった方です。死にそうになって鍛錬隊から釈放されました」(拘束されたことのある女性)

 また、11日北朝鮮に向けたメッセージを収録した女性も自らの脱北の経験をこう、振り返りました。
 「(日本に)帰りたいという気持ちはありましたけれども“脱北”なんて考えることさえも罪だった」
 「自分は中国で拘束され、北朝鮮に強制送還され再び脱北した。10回死んでもおかしくない。生きていること自体奇跡だ」(メッセージを収録した脱北女性)

 食料難が伝えられる中、厳しい冬を迎える北朝鮮。危険と知りながらも未だ脱北者はあとをたちません。(11日16:45)

北朝鮮「労働鍛錬隊」とは、映像入手

6か国協議で拉致解決迫る

塩崎官房長官は13日夜、東京都内で記者団に対し、今月18日から再開される北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議で拉致問題を取り上げ、アメリカとも協調して、北朝鮮に問題の解決を迫っていく考えを強調しました。

塩崎官房長官は13日夜、日本や韓国の拉致被害者の家族などが参加した初めての国際会議に出席し、「拉致問題に対する国際社会の認識を深め、問題解決に向けた歩みを力強く進めたい」とあいさつしました。これに対し、拉致被害者の家族からは「北朝鮮にいる拉致被害者にラジオ放送などで日本からのメッセージを伝えてほしい」という要望や、「北朝鮮の体制が変わらないかぎり問題の解決は難しい」といった指摘が出されました。会議のあと、塩崎官房長官は記者団に対し、「拉致問題は日本の国家主権が侵されている問題であり、今月18日から再開される6か国協議でも必ず取り上げ、粘り強く解決していきたい。アメリカのブッシュ大統領も拉致問題に理解を示しており、日米両国が一体となって北朝鮮に決断を迫っていきたい」と述べました。
NHKニュース