顧問CFO川井隆史のブログ -395ページ目

見える化 -レガシイコスト

見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。M&Aについては


いろいろな形で絡んでいました。買い手、売り手、デューデリをする


会計士など、いままで売り手、買い手の立場で話をしていました。


会計士の立場で一番怖いのは何と言っても潜在負債です。


これを見逃すとよほど巧妙に隠されたケースでもない限り


言い訳ができません。


  潜在負債の中で今日はレガシーコスト、いわゆる退職給付


の話です。AIJの話でも話題になりましたが中小企業で総合型


厚生年金基金に入っている場合、積立不足がある可能性が


大きいわけですからその会社を買収した会社は当然にその部分も


引き継がなくてはなりません。結構なリスクです。厚生年金基金


に入っていなくても退職金についてきちんと積み立てているか


は結構キモです。先日もあるM&Aアドバイザリーをやっていた際、


退職金の引き当て不足が発見され、結局売り手が全員精算


して(会社都合扱いで支給して)終わりました。本当にやれやれ


な気持ちでした

見える化 -人のデューデリ

見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。買収ファンド


などでなく、一般の事業会社を想定すると買収した後ほぼ永遠


に一緒にやっていく相手なのですから相性、企業文化の


親和性が大事だという話をしました。ですからデューデリは


単に企業価値を見るだけでなく、将来一緒にやっていけるか


を見ることが非常に大事になります。


  私は、アドバイザリーを頼まれた際は、必ず相手方の


「人のデューデリ」をお願いしています。経営陣やキーとなる


メンバーでうまくいかなそうな人がいた場合辞めていただいたり、


場合によってはディール自体をあきらめる必要があります。


「まぁなんとかなるさ」と進めると、あとで痛い目に合うことは


あります。合わない経営陣の人間が大きな抵抗勢力に


なったりして苦労されている顧客を見たことが何度かあります。

M&Aーカルチャーの違い

見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。


M&Aで文化の親和度というのは大切ですね。


別にどちらが悪いというわけではないですが、


例えば投資銀行のカルチャーと製造業のカルチャーとは


個人的な体験からは合わなかったような気がします。


投資銀行の人から見ると製造業というのはチマチマと


細かい工夫をしながらコスト削減と品質を地道に追求して


いく、しょぼいビジネスに思えるようです。


一方製造業の人から見ると投資銀行の人は単なる博奕


打ちです。私が昔在籍していたGEは製造業カルチャー


の会社で買収の最大の失敗は投資銀行キダーピ-ポディーの


買収といわれています。

 


ベンチャー企業と伝統的日本企業(しかもサラリ-マン


社長の)も親和性が乏しい感じがします。私もベンチャー


に在籍のころある日本企業に出資してもらいましたが、


意思決定の遅さとそのわりに要求される膨大な判断資料


にうんざりしてしまった経験があります。


ただ、幸いその会社はオーナー系だったので急ぐ案件は


オーナー社長に声をかけて進めるとあっという間に


進みました。やや管理畑の方々からは煙たく思われたようですが。