見える化 -経営方針とは何か
見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。
「経営方針とは何か」これは企業の行動方針と考えて
良いかと思います。企業が「顧客」「従業員」「社会」に対して
どう向き合うかを定めたものです。ある会社では経営方針の
一つで「上司は悪い事実を報告した部下をまずはほめなくて
はならない」と従業員との関係で定めました。
社長さんに聞いてみると自分も含めてつい悪い報告を
する部下に対して「どうしてだ!!」などと怒鳴ってしまうこと
があるそうです。英語では"Don't shoot the messennger"
(メッセンジャーを撃つな)という同様の表現があります。
報告をする人間というのはその事実に全く責任のない
可能性もあります。その人間が責められるのではみな
上司や社長に良い報告しか上げず、悪い話は隠蔽
されます。その企業は企業理念で「社内に隠し事のない
開かれた環境を創る」ことを挙げていたのできちんと
理念を方針に具体化しているわけです。
見える化 -経営理念があれば十分か?
見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。
経営理念の大切さとそれを守る難しさ・大切さを書いて
きました。企業の経営理念がその会社の企業文化を形作り
最終的にはその会社で働く人々の行動におおきな影響を
与えていくわけです。
ただ、経営理念だけであるとまだ少し抽象的な面があります。
行動する人間の理解力の程度に依存する部分があります。
その際には経営方針を作成することをお勧めしています。
経営方針は経営理念を日々の行動指針のような形で
もう少し具体化したものとして理解いただければよいでしょう
次回より経営方針の話です。
見える化 -収益至上主義とアーサーアンダーセンの消滅その2
見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。
アーサーアンダーセンは素晴らしい理念を持った会計事務所
で素晴らしい同僚、先輩、後輩などから良い刺激を受け、自分も
様々な影響を受けたと思います。
ところがだんだんと「我々は世界一の会計事務所である」
という目標が「規模、利益で世界一」を目指す方向に変わって
きました。日本でも大手監査法人である朝日新和会計社と合併
ひたすら規模の拡大に走り始めました。監査の質よりも
効率性が重視されるような風潮になってきて、とにかく如何に
少ない時間で監査をこなすかということが重視されるような
風潮になってきた気がします。
自分はもとから監査よりビジネスに興味があったことや
企業文化の変質にがっかりして、事業会社に転職しました。
自分が退職して約4年後にエンロン、ワールドコムの不正会計
問題がおこり、アーサーアンダーセンは消滅してしまいました。
素晴らしい経営理念とそれによって形作られた素晴らしい文化も
トップ層の変節によって結構簡単に崩壊する典型的な例かも
しれません。残念な話でした。