読書日記2025-5

6days 遭難者たち

安田夏菜(著)

[講談社2024年5月発行]


6days 遭難者たち [ 安田 夏菜 ]

 

あらすじ

亡くなった山好きの祖父との後悔を胸に抱く美玖。
大好きな母の乳がん再発におびえる亜里沙。
再婚し、幸せな家族の中で孤独を感じる由真。
三人の女子高生はおのおのの理由から、ともに山に登り始める。 日帰りできる「ゆる登山」のつもりだった三人だが、下山の計画を変更したことで、道を見失う──。 途絶える電波、底をつく食糧、野宿、低体温症、幻覚……絶望。 日常生活では感じえない生と死の狭間で、それぞれの悩みも輪郭を変えていく。 絶望にあらがう中で、三人がつかんだものとは。


感想

お邪魔したブログで気になった本。

表紙が独特ですよね!新聞報道装丁、リアル過ぎるわ爆笑


結局は「山を舐めるな!」ということなんだけど、こういうことってあるある?!

最近も京都の大文字山で遭難!?あり得ない山と思うけどあるんですよ!

素人女子高校生の登山、ロープウェイもあるお気軽コースで日帰りでの遭難事故。


誰でも思うであろう箇所は、ノリだけであやふやなルートへ変更したところでヤバッ!「そりゃ〜あかん!」と思わずつぶやく…


しかし読み始めたら、やめられない止まらない!

"面白い"は感想としては不適切かもしれないけど、タイトルから6日間も分かっているけど、そのハラハラ感は半端ない!


それぞれが人に言えない家庭の事情を抱えていて、この体験で当然のごとく強くなれた!はずだけど…。


《自分の弱さを受け入れたもんだけが、真に強くなれる》


ティーン分類の本だけに、若い人に読んで教訓として欲しいが著者の思い!?


ありがとうございましたm(_ _)m