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『国民全体で向き合って』 拉致問題で講演 横田さん夫妻が訴え

北朝鮮に拉致された横田めぐみさん=当時(13)=の両親で、拉致被害者家族会代表の横田滋さん(74)と早紀江さん(71)による「拉致の実態と残された家族」と題した講演会が二十一日、太田市学習文化センターで開かれた。二人は、五百人を超える聴衆を前に「拉致問題解決のために、国民全体で問題に向き合ってほしい」と訴えた。

 滋さんは、拉致問題の現実や問題解決に向けて取り組んできた経緯を説明。「世論の支えがなければ、問題は解決しない。世論の高まりは、問題を解決に導く力です」と強調。早紀江さんは「拉致問題は国民全員が向き合わなければいけない問題。自分自身、日本全体の問題として問題解決のために尽力をお願いします」と訴えた。

 二人は講演会後の会見で、「外交問題は非常に難しく、私たちがはっきりとした訴えができるものではないが、六カ国協議の中で、いろんなことを理解しながら、少しずつでも良い方向に動いていってほしい」などと話した。

 二人の講演会は、太田青年会議所が主催し、東毛地域では初めての開催。拉致被害者の家族を支援する「救う会・群馬(群馬ボランティアの会)」が共催し、二人を招いた。 (神野光伸)

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横田夫妻 北朝鮮の出方見守る

拉致被害者の横田めぐみさんの両親が21日、群馬県で講演し、マカオの銀行に凍結されている北朝鮮関連の資金の全額返還が決まっていることについて、「制裁を少し緩めることに対し、北朝鮮がどこまで誠実な態度を示してくるか見守りたい」と述べました。

講演の中で、横田めぐみさんの母親の早紀江さんは「6か国協議を通して、たいへんな国が核を持ち世界中の脅威になっていることがよく理解されたと思う」と話しました。そのうえで、マカオの銀行に凍結されている北朝鮮関連の資金の全額返還が決まっていることについて、「制裁を少し緩めることに対し、北朝鮮が今後どこまで誠実な態度を示してくるかが重要で、その出方を見守りたい」と述べました。講演のあとの記者会見で、めぐみさんの父親で家族会代表の横田滋さんは「マカオの銀行に凍結されている北朝鮮関連の資金の全額返還が決まった背景にアメリカの政治的な配慮があったのか、詳しいことはわからないが、返還する以上は各国が北朝鮮にいっそう強い態度で臨んでほしい」と話しました。また、母親の早紀江さんは「北朝鮮が変わろうとしているのか、していないのか、見極めるギリギリのところに来ていると思います。事態がよい方向に向かうことを願っています」と話しました。

NHKニュース

タイ 拉致被害者の家族が訴え

北朝鮮による拉致問題についての講演会が、21日夜、タイで開かれ、日本とタイの拉致被害者の家族が肉親を待ち続ける家族の苦しみを訴え、早期解決のために各国が協力して取り組むよう求めました。

講演会はタイ北部の中心都市チェンマイで開かれ、北朝鮮に拉致された田口八重子さんの兄で「家族会」副代表を務める飯塚繁雄さんと、拉致された可能性があるタイ人女性のアノーチェ・パンジョイさんのおいのバンジョンさんらが出席しました。飯塚さんは、妹の行方がわからなくなってから拉致されたことが判明するまでのつらい思いを告白したうえで「6か国協議での北朝鮮の対応は不誠実で怒りを感じます。世界各国を回って北朝鮮に対して強いメッセージを発していくよう訴えたい」と述べました。アノーチェさんのおいのバンジョンさんも「優しい叔母が行方不明になってから、悲しい思いをしてきました。家族は希望を捨てておらず、いつか必ず帰ってくると信じています」と述べるとともに、日本の被害者の家族といっしょに早期解決に向けて働きかけていくことを強調しました。講演を聞いた地元の学生は「ほんとうに悲しい気持ちです。タイと日本の政府には解決のためにこれまで以上に頑張ってほしい」と話していました。飯塚さんは、支援者らとともにタイ外務省を訪れ、協力を求めることにしています。

NHKニュース