酷く顰めた表情の裏で

君は何を思っただろうね

悲しいことも辛いことも

沢山感じて吐き出しただろうに


信じてはないけど

今より幼い君の笑顔は

ずっと残っているよ

繰り返した言葉も

届くんじゃないかって

勝手な想像をしたよ

でもね意味のないことを

何度も続けたりして

笑ってる君が浮かぶよ


何にもないところから

いくつも浮かんでは

消えていく感情が

涙になっていくよ


今、届けばいいな

言いたかった言葉

沢山あったんだけどなぁ


部屋の隅に零した

僕の感情は

君が知ることのない

悲しいこと続きの連鎖反応

きっと信じないけど

何度も言おうとしたよ

けど片手分の距離と

目に見えない程の

心の壁が

悲しいね。

寂しいね。

君の居場所をね

巣食っていくんだ


やっぱ言えないね

もう言えないよ

顰めることもない

君の場所が薄れていく

それでも此処にあるよ


君が好きだったものと

君を好きだった人たちと

君が愛したもの全て

此処にあるからね。


おやすみ。


おやすみ。


そしていつか、いつか。




またね。