こんにちは。
8月14日に、BSプレミアムで「“郷ひろみ”という生き方~60歳のエンターテイナー~」という番組を放送していました。
何気なく見初めて、見ているうちに「郷ひろみ」という一人の歌手の生き様に魅了され、見終わった後にとても爽やかな感銘を受けたので、今日は僕が「郷ひろみ」さんについて感じることを書いておきます。
郷さんは昨年の10月18日に60歳の誕生日を迎えられました。還暦ですよ〜(笑)。世間でいう60歳という年齢からは想像もつかない若々しさと、パワフルな歌声と美しいスタイルにいつも圧倒されてしまいます。
華やかな笑顔の裏に潜む、底知れない矜持(自分の能力を優れたものとして誇る気持ち)と郷さんに対して番組スタッフがおっしゃっていますが、僕も番組を見ていて、これ見よがしではない、押し付けがましくもない、「郷ひろみ」というプロのアーティストとしての生き様をビシビシと感じさせていただきました。
郷ひろみさんのデビューのきっかけは、ある映画のオーディションに郷さんのお母様の友人が応募したのがきっかけです。この時、郷さんは15歳。
結局、年齢的に若すぎるということでオーディションには合格しなかったのですが、この時、ジャニーズ事務所のマネージャーの目に止まりスカウトされたのです。
芸能界デビューは歌手ではなく、吉川英治さん原作による、NHK大河ドラマ第10作目である「新・平家物語(1972年)」の平経盛役でした。NHKでは全話のマスターテープが現存せず、モノクロの第46回と第52回(最終回)及び総集編だけが現存し、総集編がDVD販売されています。郷さんも総集編に登場しているはずです。僕、見ましたから(笑)。
大河ドラマ出演の傍ら、先輩のフォーリーブスのバックで踊りながら、ボイストレーナーに付き、ダンスのレッスンを受け、歌手デビューに備え、酒井政利さんプロデュース、岩谷時子さん作詞、筒美京平さん作曲「男の子女の子」で歌手デビューされたのです。
「男の子女の子」というタイトルで詞を書いてくれと岩谷さんに依頼したのは酒井さんだそうですよ。男らしさとか、女らしさといった固定観念を越えて、中性的な郷さんの魅力を歌にしてみたいという思いからだったそうです。
郷さんに初めて会った筒美さんは「まるで星の王子様だ!」とびっくりされたようです。
『第24回NHK紅白歌合戦(1973年)』に郷さんは「男の子女の子」で初出場されました。この年、現NHKホールが完成し初の収録でした。視聴率は80.6%!すごい時代ですよね〜。僕はこの回の映像を見たことがありますが、筒美さんの言われた意味がわかります(笑)。
個性的で独特な不思議な魅力を持つ歌声も、唯一無二の天からの授かりものでしょうね。
郷さんはデビューと同時に一躍アイドル歌手の仲間入りをされ、野口五郎さん、西城秀樹さんとともに新御三家(御三家とは、ある分野で最も有力な、最も有名な、あるいは最も人気がある3者を総称する際の表現)と呼ばれるようになります。
野口五郎さんはメロディアスな曲調と甘い歌唱力、西城秀樹さんは野生的なダイナミックさ、郷ひろみさんは美少年的魅力の繊細さと危うさ、それぞれの個性で一時代を築かれていくんですよね。
僕はこのお三方の歌が大好きで、カラオケで熱唱しております(笑)。野口さんだと「君が美しすぎて」、「甘い生活」、西城さんは「激しい恋」、「若き獅子たち」、郷さんは「裸のヴィーナス」、「あなたがいたから僕がいた」、「誘われてフラメンコ」などなど。あ〜歌いに行きたいっ〜(笑)。
順調にスター街道を歩まれていた郷さんに転機が訪れます。デビューして2年目、18歳の時です。
所属事務所の移籍です。歌手やタレントが事務所を移籍するのは一般的にはあまり好ましいことだとは思われません。自分の資質を認め、育て、華やかな舞台に立たせてくれた人たちから離れるわけですから、相当の覚悟がなければ自分自身を潰しかねません。
しかし郷さんは18歳という若さでそれを成し遂げられます。アイドルとしてデビューし2年、ヒット曲にも恵まれ、順風満帆に思えても、何かどこか自分が望んでいる、こうありたいとか、こうなりたいという姿と会社が求めているものが違うと思った時の違和感を自分の意思で正そうと思われたのではないでしょうか。
一見、ただの可愛いだけのアイドル歌手と思われる方が多かったかもしれませんが、この頃から揺るぎない信念と男らしさを心に秘めていらしたのかもしれません。
