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【セブ(フィリピン中部)=佐々木類】安倍晋三首相は14日午後(日本時間同)、セブ市内のホテルで中国の温家宝首相と会談した。温首相は4月上中旬に来日する意向を表明、今年下半期の安倍首相の訪中を招請した。安倍首相は訪中の検討を約束した。北朝鮮による拉致問題で温首相は中国首脳として「必要な協力」を初めて表明した。韓国の盧武鉉大統領を交えた日中韓首脳会談では(1)北朝鮮の核実験への懸念(2)人道上の懸念(拉致問題)に対する対処の重要性(3)3カ国の投資協定締結交渉の早期開始-を明記した共同記者声明を発表した。
日中首脳会談で安倍首相は、昨年末の6カ国協議が頓挫したことに言及。「北朝鮮は、核開発と関係ない金融制裁に固執して進展がなかった。態度を改めるよう中国からも促してほしい」と要請し、両国が連携していくことを確認した。また、安倍首相が拉致問題の「重大性と早期解決に理解と協力を求める」と述べたのに対し、温首相は「必要な形で協力を提供したい」と応じた。
歴史認識について温首相は、今年が盧溝橋事件から70周年であることなどを念頭に「今年は敏感な年であり、適切に対処したい」と指摘。安倍首相は「過去の歴史を謙虚に振り返り、平和国家としての歩みを続けていく。日本の戦後60年の平和国家としての歩みを中国国民に理解してほしい」と述べた。
東シナ海のガス田開発問題では、共同開発の方向で早期に解決することを確認。安倍首相は中国が停止している日本からのコメ輸入の再開を要請、温首相は積極的な検討を約束した。両首脳は(1)経済閣僚会議の新設(2)中国国防部長の来日を含む防衛交流の活発化-などでも合意した。
一方、日中韓首脳会談は2004年11月以来、約2年ぶり。安倍首相は北朝鮮の核開発について「国連決議を実施して圧力をかける必要がある」と強調、盧大統領は韓国がコメ支援を中断していることを説明した。拉致問題は3カ国の共同声明で初めて、「人道上の懸念」と明記された。
国連改革では、安倍首相が「安保理常任理事国を務める用意がある」と協力を求めたのに対し、温首相は「国連の権威と能力の向上の点で協力する」と述べた。
(2007/01/15 01:32)
拉致、日中韓で懸念表明 温首相、4月来日|政局|政治|Sankei WEB ヨーロッパ訪問を終えた安倍首相は14日、フィリピンで中国・温家宝首相や韓国・盧武鉉大統領らと会談し、北朝鮮の拉致問題での理解を取り付けた。
中国・温家宝首相と会談した安倍首相は「拉致問題は日本にとって重要な問題だ」として中国側の理解を求め、温家宝首相も「日本の関心は理解している。必要な協力は提供したい」と前向きに応じた。さらにこの後行われた日中韓3か国の首脳会議でも、共同声明の中に初めて拉致問題が「解決すべき人権問題」として盛り込まれた。
背景には日中関係の飛躍的な改善がある。温家宝首相と安倍首相は今年4月と後半にそれぞれ相互訪問することで日程を調整することになり、北朝鮮問題の解決に向けて連携を強化することで一致した。
外務省幹部は拉致について、人権上の問題という各国共通の認識が広がりつつあると評価している。拉致問題の解決に向けて実際に北朝鮮を動かすにはまだ高いハードルがある。安倍首相の今後の外交手腕が問われることになりそうだ。
日テレNEWS24「よど号」グループがかかわったとされる拉致被害者の救出を訴える集会が14日に開かれ、松木薫さんの姉は「今年が正念場だ」として、「政府に真剣に拉致問題に取り組んでもらいたい」と訴えました。
斉藤文代さん:「(政治家が)真剣に取り組んで頂かないと、いつまでたっても問題は解決しない。今年が正念場だと思います。母にも会わせたいと思っています」
斉藤文代さんの弟・松木薫さんや石岡亨さんの拉致事件については、「よど号」グループの妻らの関与が疑われています。集会には、このほか、拉致被害者・有本恵子さんの両親も参加しました。有本恵子さんに関しては、よど号グループで、今も北朝鮮にいる魚本公博容疑者が、すでに国際手配されています。有本さんの母・嘉代子さんは、安倍政権のうちに問題が解決するよう、涙ながらに国民の協力を訴えました。
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