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浮かぶ
沈む、
気泡は
泡立つ紅
僕は
君を突き飛ばす
軽蔑の視線は
僕を刺した
嫌いだと呟いた
声と共に
僕に嘲笑った
投げかけた
問いは反響
飽和して跳ねる、
跳ねるよ。
どうしよう、
泣きたくなるほど
君を知らない僕は
黄金の海に、
溺れる。
沈む、
其処は
迎えないよ。
塞いだのか
塞がれたのか
見えないのは
答えも同じ
出口は触れた
鮮血の中で
笑ってるんだ
君が、僕と。
僕の手を取って、
見ないふりでいいよ
そうすれば、
僕も笑っていられる
嗚呼、泣きたい。
騒いだ喧騒と
静寂の間で
もがく、僕は。
いっそ変わる様に
沈んでいく
螺旋の渦は
答えを知らないけど。
弱った声も
苦しげな顔も
見たくはないけど
それが運命だって
理解すれば
少しは悲しくないのかな
そんな一言も
どこか遠いけど
傷付かないよって
笑って言ったけど
気付かないと
思ってたんだろうね
君が上辺だけで
話をまともに聞いてなくても
分かってるよ
知ってる
何にもないところに
生まれた感情は
思った以上に
僕にとっては大切だから
零した涙すらも
届かないなら
拭えないなら、
祈るくらい、なら。
許されるかな
笑ってくれるかな
白いシーツに沈んだ
掌の薄さにすら
悲しくなるのに
扉に背中を預けて
膝を抱えて零したのは
嗚咽と雫。
横目に移ったのは
君だけの嘘。
塞いだ感情が
枷になる前に
言えば良かったね
今更、だけど。
それでも。
好きだよ。
愛してる。
好き。
すき。
いかないで。
押し殺した呼吸は
掌を擦り抜けて落ちる
生きる為に必要な糧は
最早此処にはないけど
絶え間なく降り注ぐ
見なければいけない
その先の希望は
浮かび上がる絶望に
砕かれて沈んだ
侵される痛みと
苦しみが足を絡めとる
変わればいい
この世界が、全て
生きる事が苦痛な世界なら
今の僕には要らないよ
あの日の苦しみと
今の苦しみが重なって
嘯く記憶が裏切る
漏れ出す息の音を
食い殺す様に貪る
僕らはきっと、失えない
歩き出す為の足も
抱き締める為の腕も
傷付き折れて
見れたものじゃないけど
日常が黒く塗りつぶされる
信じた言葉に殺された
僕らが生きる為に
どうすればいいのか
導さえないのに
眼前に広がる現実に何度
目を、耳を塞げばいいのか
あの時の傷口も
今はもう残っていない
口付けた終わりの足音に
夜が色濃く迎える
僕らはもう知らないよ
何も知りえない
思うよりも幼い僕らは
与えられた世界で
人混みを縫って生きる
穏やかな世界であればいい
此処が、これからも
其処が、これからも。
掌を開けば
浮かび上がる
青い花弁
気付きたくなかった
犠牲を伴う心と
君を知った嘘の話
見なければいいね
いっそ奪った呼吸が
君に届かなければいい
そうすれば
君が知らないでいられた
恋愛感情の上辺を
塗り潰して考えずに済んだ
これが答えだって
言わなければ知らない
転がっていった嘘は
いつかは傷付けずに済むの?
丸くなっても
詰まった言葉は
今でも僕を傷付けるよ
苦しくてどうしようもなく辛い
自由になれればいい
求めるなら
この手を離すよ
その瞳に浮かべた
何かが零れた瞬間に
苦しくなって
悲しくなって
きっと、何よりも愛しくなる
この手を、その手を
離せばきっと、君を。
愛せるかな
今より、もっと、素直に。
君だけを純粋に愛せる、かな。
そうであればいいな、なんて。
僕が言えたもんじゃないけど。
けど。
ごめんね。
愛してる。
愛してた。
愛してる。
酷く顰めた表情の裏で
君は何を思っただろうね
悲しいことも辛いことも
沢山感じて吐き出しただろうに
信じてはないけど
今より幼い君の笑顔は
ずっと残っているよ
繰り返した言葉も
届くんじゃないかって
勝手な想像をしたよ
でもね意味のないことを
何度も続けたりして
笑ってる君が浮かぶよ
何にもないところから
いくつも浮かんでは
消えていく感情が
涙になっていくよ
今、届けばいいな
言いたかった言葉
沢山あったんだけどなぁ
部屋の隅に零した
僕の感情は
君が知ることのない
悲しいこと続きの連鎖反応
きっと信じないけど
何度も言おうとしたよ
けど片手分の距離と
目に見えない程の
心の壁が
悲しいね。
寂しいね。
君の居場所をね
巣食っていくんだ
やっぱ言えないね
もう言えないよ
顰めることもない
君の場所が薄れていく
それでも此処にあるよ
君が好きだったものと
君を好きだった人たちと
君が愛したもの全て
此処にあるからね。
おやすみ。
おやすみ。
そしていつか、いつか。
またね。

