北朝鮮「労働鍛錬隊」とは、映像入手 | trycomp2のブログ

北朝鮮「労働鍛錬隊」とは、映像入手

 脱北に失敗し、国境地帯などで拘束された人が収容される北朝鮮の施設「労働鍛練隊」。その映像をJNNが入手しました。

 「朝鮮にいらっしゃる日本人妻、帰国者の人たち、絶対に気を落とさないで頑張って下さい。何とか日本に戻れる日まで頑張ってください。生き延びて下さい」(脱北した日本人妻)
 北朝鮮に向けて送られるメッセージ。11日、短波ラジオ「しおかぜ」の収録に臨んだのは、ここ3、4年の間に北朝鮮からの脱出を果たした「日本人妻」や在日2世ら4人です。

 「北朝鮮政府は多くの日本人や韓国人、アジアの人々を拉致したのに、何のかしゃくも感じず、今も歴史をわい曲しています。政権維持のために核兵器を造り、国民を飢え死にさせながらも“人民のため働いている”とだまし続け、人民の自由を束縛しています」(脱北した在日2世の女性)
 鋭い言葉で指摘する北朝鮮の実態。脱北後、極秘のうちに日本に戻っていた彼女たちが、北朝鮮で今も暮らす同じ境遇の人たちにこのようにメッセージを送るのは今回が初めてです。そして、彼女たちは、こうも呼び掛けました。
 「希望を捨てずに何とか生き延びて下さい、日本に帰るために、中国に出るよう努力してみてください」(脱北した日本人妻)
 彼女達が北朝鮮の人々に訴えたのは中国への脱出。しかし、その行為には未だに危険が伴っています。

 JNNが入手したこの映像は、北朝鮮の施設「労働鍛錬隊」です。脱北に失敗した人たちなどが収容されています。撮影場所は北朝鮮・北東部のムサン。まだ雪深く、撮影時期は今年の2月から3月ごろだといいます。

 施設の出入り口付近には監視員用とみられる小さな小屋。そして見張り役の姿が見えます。吹雪の中、建物から30人ほどの人たちが出てきます。人々は監視員らしき男性らに従い、雪の中で隊列を組み、駆け足で移動。続いて、なぜか「屈伸」などの体操を行います。それが終わると、ほうきで地面を掃く作業をひたすら続けるのです。

 中朝国境などで脱北者が拘束された場合、多くはこうした「労働鍛練隊」に送られ強制労働に従事させられるのです。

 脱北者の女性は拘束後の扱いについて次のように話します。
 「(軍の保衛部=“秘密警察”の役割に)靴で足を蹴られました。(Q.指で押しても元に戻らない?)これでも良くなった方です。死にそうになって鍛錬隊から釈放されました」(拘束されたことのある女性)

 また、11日北朝鮮に向けたメッセージを収録した女性も自らの脱北の経験をこう、振り返りました。
 「(日本に)帰りたいという気持ちはありましたけれども“脱北”なんて考えることさえも罪だった」
 「自分は中国で拘束され、北朝鮮に強制送還され再び脱北した。10回死んでもおかしくない。生きていること自体奇跡だ」(メッセージを収録した脱北女性)

 食料難が伝えられる中、厳しい冬を迎える北朝鮮。危険と知りながらも未だ脱北者はあとをたちません。(11日16:45)

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