タイトルのキー・ラーゴって意味は何だと思っていたら島の名前。小さな島を舞台に、ハンフリー・ボガートが出くわしたギャング達と戦うサスペンス映画だ。それにしても、ちょっとした用事で寄った島のホテルがギャングの巣窟になっていたという運の悪さに笑ってしまいそうになったが、ボガートの男らしさがギャング達を逆撫でしてサスペンスを無理矢理盛り上げるから、最後まで楽しく見れた。
早速だがストーリーの紹介を。
アメリカ南部のフロリダ州、メキシコ湾を臨む群島のキー・ラーゴ島において。退役した元少佐であるフランク(ハンフリー・ボガート)は、戦死した部下の遺族に会うためにキー・ラーゴ島にあるホテルにやってくる。
遺族に会うことは出来たものの何だかいかがわしい奴らがいた。実はこいつらは国外追放までされている大悪党のギャングであるロッコ(エドワード・G・ロビンソン)とその部下達。この場所で夜に大金の受け渡しがあるのだ。
ロッコの正体に気づいたフランクだが、人質にされてしまう。そんな中でハリケーンが発生。早く大金を受け取って、海外へ持ち逃げしたいロッコ達は苛立ちから、暴力的になっていき・・・![]()
エドワード・G・ロビンソンの悪役が怖いし、クズっぷりを見せてくれる。腹が立つと拳銃で人殺しも厭わない。そんな中で戦争で人生を達観してみているハンフリー・ボガートが流石だ。すぐに拳銃をちらつかせるギャングどもを相手にしても、困ったふりをしてみせるが、全く逃げるそぶりを見せない。ボギー(ハンフリー・ボガートの愛称)は常に観ている我々に男の美学を教えてくれる。正反対の者同士の対決は駆け引きを踏まえて面白いし、大悪党のギャングのロッコだが、ハリケーンの威力に臆病なところを見せるのだが、それによって凶暴になっていくのもサスペンスを盛り上げる。
それにしてもキー・ラーゴという場所だが、くそ暑いし、ハリケーンはやってくるし最悪の環境。よくこんなところで住んでいる人がいるなと思えたり、こんな環境の所を隠れ家にするとは極悪人どもは余程のアホなのか、舞台設定もサスペンスを盛り上げるのに一役買っている。流石は地名がタイトル名になるだけのことがあると、どうでも良いところに思わず納得してしまった。
昔の手の込んでいない理解しやすいサスペンス映画が観たい人に今回はキー・ラーゴをお勧めに挙げておこう![]()
監督はジョン・ヒューストン。今回と同じくハンフリー・ボガートとのコンビを組んだ作品に良品があり、黄金、マルタの鷹の2作品はお勧め。他にもアスファルト・ジャングルや女と男の名誉がお勧め![]()