現在、解散だ、独立だと騒がれているアイドルの方々もいらっしゃいますが、僕は自分の生き方は自分で決めればいいと思います。周りが何を言おうが、自分の思う生き方を貫かれたらいいのではないでしょうか。何十年か後に、あの時はこうすれば良かったなどと言わないで欲しいとは思います。ただファンをがっかりさせないで欲しいですね。
郷ひろみさんは人気絶頂の1986年、芸能活動を休止し、ボイストレーニングやダンスレッスンのために、単身ニューヨークへ。1年弱滞在されます。その後も度々レッスンのため渡米されているようですが、それは自分に試練を課し、そこから出てくるものを吸収し、それをまた歌、ステージに反映させ、ファンを楽しませための最高のステージを作り上げたいという強い信念からの行動だそうです。毎日、同じような日々の繰り返しではなく、環境を変え、自分自信も変化をしなければ新しいものを生むことはできないと思われているのではないでしょうか。
そのために一日おきに、2時間のハードな筋力トレーニングを続け、体を徹底的に鍛えてらっしゃいます。腹筋は「30分ノンストップで700~800回ぐらい」。すご〜い。僕なんか到底無理です〜(笑)。
体を鍛えるばかりではなく、食べる物にも大変、気を遣われていますね。全ては支えてくれるファンに喜んでもらうため、「郷ひろみ」はそのために存在しているのだからという、ぶれることのない、迷うことのない清々しいほどの生き方に番組を見ていて感動しました。
いくつになられても決して今に安住し、満足することなく常にもっともっとと高みを目指して走ってらっしゃる郷ひろみさんは素敵だと思います。
デビューして45年もの間、第一線を走り続け、まだまだ止まることを知らない郷ひろみさんは、日本の歌謡史に輝く唯一無二の存在だと思います。スターという言葉は軽々しく使ってはいけませんね。郷さんのような方だけがそう呼ばれる価値のある方です。
「いつか自分にお疲れ様と肩を叩く日がくる」とも郷さんは自分自身を客観的に見てらっしゃいます。その日が来るまでファンは郷さんを温かく見守り続けます。
僕も郷さんのように、常に芯を持った強い心を胸に秘めた男になりたいな〜。
樹木希林さんの「語り」もとっても素敵でしたよ〜。
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8月14日に、BSプレミアムで「“郷ひろみ”という生き方~60歳のエンターテイナー~」という番組を放送していました。
何気なく見初めて、見ているうちに「郷ひろみ」という一人の歌手の生き様に魅了され、見終わった後にとても爽やかな感銘を受けたので、今日は僕が「郷ひろみ」さんについて感じることを書いておきます。
郷さんは昨年の10月18日に60歳の誕生日を迎えられました。還暦ですよ〜(笑)。世間でいう60歳という年齢からは想像もつかない若々しさと、パワフルな歌声と美しいスタイルにいつも圧倒されてしまいます。
華やかな笑顔の裏に潜む、底知れない矜持(自分の能力を優れたものとして誇る気持ち)と郷さんに対して番組スタッフがおっしゃっていますが、僕も番組を見ていて、これ見よがしではない、押し付けがましくもない、「郷ひろみ」というプロのアーティストとしての生き様をビシビシと感じさせていただきました。
郷ひろみさんのデビューのきっかけは、ある映画のオーディションに郷さんのお母様の友人が応募したのがきっかけです。この時、郷さんは15歳。
結局、年齢的に若すぎるということでオーディションには合格しなかったのですが、この時、ジャニーズ事務所のマネージャーの目に止まりスカウトされたのです。
芸能界デビューは歌手ではなく、吉川英治さん原作による、NHK大河ドラマ第10作目である「新・平家物語(1972年)」の平経盛役でした。NHKでは全話のマスターテープが現存せず、モノクロの第46回と第52回(最終回)及び総集編だけが現存し、総集編がDVD販売されています。郷さんも総集編に登場しているはずです。僕、見ましたから(笑)。
大河ドラマ出演の傍ら、先輩のフォーリーブスのバックで踊りながら、ボイストレーナーに付き、ダンスのレッスンを受け、歌手デビューに備え、酒井政利さんプロデュース、岩谷時子さん作詞、筒美京平さん作曲「男の子女の子」で歌手デビューされたのです。
「男の子女の子」というタイトルで詞を書いてくれと岩谷さんに依頼したのは酒井さんだそうですよ。男らしさとか、女らしさといった固定観念を越えて、中性的な郷さんの魅力を歌にしてみたいという思いからだったそうです。
