From:ななころ
エクセルシオールカフェより
マスク美人、多いですよね!?(良い意味で言ってますよ汗)
お部屋募集もどうにかマスク美人効果を狙えないか戦略を練っている、ななころです。
◆前回までのあらすじ
実は「買えそうです」と報告した4棟目物件、まだ買えてません・・・汗
2月に出会った物件なのですが、融資承認は取れたものの、今だに決済まで進めていないのです。
前回の記事でお伝えした通り、防水工事分を値引きしてもらうということで決着。
売主さんの同意を得ることができました。
コロナのご時世なので、売契は郵送で、重説はZoomで済ませました。
銀行から内諾はもらっていたのですぐに金消に進めると思っていたのですが、やたら時間がかかる。。。
スルガ銀行の不正融資とぼちゃの馬車問題が大きくなってから、書類の審査も厳重で、何度も何種類も書類の提出を求められたのです。
そして、ようやく金消を結び決済へと進んだのですが、決済当日・・・
※前回までの記事
「購入を進めていた4棟目の物件に問題発生・・・汗(1)」
「購入を進めていた4棟目の物件に問題発生・・・汗(2)」
「購入を進めていた4棟目の物件に問題発生・・・汗(3)」
「購入を進めていた4棟目の物件に問題発生・・・汗(4)」
◆いよいよ決済当日
決済当日。
この日は、連日の快晴猛暑とは打って変わって雨模様。
朝早く起きて、忘れ物が無いかを入念にチェックします。
仲介手数料、登記費用、売り主への振り込みなど、事前に700万円ほど準備。
すぐに引き出して、支払いできるようにもしました。
ところが、1時間ほど余裕をもたせて出発したにも関わらず、途中の高速道路では前方1メートル先が見えなくなるほど、何度も激しい雨に降られました。
途中一車線に規制されている箇所はノロノロ運転。
余裕を持って出発したつもりが、予定よりも時間がかかり少し焦ります。
結局到着したのは、決済開始予定の11時の15分前でした。。。
それはまるで、この後すぐにとんでもない事態になることを暗示しているかのようでした。
◆唸りだす司法書士
決済には、売主の名義人である親族3名、司法書士1名、銀行担当者1名、仲介会社2名、私含めて合計8名が地銀の応接室に集まりました。
銀行の応接室といっても、部屋は簡素です。
なぜか、その昔スルガ銀行の応接室の豪華さに圧倒されたのを思い出しました。
仙台駅すぐの超高層ビルの上階にある眺望最高の部屋で手続きしましたっけ。
さて、挨拶もそこそこに、司法書士の進行ですぐに登記移転の手続きを始めます。
売り主が実印を押し、今度は買い主であるななころが法人の実印を押していきます。
この後のスケジュールを確認しながら待っていると、司法書士が「うーん、うーん」と唸っています。
ななころの提出した印鑑証明と実印の印影を確認しているようです。
「なんだ、なんだ???」
「なにか問題があったのだろうか・・・」
内心ドキドキしながら司法書士の様子を見守ります。
◆印鑑はこれだけですか?
すると、司法書士から、
「ななころさん、お持ちの印鑑はこれだけですか?」
えっ!?どういうこと???
法人を設立して8年以上になりますが、この印鑑以外作ったことがありません。
「はい、実印はこれだけです。」
すると、司法書士から、
「今押してもらった印鑑が、印鑑証明の印鑑と違うようなのです」
「手元にある、他の印鑑も見せていただけますか?」
えっ、なんですと!?驚
実印以外に銀行印や社判も持ってきていましたので、間違えて銀行印を押してしまったのかと思い、急いで他の印鑑を手渡します。
司法書士は白紙を取り出し、今手渡した他の印鑑を押します。
やはり他の印鑑は明らかに異なります。
今押したばかりの実印が、印鑑証明と異なっていたのです。。。
◆印鑑証明の印影が違う???汗
司法書士から、
「今押してもらった印鑑と、印鑑証明と比べたのですが、明らかにずれているのです」
「この印鑑は明らかに違う印鑑です。」
「この印鑑だと登記移転を進めることはできないのですが・・・」
そう言われて、ななころは、
「これまでこの印鑑以外に作成したことは一切ありません。」
「ズレているはずなんてないはずなのですが・・・」
と答えました。
すると、司法書士から、
「実際に印鑑と印鑑証明を比べてみてみてください」
「この箇所とこの箇所がズレていますよね?」
と印鑑と印鑑証明書が手渡されました。
戻ってきた印鑑と印鑑証明と比べてみると・・・
(つづく)
◆編集後記
今回の金消契約で気づいた点は、より書類チェックが厳しくなった点だけでなく、
「私は間違いなく自分の意思で融資を申し込みました」
といった趣旨の意思確認の書類にも署名捺印させられたことです。
スルガ銀行不正融資問題がここまで影響しているのですね!?驚
たしかにスルガ銀行の不正融資では、本人は一切関わっておらずに、勝手にスルガ銀行と仲介会社の間で金消契約の手続きが進められていた事例も多数あります。
勝手に署名捺印されていた事例もあるぐらいですから・・・。
とんでもない話ですが、それにしても、こんな書類まで作成しなければならくなっているからやたら時間がかかるんだなと妙に納得した次第です。