From：ななころ
プライベートオフィスより
◆「７回読むプロジェクト」とは？
これまで毎週火曜日は、世界的名著「人を動かす（デール・カーネギー）」をブログ読者のみなさんと一緒に読んできました。
なぜかというと、日本の長者番付に何度も輝いたことのある斎藤一人さんが、
「私の本を読むぐらいなら、この本を7回読みなさい」
とおっしゃったほどの名著だからです。
ところが、この本、なかなか一人では読み進められない。。。
内容が素晴らしいことは分かるのですが、眠くなるのです。
まるで校長先生の朝礼を聞いているかのようなのです笑
読もう読もうと思って、かれこれ20年以上も放置していた本でした。
そこで、毎週1章づつクイズ形式にして、ブログ読者さんと一緒に読み進める形にすれば、じっくり読破できるのではないかと考えたのです。
そしてみなさんのお陰もあって、約8ヶ月をかけて精読できたのです！
私自身大きく成長することができました。
そして次の本に選んだのが、「道は開ける」です。
原題は「How to stop worring and start living」。
直訳すると「心配するのを止めて、新しい人生を生きていくための方法」という意味になるでしょうか。
その本は、「人を動かす」の姉妹本と呼ばれている本。
同じデール・カーネギーが書いた本。
同じく世界的なベストセラーになっている本。
「人を動かす」が自分の「外」へどうやって影響を与えていくかについて書かれた本とするならば、今度の本は逆。
自分の「内」へどうやって影響を与えていくかについて書かれた本。
人間誰しもが絶対に抱える「悩み」への対処について書かれた本なのです。
まさに今はコロナもあり、さまざまな心配や悩みに溢れています。
心配や不安に立ちすくんでいる方も大勢いると思うのです。
本に導かれるようにこの本を手にしていました。
このブログを読んでくださっているみなさまと一緒に読み進めていき、よりよい人生を生きることができればと願っております。
＜バックナンバー＞
【第一話】続・「７回読む！プロジェクト」
【第二話】悩んでいた医学生のその後の人生を大きく変えた本の1節とは？
【第三話】あなたの悩みを解決する！魔法のような３ステップ
【第四話】一流企業の重役の健康診断を行ったところ、驚くべき結果が！？汗
【第五話】第二次世界大戦中、日本軍に睨まれたアメリカ人実業家の悩み対処法
【第六話】突然最愛の2人の娘を失い茫然自失となった男性が、活力を取り戻すことができた方法とは？
【第七話】悩みが吹っ飛び、もう二度と悩んだりするまいと考えるようになったワケとは？
【第八話】心配性で人生を台無しにしていた婦人を変えた、たった１つの考え方とは？
【第九話】あなたがもし、これ以上手の施しようの事態に陥ったら？
【第十話】歯止めのかからない悩みや人間関係の悪化を防ぐ考え方とは？
【第十一話】ことわざから学ぶクヨクヨ後悔しない考え方とは？
【第十二話】デール・カーネギーが学んだ人生最大の教訓とは？
【第十三話】相手が非難中傷するような言動をしてきた時の対処法
【第十四話】恩知らずを気にしない方法
【第十五話】悩みで打ちひしがれている日々から脱出するための考え方とは？
【第十六話】世界的ベストセラー「人を動かす」が大ヒットした理由とは？
【第十七話】「こんなところ刑務所の方がマシだ」という娘の考えを変えた、わずか二行の父の言葉とは？
【第十八話】「◯◯◯◯◯◯こと」を考えると、悩みや不安が消え去る？
【第十九話】なぜ偉大な人物ほど、祈りを捧げるのか？
【第二十話】なぜ人は謂れのない非難をしてくるのだろうか？
【第二十一話】人から非難に傷つかないようにするには？
【第二十二話】人からの非難を気にしない第三の鉄則とは？
【第二十三話】偉大な成功者に共通する◯◯の習慣とは？
◆カーネギーからのクイズ ＃23
驚異的かつ意義深い事実がある。
「脳は8時間あるいは12時間活動したとしても疲れない。」
たとえば、アルバート・アインシュタインの脳から一滴の血を取り出せたとすると、それがずっと一日中研究していた後だったとしても、疲労生成物は見られないであろう。
脳は疲労を知らないのである。
ところが、私たち現代人はいつも疲れている。
朝の通勤電車の中は椅子にもたれかかり、寝ている人ばかりだ。
国会中継の様子を見ても、寝ている国会議員ばかりである。
それでは、いったい私たち人間を疲れさせるものは何であろうか？
◆答え
精神分析医の研究によれば、私たちの疲労の大部分は精神による部分に起因するとしている。
純粋に肉体労働や活動によって消耗して疲れていることはまれなのだ。
退屈、恨み、妬み、嫉妬、無力感、焦燥感、不安、悩み、、、
これらの情緒的要素が私たちの疲労の原因となっているのである。
さらには、これらの疲労の原因が、私たちの体にさまざまな異変をもたらす。
風邪、頭痛、腹痛、そしてさらなる重大な病気をもたらすことすらある。
特に「眼」の神経が緊張していると、大きな疲労につながる。
私たちの神経エネルギーの１／４は、眼が消費していると考えられているからだ。
そのため、疲労を蓄積させないようにするためには、まずは目を閉じること。
目を閉じてリラックスすること。
目から始めて徐々に全身の筋肉をほぐしていくことである。
そして、一日の終わりに「どれだけ疲れたか」を考えるのではなく、「どれだけ疲れてていないか」「どのぐらいまだエネルギーが残っているか」を考えるようにしよう。
第7部二十四章「疲れの原因とその対策」
◆ななころの体験談と実践
サラリーマン時代、ななころはいつも疲れていたような気がします。
朝は１分でも寝ていたいと思い、夜は１分でも早くベッドに入りたいと思ってました。
今よりも確実に若くて体力もあったはずなのに。。。
そして、土日のどちからは休もうと思って、家でTVやスマホやネットを見ながら一日ゴロゴロして過ごすようにしていました。
ところが、カーネギーが言っていたように、疲労の多くは眼が原因です。
この習慣は疲労を取るどころか、さらに疲労を蓄積する原因にもなっていたのです。
そこで、サラリーマン時代のななころは、土日のどちらかは目を癒すことに専念することにしていました。
山に行って森をみたり、温泉に行って目をほぐしたり、、、
さらに、平日仕事の時も、お昼を食べた後は必ず目を閉じていました。
昼寝ができないときでも、最低でも１分間は目を閉じるようにしていました。
それは、サラリーマンをやめた今でも変わらない習慣。
１０歳以上年齢を重ねても、若いときよりも元気に動けている要因だったりします。
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◆編集後記
ななころの父親の口癖は、息子に向かって、
「疲れないのか？」「疲れるだろ？」「疲れただろう？」
と尋ねてくることでした。
ななころがまだ小学生や中学生のころから、ずっと毎日のように尋ねられてきました。
きっと父はサラリーマン仕事で毎日疲れていたのだと思います。
ただ、尋ねられる息子はたまったもんではありません。。。
そのような質問をされると、「疲れ」を探すように脳が動いてしまうからです。
実際ななころは、いつからか「疲れないようにする」ことが毎日の習慣になってしまっていました。
毎日全力で生きようとはせず、疲れることをなるべく避けるように、セーブして日々を送ってしまっていたのです。
そのため、親となった今、子どもたちには絶対に「疲れただろう？」と尋ねることをしないように、心がけている次第です。