見える化 ー非常にやっかいな間接費
見える化の小道具について話をしています。
今回は直接費、間接費の続きです。
間接費をどうやってコントロールするかは厄介な問題です。
現実的でない仮定ですがもしすべて直接費だったら、
売上が65億ですが赤字が3億出ています。
しかし、製品Aが赤字を出しているので製品Aを
止めれば逆に55億の売上で3億の利益になります。
製品ごとに「見える化」できますよね。
しかし、以下の例ですとどうでしょう。
各製品では利益が出ているのに間接費がかかっている
ので3億の赤字です。社長さんこれを見て
「間接費を減らせ!」と大号令がかかるかも
しれませんが、どうでしょうか?
見える化 ー直接費と間接費
見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。
見える化小道具の話をしています。
今回は直接費と間接費です。間接費は取り扱いを
間違えると見える化の大きな妨げになります。
定義的な話をするとある対象に対して直接的に
発生する費用が直接費、間接的に発生するのが
間接費です。なんだか分かったようなわから
ないような??わかりやすいのが製品に対しです。
例えば、工場で製造する際、ラインで働いている人
の賃金はある製品の製造の時間だけ直接費
として原価となります。しかし、工場全体の機械の
メンテナンスなどをやっている人の賃金は
製品に対し直接発生していないので間接費です。
よく間接部門が肥大化して・・という話を特に
大企業で聞きますがなぜ間接部門が肥大化
するとまずいのでしょうか?同じ費用には
かわりがないのに。次回はそのあたり見ていきましょう。
見える化 ー埋没原価その2
見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。
見える化の小道具について書いています。
今回は埋没原価の続きです。埋没原価の考え方を
理解していないと意思決定において合理的な
判断ができないことがあります。
少し例をあげてみましょう。
はじめは外注の話です。ある工場である部品を
外注すると自社工場で製造するよりも以下の
原価明細のとおり安く出来ることが判明しました。
外注費 1000円(1個当たり)
製造費(1個当たり)
直接労務費 500円
直接材料費 300円
製造間接費 500円
合計 1300円
この工場がフル操業状態でこの部品の製造の
かわりに他のもっと割の良いものを作るので
したら違いますが、操業状態に余裕があり
別に他の製品を製造するのでなければ
材料費以外はいわゆる埋没原価、作っても
作らなくてもかかる費用です。700円は埋没原価
なのですから、実は1000円と300円(材料費)
の比較で外注しないというのが正しい判断です。
(当然長期的にはリストラをして労務費や
製造間接費を埋没原価にしない方法も可能ですが)
また、店舗でよくこのような話をききます。
赤字が続いているのですが内装に2000万かけたので
ここで止めたら無駄になるという議論です。
当然将来黒字に出来るために努力するのは
大切ですがそれは「200万円が無駄になるから」
ではありません。この2000万はもう投資
してしまったからですから埋没原価を構成します。
だから、黒字にならないのでしたらやめると
いうのは合理的な選択なのです。

