見える化 -ざっくり予算の作り方その1
見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。ざっくり
予算の作り方なのですが、その中でよく適正な営業利益率は
どのくらいなのかということを社長様からよく聞かれますが、
正直に言って答えはありません。同じ業種でも資本集約的な
やりかたとそうでないやり方では全然違います。営業利益率や
経常利益率は結果にすぎません。資本集約的製造業で古い
機械しかないとほとんど減価償却はなく、見かけ上の営業利益率は
よく見えたりしますがそれがビジネスとして良いかというのは
別問題です。古い話ですが、GMなどの凋落はこのようなみかけの
財務偏重からはじまりました。
さて、予算なのですが何から始めるかというとある程度先の
利益からです。社長が目指す利益からスタートです。ただ、あまり
にも非現実的なものはダメですが3年後の数字が現状比一桁増
では(無理な利益を追わないという強いポリシーならば結構
ですが)一般的に元気が出ません。そこからスタートです。
見える化ー予算は経営陣が作れ
見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。予算を作成する
際ですが多分ボトムアップで各部門からの積み上げで作成される
会社がほとんどだと思いますが、私は最初に経営側で作成する
ことを勧めています。経営側でざっくり予算を作って社員と戦略と経営側
予算案を見せ方向性をはっきりさせてから積み上げてもらうのです。
逆にそれでも旧態依然の分捕り型で予算を作成するような部門長が
いれば(明確な理由がない限り)戦略理解力がないということで
指導が必要ということになりますね。
次回は具体的なざっくり予算の作成方法について説明していきます。
見える化 -予算はエクセルで作るものではありません
見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。前回、
予算と戦略の整合性の話をしました。通常予算はエクセルなどで
作成していると思いますが、予算はソフトウェアで作成するものでは
ないです。
かつてあるファンドと一緒にお仕事をしたことがありました。
若い担当者は機械的にエクセル上で売上げを増やし、固定費を
削るようなことばかりをやっていました。賛同する部分もありましたが
おおむね私と彼は衝突してばかりいました。大きな方向性は間違って
いませんし、エクセル上では利益は増えます。ただ、売り上げを
増やすためには必要なコストがあります。戦略が新製品開発
なのに開発費を削減してしまっては整合性がまったくとれません。
内容を工夫して少ないコストで大きな成果を出す方法もないわけ
ではありませんが、きちんとコンセンサスが取れずにやれば
現場の士気が下がるだけです。予算は経営陣の意思です。
新製品を増やせと言って進軍ラッパをならして、一方でその費用
を削るのでは現場の元気はでないですよね。エクセルで利益は
作れても人の気持ちはエクセルでは動かないのです。