〘葉桜の季節に君を想うといこと〙歌野晶午
読書日記2024-208葉桜の季節に君を想うということ歌野晶午(著)[文春文庫2007年5月発行]あらすじ究極の驚愕、ミステリーの奇蹟がここにある。 素人探偵のもとに持ち込まれた霊感商法事件の意外な顛末、そして…。 あなたは最後の一文まで、ただひたすら驚き続けることになる。「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。 そんな折、自殺を図ろうとしているところを救った麻宮さくらと運命の出会いを果たして——。 あらゆるミステリーの賞を総なめにした本作は、必ず二度、三度と読みたくなる究極の徹夜本。 第57回日本推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞受賞。感想初版単行本は2003年刊行。 20年も前の小説がバズっていると知り、何故なのか?を知りたくて読んでみた。文庫化されて、どんどん増刷されたのねタイトルから甘い恋愛小説なのかと漠然と思っていたら…始まりの最初の文字が〇精ときたオイオイ官能小説かハードボイルド系なのか?うん、多分そんな感じだなと読み進める。やややこしい始まりから悪徳商法・保険金殺人・麻薬取引・ヤクザ抗争・人探し・年金詐欺過去と現代が行き来しながら進んでいき…メチャ面白い訳でもなく、よくある話しだなぁと思いつつ、どこにバズるところがあるんだ?タイトルはいつ回収されるんだ?・・・文庫本で470頁の長編、終盤400頁からの展開に『えぇーー!!』そういうことなの…これは予想外だった…と言うか、完全に誘導されていたよね、誰もが!始まりの言葉からして誘導?伏線がどんどん回収されていく!『なるほど、なるほど!』と全部納得!誰か予想できた人はいるのだうか? 《映像化不可能小説》最近はこういうのが多いけど、確かにこの話も映像化は成り立たないよね100万部を突破したベストセラー小説!うん、さすがですねありがとうございましたm(_ _)m