見える化 -レガシイコスト
見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。M&Aについては
いろいろな形で絡んでいました。買い手、売り手、デューデリをする
会計士など、いままで売り手、買い手の立場で話をしていました。
会計士の立場で一番怖いのは何と言っても潜在負債です。
これを見逃すとよほど巧妙に隠されたケースでもない限り
言い訳ができません。
潜在負債の中で今日はレガシーコスト、いわゆる退職給付
の話です。AIJの話でも話題になりましたが中小企業で総合型
厚生年金基金に入っている場合、積立不足がある可能性が
大きいわけですからその会社を買収した会社は当然にその部分も
引き継がなくてはなりません。結構なリスクです。厚生年金基金
に入っていなくても退職金についてきちんと積み立てているか
は結構キモです。先日もあるM&Aアドバイザリーをやっていた際、
退職金の引き当て不足が発見され、結局売り手が全員精算
して(会社都合扱いで支給して)終わりました。本当にやれやれ
な気持ちでした。
見える化 -人のデューデリ
見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。買収ファンド
などでなく、一般の事業会社を想定すると買収した後ほぼ永遠
に一緒にやっていく相手なのですから相性、企業文化の
親和性が大事だという話をしました。ですからデューデリは
単に企業価値を見るだけでなく、将来一緒にやっていけるか
を見ることが非常に大事になります。
私は、アドバイザリーを頼まれた際は、必ず相手方の
「人のデューデリ」をお願いしています。経営陣やキーとなる
メンバーでうまくいかなそうな人がいた場合辞めていただいたり、
場合によってはディール自体をあきらめる必要があります。
「まぁなんとかなるさ」と進めると、あとで痛い目に合うことは
あります。合わない経営陣の人間が大きな抵抗勢力に
なったりして苦労されている顧客を見たことが何度かあります。
M&Aーカルチャーの違い
見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。
M&Aで文化の親和度というのは大切ですね。
別にどちらが悪いというわけではないですが、
例えば投資銀行のカルチャーと製造業のカルチャーとは
個人的な体験からは合わなかったような気がします。
投資銀行の人から見ると製造業というのはチマチマと
細かい工夫をしながらコスト削減と品質を地道に追求して
いく、しょぼいビジネスに思えるようです。
一方製造業の人から見ると投資銀行の人は単なる博奕
打ちです。私が昔在籍していたGEは製造業カルチャー
の会社で買収の最大の失敗は投資銀行キダーピ-ポディーの
買収といわれています。
ベンチャー企業と伝統的日本企業(しかもサラリ-マン
社長の)も親和性が乏しい感じがします。私もベンチャー
に在籍のころある日本企業に出資してもらいましたが、
意思決定の遅さとそのわりに要求される膨大な判断資料
にうんざりしてしまった経験があります。
ただ、幸いその会社はオーナー系だったので急ぐ案件は
オーナー社長に声をかけて進めるとあっという間に
進みました。やや管理畑の方々からは煙たく思われたようですが。