一気読みして下さい
特許の優位性は”出願日が一日でも早い方が勝ち”です。理由は簡単で、後から特許を出願したら「読んで真似したのだろう」という人が出て来ます。例え真似していなくてもそう言う人が出て来るので、特許文献には出願日と公開日が明記されています。
5月1日付で”特許出願の非公開制度”が施行されました。戦後のGHQの指示により、日本の特許は全て公開特許とされ、安全保障に関わる又は重要な産業の特許でも全て公開せざるを得ませんでした。
公開特許を基に技術を盗む国・人がいるので、防衛産業部門を持つ会社があえて特許を出願せずに車内秘に留めるという、世界で日本だけの防御策をしていました。私は安全保障も勉強しているので、これについて当ブログで何度か書きました。
マジ軽ナットの除電方式の特許を申請したのは2014年4月です。このトヨタ自動車の特許の出願日は2018年11月です。
この日付こそが、少なくとも”日本では初めての電源を使わずにナット・ボルトで静電気を除電する発明”だという証明です。
マジ軽ナットをお買い上げ下さった方から、「タイヤや車体に帯電しているなんて知らなかった。あなたの特許を解説したブログを読んで購入したが、飛び飛びで探すのが面倒でした」という旨のメッセージが寄せられたので、まとめました。
私は中学の技術の先生の授業で、タイヤのゴムが黒いのはカーボン(炭素)が混ぜられているからだと知りました。そして、そのカーボンは車体の静電気を路面に流す目的でも原料に配合されていると知ったのは、18歳か19歳の時です。
学生だった自分が知っているのだから、車・バイク好きなら皆知っていると思ったら、一般的には殆んど知られていないし、雑誌社でさえ分かっていない。それで、科学的な根拠、それも国が認めた特許文献が難解なので、要点をピックアップして中学生でも分かるようにと解説を始めました。
長いと思われるかも知れませんが、これでも1/4程度のボリュームに抑えています。
私のようにゴールデンウィーク中に出かけられない方こそ読んで頂いて、除電チューニングの入口を知って欲しいと思います。
それではどうぞ。
いかがでしたでしょうか。
タイヤの除電は外周に近い方が効果が大きい。エアーバルブはどこに付いているでしょうかマジ軽ナット タイヤ用はタイヤを除電するという目的は同じ、除電方式が違うだけです。
トヨタ自動車はお金持ちだから、除電の特許を各部で分けて取っています。タイヤを除電すると転がり抵抗が減り、燃費に直結しているのはグラフで明示されています。
またエネルギー価格が値上がりするそうです。円安もあり今後も値上げになるでしょう。だからこそ、節約出来るところは節約したいですね。
除電は少しのお金で効率化し、お財布にやさしいどころかお金が浮いてしまう技術。
タイヤの回転を邪魔している要因は幾つもありますが、その一つである静電気の帯電を取ってあげる。邪魔者が減るから少ない力で回転する。そうすればタイヤの寿命も長くなる、当たり前の事です。
それだけではなく、ゴムの分子の動きも改善されハンドリング・クッション性が良くなります。変速ショックの大きい自動遠心クラッチ等は走り出して数メートルで分かります。
様々な表現がありますが、マジ軽ナットを付けると「タイヤがしっとりした感じになる」、「路面と密着感を感じる」、「タイヤが柔らかくなった」、「しなやかになった」等などのインプレションが寄せられています。要はタイヤが路面に接地しているフィーリングが増した、という事。これを「接地感が向上した」と表現しています。
言葉で伝えてもこの感覚は使ってみないと分かりません。わずか3分で出来るタイヤのチューニングですので、是非お試し下さい。ちなみに車用とオートバイ用は同じ規格です。車用をお買いあげ頂いた方で、オートバイもお持ちならば、付け替えるだけでOK。
GW中も発送しています。
前述の特許出願の非公開制度 内閣府ののリンクです。