筋膜を整えて健康を取り戻す
筋膜調整セラピスト,理学療法士の半田です。
前回は,筋膜を整えて,めまいが消失した方のお話をしました。
今回からは,筋膜を整えると,なぜ,めまいは消失する可能性があるのか?
その理由について解説してみたいと思います。
まず,平衡感覚は,視覚,前庭覚,体性感覚の相互作用によって成り立っています。
これはみなさん周知の通り。
だから,それぞれの感覚をつかさどる器官が適切に働いている必要がありますよね。
どれか1つでも適切に働かなければ,相互作用は崩れ,平衡感覚にエラーが生じます。
これが「めまい感」となってあらわれます。
ここで鍵となるのが「筋膜」。
筋膜の観点で少し詳しく説明してみます。
筋膜の中には感覚受容器が存在しています。
パチニ小体とかルフィ二小体とか。
筋膜の基底張力が正しい状態にあれば,それら受容器が適切に働くことができます。
しかし,筋膜の基底張力が高くなっている,つまり異常な緊張状態にされされたりしていると受容器が適切に働くことができなくなってしまいます。
このようにして,視覚や前庭覚,体性感覚をつかさどる器官は適切に作用できなくなってしまいます。
結果として「めまい感」がおこります。
筋膜の状態は,めまいに関係があるんですね。
次回は,各器官と筋膜の関係についてもう少し詳しく解説してみますね。
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【前庭リハビリテーション〜めまいの理学療法〜】
日時:8月25日(土)〜26日(日)
会場:東京リハビリテーション専門学校
講師:松村将司(杏林大学)*BPPV,前庭リハ
半田 学(TRIGGER)*めまいに対する筋膜調整
詳細・お申込みはこちらから
⇒ http://trigger-physio.com/topics/168/
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「めまい」と「筋膜」シリーズ
*1.からお読みいただくのをおすすめします。
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5.「めまい」と「筋膜」 ~筋膜調整が必要となる領域vol.1~
6.「めまい」と「筋膜」 ~筋膜調整が必要となる領域vol.2~
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