郷さんに初めて会った筒美さんは「まるで星の王子様だ!」とびっくりされたようです。
『第24回NHK紅白歌合戦(1973年)』に郷さんは「男の子女の子」で初出場されました。この年、現NHKホールが完成し初の収録でした。視聴率は80.6%!すごい時代ですよね〜。僕はこの回の映像を見たことがありますが、筒美さんの言われた意味がわかります(笑)。
個性的で独特な不思議な魅力を持つ歌声も、唯一無二の天からの授かりものでしょうね。
郷さんはデビューと同時に一躍アイドル歌手の仲間入りをされ、野口五郎さん、西城秀樹さんとともに新御三家(御三家とは、ある分野で最も有力な、最も有名な、あるいは最も人気がある3者を総称する際の表現)と呼ばれるようになります。
野口五郎さんはメロディアスな曲調と甘い歌唱力、西城秀樹さんは野生的なダイナミックさ、郷ひろみさんは美少年的魅力の繊細さと危うさ、それぞれの個性で一時代を築かれていくんですよね。
僕はこのお三方の歌が大好きで、カラオケで熱唱しております(笑)。野口さんだと「君が美しすぎて」、「甘い生活」、西城さんは「激しい恋」、「若き獅子たち」、郷さんは「裸のヴィーナス」、「あなたがいたから僕がいた」、「誘われてフラメンコ」などなど。あ〜歌いに行きたいっ〜(笑)。
順調にスター街道を歩まれていた郷さんに転機が訪れます。デビューして2年目、18歳の時です。
所属事務所の移籍です。歌手やタレントが事務所を移籍するのは一般的にはあまり好ましいことだとは思われません。自分の資質を認め、育て、華やかな舞台に立たせてくれた人たちから離れるわけですから、相当の覚悟がなければ自分自身を潰しかねません。
しかし郷さんは18歳という若さでそれを成し遂げられます。アイドルとしてデビューし2年、ヒット曲にも恵まれ、順風満帆に思えても、何かどこか自分が望んでいる、こうありたいとか、こうなりたいという姿と会社が求めているものが違うと思った時の違和感を自分の意思で正そうと思われたのではないでしょうか。
一見、ただの可愛いだけのアイドル歌手と思われる方が多かったかもしれませんが、この頃から揺るぎない信念と男らしさを心に秘めていらしたのかもしれません。
現在、解散だ、独立だと騒がれているアイドルの方々もいらっしゃいますが、僕は自分の生き方は自分で決めればいいと思います。周りが何を言おうが、自分の思う生き方を貫かれたらいいのではないでしょうか。何十年か後に、あの時はこうすれば良かったなどと言わないで欲しいとは思います。ただファンをがっかりさせないで欲しいですね。
郷ひろみさんは人気絶頂の1986年、芸能活動を休止し、ボイストレーニングやダンスレッスンのために、単身ニューヨークへ。1年弱滞在されます。その後も度々レッスンのため渡米されているようですが、それは自分に試練を課し、そこから出てくるものを吸収し、それをまた歌、ステージに反映させ、ファンを楽しませための最高のステージを作り上げたいという強い信念からの行動だそうです。毎日、同じような日々の繰り返しではなく、環境を変え、自分自信も変化をしなければ新しいものを生むことはできないと思われているのではないでしょうか。
そのために一日おきに、2時間のハードな筋力トレーニングを続け、体を徹底的に鍛えてらっしゃいます。腹筋は「30分ノンストップで700~800回ぐらい」。すご〜い。僕なんか到底無理です〜(笑)。
体を鍛えるばかりではなく、食べる物にも大変、気を遣われていますね。全ては支えてくれるファンに喜んでもらうため、「郷ひろみ」はそのために存在しているのだからという、ぶれることのない、迷うことのない清々しいほどの生き方に番組を見ていて感動しました。
いくつになられても決して今に安住し、満足することなく常にもっともっとと高みを目指して走ってらっしゃる郷ひろみさんは素敵だと思います。
デビューして45年もの間、第一線を走り続け、まだまだ止まることを知らない郷ひろみさんは、日本の歌謡史に輝く唯一無二の存在だと思います。スターという言葉は軽々しく使ってはいけませんね。郷さんのような方だけがそう呼ばれる価値のある方です。
「いつか自分にお疲れ様と肩を叩く日がくる」とも郷さんは自分自身を客観的に見てらっしゃいます。その日が来るまでファンは郷さんを温かく見守り続けます。
僕も郷さんのように、常に芯を持った強い心を胸に秘めた男になりたいな〜。
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