北朝鮮産アサリ密輸か、外為法違反容疑で捜索 海保
外国産のアサリなどを積んで下関港(山口県下関市)に入港した中国船から北朝鮮のアサリを受け入れて販売していた疑いが強まったとして、下関海上保安署などは22日、山口県山陽小野田市の水産会社などを外国為替法(輸入の承認)違反の疑いで捜索した。同法は北朝鮮への経済制裁を目的として04年に改正されたが、その後の摘発は初めてという。
中国船は「HAI XING 3」(207トン)。すでに中国人船長ら12人が国際船舶・港湾保安法違反(虚偽通報)容疑で逮捕されている。
調べでは、中国船は3月8日、アサリやシジミなどを積み、中国・丹東から下関に入港。中国・丹東以外の寄港地はなかったと報告したが、実際には韓国・仁川にも寄港していたという。
この捜査の中で、数人の船員が「北朝鮮に寄港し、アサリを積んだ」などと供述したことから、水産会社が今年2月に北朝鮮産のアサリを輸入した疑いが浮上。同保安署などは北朝鮮からの輸入禁止などを目的とした改正外為法に抵触すると判断したとみられる。水産会社は「中国産を注文しただけだ」と言っている。
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