透明という
わたしは空気中に浮かぶ小さいという言葉では表せないほどの粒子の集まりである。
だから透明である。
思考は思い過ごしでしかない。
記憶は風が吹かずとも大気と混ざり合う。
わたしは存在しない存在。
光はその速さゆえに振り返る事をせず、
音は依存なくして何も伝えられない。
ブルーアンバー
空は青く濃く
雲は黒く濃く
窓は金色の光を放ち
ブルーアンバーの中に閉じこめられたような街。
だのにアナタは何を見ているのかい?
その心で何を感じているのかい?
音楽はただの空気の波でしかありません。
絵画はただの光の反射にしかすぎません。
詩はワタシの心でしかないけれど、
そんなアナタがいなければ何も生まれませんでした。
大きな鷲の翼が世界を包みます。
雲は黒く濃く
窓は金色の光を放ち
ブルーアンバーの中に閉じこめられたような街。
だのにアナタは何を見ているのかい?
その心で何を感じているのかい?
音楽はただの空気の波でしかありません。
絵画はただの光の反射にしかすぎません。
詩はワタシの心でしかないけれど、
そんなアナタがいなければ何も生まれませんでした。
大きな鷲の翼が世界を包みます。
愚痴
パイプから吐き出される排気ガスのような君の愚痴はもうたくさんだ。
そらみろ、空がこんなにも曇ってしまったではないか。
それが自分のせいだとは思わないのか。
全く狂っている。
自然に同調しない人間の代表格だ。
まさしく理(ことわり)から逸脱している。
真理を無視して
神を冒涜し
48日後には何もなくなるだろう。
3年後には砂漠に生える一本の薔薇になるだろう。
それが6000年の施しを受けた者の成れ果てとするなら
悪くはないだろうが。
そらみろ、空がこんなにも曇ってしまったではないか。
それが自分のせいだとは思わないのか。
全く狂っている。
自然に同調しない人間の代表格だ。
まさしく理(ことわり)から逸脱している。
真理を無視して
神を冒涜し
48日後には何もなくなるだろう。
3年後には砂漠に生える一本の薔薇になるだろう。
それが6000年の施しを受けた者の成れ果てとするなら
悪くはないだろうが。
種
細い細い線の向こうには
糸電話に話しかけるあなたがいる。
風に揺れる稲穂の中に。
斜陽が更に金色に染める私の記憶。
数年分の雲と太陽が地球を回り
手のひらに埋められた細胞は再び動き始めた。
忘れ去られた種が芽吹くように。
デカルトでさえ、ニュートンでさえ越えられなかった時の壁を
あなたはいとも簡単に越えてやってきた。
金色に光る稲穂を背に。
糸電話に話しかけるあなたがいる。
風に揺れる稲穂の中に。
斜陽が更に金色に染める私の記憶。
数年分の雲と太陽が地球を回り
手のひらに埋められた細胞は再び動き始めた。
忘れ去られた種が芽吹くように。
デカルトでさえ、ニュートンでさえ越えられなかった時の壁を
あなたはいとも簡単に越えてやってきた。
金色に光る稲穂を背に。
義務
あなたは美しくなければなりません。
肥えた土に眠る若葉のように艶々と。
土は何とも美しい様々な茶色を持っていますが
若葉のうすい緑はそれらの色から抜き出て、更に美しくなります。
秘められている美しさなのです。
なぜあなたはそれを隠すのですか?
笑顔を見せてください。
まるでホログラムのようですよ。
もしくは信じていないのですか?
あなたの埋められた美しさを。
肥えた土に眠る若葉のように艶々と。
土は何とも美しい様々な茶色を持っていますが
若葉のうすい緑はそれらの色から抜き出て、更に美しくなります。
秘められている美しさなのです。
なぜあなたはそれを隠すのですか?
笑顔を見せてください。
まるでホログラムのようですよ。
もしくは信じていないのですか?
あなたの埋められた美しさを。
砂漠
神の愛を独り占めしようと
宗教を片手に剣を突き立てる。
ただ盾を構えおびえる者もいる。
しかし独裁は誰の手にも余り、自由は空気のように実感がない。
哲学の壁は崩れ、自我は死んでいく。
それを海だけが笑っている。
砂漠は人の心なりと。
宗教を片手に剣を突き立てる。
ただ盾を構えおびえる者もいる。
しかし独裁は誰の手にも余り、自由は空気のように実感がない。
哲学の壁は崩れ、自我は死んでいく。
それを海だけが笑っている。
砂漠は人の心なりと。
シルエット
あなたは知らない。
私は知るすべもない。
静かに紅く燃える山のように
近い記憶ですら曖昧なシルエットになり
風は陰湿にして足はすでに膝までもが土に埋まりかけ
シルエットを残して少女の編んだ野花の輪を吹き抜ける。
ヘモグロビンと脂肪とが混じり合い
どしゃぶりの雨のような、大切な季節。
シルエットは泣きもせず笑いもせず
いや、正確には泣いているのか笑っているのかさえ誰も知らない。
黒いその姿は宇宙の輪郭に透けているようだ。
創造神の気持ち
おっぱいのような丸い地球に寝転んで
しらすぼしのような脳みそで宇宙について考えた。
心の東京タワーは今日もギラギラと空に突き刺さっている。
二重橋はあいかわらず二重だ。
人は無力だが人のつくったものは偉大だ。
もしかしたら創造神にも同じことが言えるかもしれない。
(彼、もしくは彼女がさびしがりやだと仮定して)
すべては真空の中の原子の集まりでしかないなら
限りあるもの から生まれてくる無限。
言葉。
音楽。
そして気持ち。
それらが創造神の求めていたものなら
宇宙は謎だらけなのに
謎なんてないような気がしてきた。