やっちゃえ、YOYOTA

私は仕事がらトヨタ応援団です。車の静電気の除電の特許を調べていくと、いやぁ~トヨタ自動車はすごい数の特許です。間違いなく世界一ですね。

まだ除電の効果を知らない人が多いので、もっと公報して欲しいと本気で思っています。

特許の数だけではなく除電をする箇所も、私達がやっていた所と重なる部分が多数。

現在分かっているトヨタと重なる箇所をグリーンの太字にしてみます。

サスペンション、マフラー、ボディー(除電ワックス使用)タイヤ・ホイール、エアクリーナー&ボックス、エンジン、インシュレーター、デフ、スタビライザー、キャブ・インジェクション、ミッション、オイルフィルター等など。「ここも特許を取っていた、ここもだ。何だ、同じような事を考えていたのかビックリマークというのが本当のところ。

後半の黒太字は、現在知る限りではトヨタは特許を取っていませんが、おそらく試してはいるでしょう。特許申請中は公開されないので、申請済みかも知れません。

当ブログは”正しい除電の知識”をメインに330本位書いていますから、トヨタさんも読んでくれているでしょう。「除電のし過ぎは逆効果」なんて書いているブログなんてまず無いでしょうから、研究者がこれを知ったら「おお、こいつは良く知っているな」と感心するはずです。「こんなに除電して、こんなに変わりましたビックリマークと人の特許を盗み、書いているのを読んだことがありますが、「あなたがやっている事で本当に大量に除電しているとしたら、逆に動きが悪くなっているはずですよ」と笑い飛ばしています。素人考えとはこのような事です、基本が分かっていません。いくら美味しい調味料だって、入れ過ぎたら不味くなるのですよ。

それで、トヨタの特許を見て真似したのかというと、何一つ真似はしていません。

2012年、後に特許を取る事になる友人の気づきから始まり「どこに効果があるかはてなマークとレースの経験も生かして次々試していった。トヨタの特許を知るまでに、上記の部分は既にやっていたのですビックリマーク

タイヤ・ホイールだけはトヨタが先にやっていました、でも知らなかった。その頃のトヨタでさえ模索しながらの特許でした。

この特許を探し出したのは私ですが、知ったのは今年の6月。マジ軽ナットは一昨年から販売を開始しています。

エクスチェンジマートでは時間に余裕がある時には、ヘビーユーザーさんにテスト車両でもあるトランスポーターで除電方式・場所の変遷を説明する事もあります。

友人の特許はどの場所をどう除電するかはてなマークというものではなく、ネジ・ボルト形状で除電するのものだから、大体の場所に取りつけられる。部品の多くはネジ・ボルトで固定されているのだから、一石二鳥。ここがこの特許の素晴らしいところ。

面白いのは、トヨタが”この場所を除電するとこのような効果がある”と部位ごとに除電の効果で特許を取ってくれています。つまり、効果のある場所を示してくれているので、要はその場所をトヨタの方式で除電するか、マジ軽シリーズの方式で除電するかの違いなのですビックリマーク

マジ軽シリーズは使い回しが出来るというのが、特徴の一つ。「乗り換えする時には、外して次の車に付け替えて下さい」とお伝えしています。

例えば、オートバイのフロントフォーク用のマジ軽バンドを外して、径が合えばラジエターホースに付けてみて試す(取り付けノウハウが必要)とか、車用とオートバイ用のマジ軽ナットは同じ規格だから、オートバイのタイヤに2個付けして試してみるというのもアリ。

それをされたお客さんがいて「少ない力でもどんどん加速する」、「一個でも十本な効果を感じていたが、2個付けはさらなる衝撃でした」とのインプレションをもらっています。

両方とも特許ですから、例え効果がないとしても真似するのは特許権の侵害、つまり犯罪です。SNS等アップしている人がいますが、見つけ次第スクリーンショットを撮っていて、弁護士に相談している案件もありますからお止め下さいね。

それでは今まで通り、トヨタの特許文献を青太文字にして次に解説します。

 

【0026】
  上記のように構成された車輪1R,1L,2R,2Lは、走行することにより静電気が帯電する場合がある。その静電気が発生する主な要因は、タイヤ7の回転により路面に接触していた面が路面から離れること、路面に接触していない面が路面に接触すること、路面とタイヤ7との摩擦、リム部6とタイヤ7との組み付け部の摩擦などが考えられる。これらの種々の要因により発生した静電気は、リム部6やスポーク部5などを塗装した電気伝導率が低い塗装面に帯電すると考えられる。つまり、リム部6やスポーク部5の外表面に静電気が帯電すると考えられる。

