失跡 女性1人の氏名公表 調査会「拉致の可能性」
北朝鮮による拉致問題に取り組む特定失踪者問題調査会は22日、拉致の可能性が否定できないとして、1973年に東京都内で失跡した埼玉県上福岡市(現ふじみ野市)の主婦渡辺秀子さん=当時(32)=の氏名と顔写真を公表した。
調査会によると、渡辺さんは73年12月、所在が分からなかった在日朝鮮人の夫を捜していて、目黒区内で長女高敬美ちゃん=同(6)、長男剛ちゃん=同(3)=とともに失跡した。
子ども2人については既に調査会が氏名などを公表しており、調査会が公表した失跡者は渡辺さんで261人となった。
このうち、調査会が「拉致の疑いが濃厚」とする石川県の安達俊之さん=失跡当時(18)=の母親が26日に、被疑者不詳の国外移送目的略取容疑で石川県警に告発する。
河北新報 コルネット 失跡女性1人の氏名公表 調査会「拉致の可能性」
北朝鮮産アサリ密輸か、外為法違反容疑で捜索 海保
外国産のアサリなどを積んで下関港(山口県下関市)に入港した中国船から北朝鮮のアサリを受け入れて販売していた疑いが強まったとして、下関海上保安署などは22日、山口県山陽小野田市の水産会社などを外国為替法(輸入の承認)違反の疑いで捜索した。同法は北朝鮮への経済制裁を目的として04年に改正されたが、その後の摘発は初めてという。
中国船は「HAI XING 3」(207トン)。すでに中国人船長ら12人が国際船舶・港湾保安法違反(虚偽通報)容疑で逮捕されている。
調べでは、中国船は3月8日、アサリやシジミなどを積み、中国・丹東から下関に入港。中国・丹東以外の寄港地はなかったと報告したが、実際には韓国・仁川にも寄港していたという。
この捜査の中で、数人の船員が「北朝鮮に寄港し、アサリを積んだ」などと供述したことから、水産会社が今年2月に北朝鮮産のアサリを輸入した疑いが浮上。同保安署などは北朝鮮からの輸入禁止などを目的とした改正外為法に抵触すると判断したとみられる。水産会社は「中国産を注文しただけだ」と言っている。
asahi.com:北朝鮮産アサリ密輸か、外為法違反容疑で捜索 海保?-?社会
「北朝鮮に拉致されたルーマニア女性、越北米軍の妻」
北朝鮮に最後の残された米軍越北者ジェイムズ・ドレスノックさん(66)の2番目の妻が1978年末、イタリアで北朝鮮に拉致されたルーマニアの彫刻家で画家だったドイア・ブムベアさん(作故)だと米国ワシントンの自由アジア放送(RFA)が20日、ルーマニア日刊紙の報道を引用して明らかにした。
RFによるとルーマニアにいるブムベアさんの家族はイギリスのダニエル・ゴートン監督が制作し、昨年末に上映したドキュメンタリー『休戦線を越えて(Crossing the Line)』にジェイムズ・ドレスノックさんの息子のガブリエルさんが出演したのを見たところ、ガブリエルさんがブムベアさんによく似ていて驚いたという。ブムベアさんの妹であるガブリエルさんはルーマニア新聞とのインタビューで「ドレスノックさんの息子が姉だけではなく私の娘とも似ている」とし「ガブリエルという名前は私と同じだ」と言った。彼女は「私をうんと愛してくれた姉が自分の息子に私と同じ名前をつけてくれたのだと思う」と言った。
ゴードン監督のドキュメンタリーは、在韓米軍として勤めていた62年8月、北朝鮮に移ったドレスノックさんの生涯を紹介したものだ。RFAは「ブムベアさんが78年10月、家族に電話をかけて『あるイタリア男性が日本美術館で展示会を開くことができる機会をくれると言った』という言葉を残した後、失踪した」と伝えた。
ドレスノックさんが、北朝鮮で結婚した妻が拉致されたルーマニア女性だという事実は、在韓米軍脱営兵出身で同じく越北してから妻と一緒に日本に定着したロバート・ジェンキンスさんの証言と自敍伝を通じて2005年、初めて知らされた。ルーマニア外交部は、ジェンキンスさんが言ったルーマニア人の身元と拉北経緯を知らせてほしいと北朝鮮政府に要求したが、何の返事ももらえなかったとRFAは報道した。
RFAは50年生まれのブムベアさんが97年にがんで死亡し、ドレスノックさんはその後、北朝鮮女性とアフリカのトーゴ人との間に生まれた3番目の妻を迎え、平壌(ピョンヤン)に住んでいると伝えた。ドレスノックさんはドキュメンタリーで「喫煙と飲みすぎで健康状態が良くない」とし「北朝鮮住民たちが飢えて死んで行くときも私はきちんと決まった配給を受けていた」と言った。彼は越北後、平壌外国語大学などで英語を教えた。78年には金正日(キム・ジョンイル)総書記が配役を指定して作った映画『名前のない英雄たち』で悪漢米軍大尉役を演じ、そのおかげで労動党員になったということだ。
ワシントン=イ・サンイル特派員
2007.03.21 17:06:23
Japanese JoongAngIlbo