顧問CFO川井隆史のブログ -389ページ目

見える化 -信賞必罰という名の必罰

見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。


「成果主義」が日本企業に導入され、その当時から賛否両論で


やや否のほうが最近強いというのが印象です。社長様でよく


「うちの会社は信賞必罰で公平ですよ」と自慢される方がいますが、


特に日本企業に行って感じるのは「信賞必罰」ではなく、「必罰」


要素が強いところです。もともと、成長率鈍化の中での人件費削減の


発想で計画されたものが多いのでうまくやってトントン、失敗すると


実質減給です。すると事業計画の段階で悲観的要素を強調し、


とにかく控えめな計画となります。社長は怒り「もっとできるはずだ」


となり、「しかし状況は非常に厳しく・・」などという不毛な議論に


なります。かえってこのような「成果主義」は成長の芽を摘む


ことになりますね。

見える化 -後ろから矢が飛んでくる

見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。会議で不良製品


の話をしたところ私はサンドバッグ状態になっていました。その時、


私の上司が手を挙げて発言を始めました。「ようやく助け舟をだして


くれた」とほっとしたのもつかの間、かれは全く第三者のような態度で


損害金の算定額に疑問を呈し、非難の一員に加わろうとしました。


撃たれるメッセンジャーに加えて後ろからも矢がとんできました。


さすが私も頭にきて、"As I told you yesterday(昨日貴方に説明した


けど)"の枕詞で説明を始めました。


  さすが、周りの人間も事情を察し、比較的好意的に私を見て


くれていた上級幹部がこのタイミングで助け舟をだしてくれました。


悪いニュースを伝えるメッセンジャーが戦犯のように扱われる


と誰も悪い話は上にあげなくなります。


そして、おまけに後ろから矢がとんでくる(または梯子を外す


とも言いますね)ようだと猫に鈴はつけなくなってきてしまいます。


「見せない化」が進んできてしまうのです。

見える化 -メッセンジャーを撃つ その2

見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。


不良品の問題が生じ私がプレゼンを経営会議でする話の続きです。


経営会議の前、私にプレゼンをまかせた上司から詳しく内容を


尋ねられ、かれは細かく質問をしました。内容は20分くらいなのに


彼との話し合いは3時間近くに及びました。私は何かあった時は


上司が助け船を出してくれるのだろうと好意的に解釈していました・・・


さて、プレゼンが始まると何か途端に空気が険しくなってきます。


そうです。誰も悪いニュースを偉い人たちに話したくないので


猫に鈴をつけに行く」係にさせたとその瞬間、察しました。出席


メンバーから問題を起こした張本人のように扱われ「なんで


そのような損害を出したのだ」とか顧客からの損害請求額を


話すと「なんでそのような多額なのだ」と怒りをぶつけられました。


ほとんどA級戦犯の扱いでした。「メッセンジャーを撃つ」社風


だったわけです。上司はそれがわかっていたから私に


振ったわけです。しかし、サンドバック状態になっている私に


助け舟は出してくれるだろうと期待していました。


しかし、それは甘かったようです ・・・