タイヤは走行すると帯電する場合がある。その要因は回転する事によりタイヤが路面から離れる(剥離帯電、サランラップを剥がすのと同じ)、路面に接触する際、路面との摩擦、ホイールリムとタイヤの組付け部の摩擦(以上、下敷きを擦ると帯電する摩擦帯電と同じ)。

これらで発生した静電気はリムやスポーク等の塗装面(絶縁体)の外表面に静電気が帯電すると考えられる。

要は、タイヤが回れば様々な原因で静電気が発生し、それがホイールの外側表面の塗装面に帯電する。これまで何度も書いている通り、電気を通さないからこそ静電気が帯電しやすい、プラ製の下敷きを擦って、静電気で髪の毛を引き寄せるのと原理は同じです。つまり、一般的には知られていないだけで、タイヤが路面を駆動すると静電気が発生して帯電するという事実があります。

【0030】
  上述したようにモデルの表面附近を流れる正の電荷を帯びた空気流は、そのモデルの正の電位に応じて剥離する位置、またはその剥離の程度が変化する。すなわち、上記のようにリム部6やスポーク部5が静電気を帯電すると、その近傍で車両Veに沿って流れる空気流が剥離し、またリム部6やスポーク部5に帯電する静電気の電位が高い程、その空気流の剥離が大きくなる。その結果、車両Veのロール方向やヨー方向の挙動の安定性が低下する可能性がある。そのため、この発明の実施形態における車両の除電装置は、スポーク部5やリム部6、より具体的にはスポーク部5やリム部6の塗装面、あるいはタイヤ7におけるリム部6に取り付けられている部分の近傍に帯電する正の静電気を中和除電することにより、車輪1R,1L,2R,2Lの外側の表面に沿って流れる正に帯電した空気流が剥離することを抑制するように、または剥離を低減するように構成されている。

モデル(上の図)の側面付近を流れる正(⊕)の電荷を帯びた空気流は流れる空気が剥離(剥がれる)位置や程度が変わる。リム部やスポーク部に静電気が帯電すると、車両に沿って空気流が剥離が大きくなり、車両e(一番上の図)のロール方向やヨー方向の挙動の安定性が低下する可能性がある。そのため除電装置はスポーク部(5)やリム部(6)、より具体的にはスポーク部(5)やリム部(6)の塗装面、あるいはタイヤ(上図)におけるリム部(6)に取り付けられている部分の付近に帯電する正(∔)の静電気を除電する事により、車輪の外側に表面に沿って流れる正(+)に帯電した空気流が剥離する事を抑制または低減するようになる。

この特許は単にタイヤ・ホイールの”どこでもいいから除電すればいい”というものではなく、”取り付け場所によって効果が変わる”ところまで研究しています。では、どこで除電すると効率が良いかと言うと、書いてある通りホイールの中心では同じことをしても効率が悪い。

それで、効果を検証していったら、下図の通りタイヤのリムに近い部分が最も効果が高いのが分かったのです。

この図を見て、エアーバルブはどこにあるでしょう!?多くの場合、(12)に近い場所ですよねはてなマークスポークホイールを除けば、ホイールでネジを使う部分はハブボルトとエアーバルブしかありませんが、まさにエアーバルブはバッチリの位置なのです。

除電位置しか考えないと「リム側だけ除電するのはてなマーク」と勘違いする人もいるでしょうけれど、タイヤを回転させながら走っているのですから、除電素子が中心から離れているほど広い帯状に除電するので、車輪の外側に表面に沿って流れる正(∔)に帯電した空気流が剥離する事を抑制または低減するようになり、走行安定性が高まる”のです。

ガソリン価格が高止まりしているので、転がり抵抗の低減にばかり目が行きそうですが、そればかりではなく、走行安定性や操縦安定性も改善されるのです。

製造元はサスペンションや他の部分で除電の効果を体感したお客さんから、「タイヤ用も作って欲しい」と要望がたくさんあったのに、「面倒だから」と作らずにいたそうです。ところがお客さんからの再三の要望で重い腰を上げて各規格に合わせて作った。私は製造方法を知っていますが、正直、歩留まりが悪い。不良品が多く出てしまうのです。とてもデリケートな固着方法だから、ちょっとしたことで上手くいかなくなる。

マジ軽ナットは「こんな小さいのではてなマーク」とよく言われますが、時計と同じで小さい方が作るのが難しいのです。それでもきちんと放電させるから凄い。

タイヤメーカーがどう頑張ってもゴムからだけでは除電し切れない静電気を、エアーバルブから放電させる。取り付け位置もこの特許からして正解です。

このように全て理に適っているのがマジ軽ナットで、使い回しも出来て耐久性も抜群です。ご注文はネットショップダウンからどうぞ。

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この特許は凄くボリュームがありますので、もう少し続きます。中学生でも解るように書いているつもりです。いい大人になった方は、中学生時代の理科を思い出して読んで下さい。