金融制裁 米高官が北京に到着
アメリカによる北朝鮮への金融制裁の問題をめぐってマカオを訪れていたアメリカ財務省のグレーザー次官補代理は18日夜、北京に到着し、凍結された口座の解除に向けて最終的な調整を行うものとみられます。
17日からマカオを訪れていたグレーザー財務次官補代理は、現地の銀行で北朝鮮関連の口座が凍結された金融制裁を事実上、解除するというアメリカ政府の決定や、凍結されている口座の扱いなどについて、マカオの金融当局などと協議しました。そして、18日夜、グレーザー次官補代理はマカオから北京空港に到着し、記者団に対し「マカオの金融当局と密接な意見交換を行った。有意義な会談ができた」と述べ、この問題の解決は近いという認識を示しました。グレーザー次官補代理は、北京の日程についてはまだ調整中だと述べるにとどめましたが、アメリカのヒル国務次官補らと、凍結された口座の解除に向けて最終的な調整を行うものとみられます。
NHKニュース
北朝鮮“やるべきことやる”
「朝鮮半島の非核化」を話し合う6か国協議の作業部会は、18日夜も開かれ、作業部会に出席した須田明夫北朝鮮核問題担当大使は、終了後、記者団に対し、「北朝鮮は、やるべきことをやっていく用意があるが、ほかの5か国も、やるべきことをやってもらう必要があるということを、作業部会で強調した」と述べました。
北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議は、19日から北京で本会合が始まるのを前に、17日に続いて「朝鮮半島の非核化」について話し合う作業部会が北京の釣魚台迎賓館で開かれ、日本からは須田北朝鮮核問題担当大使や、本会合で日本の代表を務める外務省の佐々江アジア大洋州局長らが出席しました。終了後、須田大使は、記者団に対し、作業部会では、ニョンビョンの核施設の稼働停止と封印に向けた具体的な手順や、次の段階の措置として合意している北朝鮮がすべての核開発計画を申告し、既存の核施設の無能力化を行うことなどについて、引き続き議論したことを明らかにしました。そのうえで、須田大使は「ほとんどの代表が、これらの問題の重要性についてはっきり確認できた。日本としては、ウランの濃縮活動の問題も含めて、協議を継続すべきことを強調した」と述べました。そして、須田氏は「議長国の中国が『有意義な議論が行われた』として、19日の6か国協議の本会合で報告するとして締めくくった。北朝鮮は、基本的には北朝鮮としてやるべきことをやっていく用意があるが、ほかの5か国も、やるべきことをやってもらう必要があるということを強調した」と述べました。
NHKニュース
中国 制裁解除で米朝共通認識
中国の外交政策を統括する唐国務委員は、北京で自民・公明両党の幹事長と会談し、アメリカによる北朝鮮への金融制裁の舞台となったマカオの銀行口座の問題について、米朝両国が制裁の解除に向けて共通認識に至ったことを明らかにしました。
北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議は18日で作業部会を終え、19日から本会合が始まることになっていますが、北朝鮮が、アメリカの金融制裁を受けて凍結されたマカオの銀行口座の全面解除を求めていることから、この問題の扱いが焦点となっています。こうした中で、唐国務委員は18日夜、北京を訪れている自民党の中川幹事長と公明党の北側幹事長と会談しました。会談の冒頭、唐氏は「6か国協議の代表団から今、入った情報をお伝えする。アメリカと北朝鮮の双方は、マカオの銀行『バンコ・デルタ・アジア』についてお互いが受け入れられる共通認識に立ち、19日午前10時から次の会談が行われる予定だ」と述べ、米朝両国が、金融制裁の解除に向けて共通認識に至ったことを明らかにしました。
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