顧問CFO川井隆史のブログ -300ページ目

見える化 -経営方針とは何か

見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。


「経営方針とは何か」これは企業の行動方針と考えて


良いかと思います。企業が「顧客」「従業員」「社会」に対して


どう向き合うかを定めたものです。ある会社では経営方針の


一つで「上司は悪い事実を報告した部下をまずはほめなくて


はならない」と従業員との関係で定めました。


 社長さんに聞いてみると自分も含めてつい悪い報告を


する部下に対して「どうしてだ!!」などと怒鳴ってしまうこと


があるそうです。英語では"Don't shoot the messennger"


(メッセンジャーを撃つな)という同様の表現があります。


報告をする人間というのはその事実に全く責任のない


可能性もあります。その人間が責められるのではみな


上司や社長に良い報告しか上げず、悪い話は隠蔽


されます。その企業は企業理念で「社内に隠し事のない


開かれた環境を創る」ことを挙げていたのできちんと


理念を方針に具体化しているわけです。


見える化 -経営理念があれば十分か?

見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。


経営理念の大切さとそれを守る難しさ・大切さを書いて


きました。企業の経営理念がその会社の企業文化を形作り


最終的にはその会社で働く人々の行動におおきな影響を


与えていくわけです。


 ただ、経営理念だけであるとまだ少し抽象的な面があります。


行動する人間の理解力の程度に依存する部分があります。


その際には経営方針を作成することをお勧めしています。


 経営方針は経営理念を日々の行動指針のような形で


もう少し具体化したものとして理解いただければよいでしょう


次回より経営方針の話です。


見える化 -収益至上主義とアーサーアンダーセンの消滅その2

見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。


アーサーアンダーセンは素晴らしい理念を持った会計事務所


で素晴らしい同僚、先輩、後輩などから良い刺激を受け、自分も


様々な影響を受けたと思います。


 ところがだんだんと「我々は世界一の会計事務所である」


という目標が「規模、利益で世界一」を目指す方向に変わって


きました。日本でも大手監査法人である朝日新和会計社と合併


ひたすら規模の拡大に走り始めました。監査の質よりも


効率性が重視されるような風潮になってきて、とにかく如何に


少ない時間で監査をこなすかということが重視されるような


風潮になってきた気がします。


 自分はもとから監査よりビジネスに興味があったことや


企業文化の変質にがっかりして、事業会社に転職しました。


自分が退職して約4年後にエンロン、ワールドコムの不正会計


問題がおこり、アーサーアンダーセンは消滅してしまいました。


 素晴らしい経営理念とそれによって形作られた素晴らしい文化も


トップ層の変節によって結構簡単に崩壊する典型的な例かも


しれません。残念な話でした。