見える化 -ブラック企業で働く その7
見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。
さて、しばらくしてビジネス上の問題点が少しずつ
わかってきました。大きな問題点は社長が肝いり
出始めた事業Vの不振です。あまり、詳しくは述べませんが
いろいろな選択肢を見ましたが、少なくとも現在の
戦略の延長線上で利益が出る体質にはなりません。
経理部門での人数の多さは、システム導入の失敗
にあることは明らかでした。日本の会計システムから
グローバルな会計システム(オOクル)に乗り換えようと
していたのですが明らかな失敗でグローバルな会計
システムできちんと数字を拾うことができない状態に
なっています。したがって、一部日本のシステムも
併用する形となっていました。
事業Vについては戦略の見直しか事業撤退か
経理についてはグローバルシステムの改修か
ローカルシステムに戻すかの選択を提言しました。
社長は3分話を聞いて、激怒して「こんなつまらない
ことを説明しなくてよい。もっと他に何とかする手を
考えて」とヒステリックに怒鳴りました。懸案のV事業部
の事業部長は立ち上げてから2人いましたが、すべて
社長が辞めさせて当時空席でした。副事業部長は精神疾患
系で入院している状況です。噂によると社長に2時間部屋で
怒鳴られて調子がおかしくなったようです。
人員不足や社長のコロコロ変わる指示で無意味に
長時間労働となり、自分も入社して1か月超で早くもおか
しくなりそうな気分でした。
見える化 -ブラック企業で働く その6
見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。
わかってきたことが、社長がとにかく気に入らないことが
あるとすぐ切れて部下を罵倒することです。しかも
頭はいいので、感情的になりながらも的確に
相手の弱みを突いてきます。ただ、最近業績が悪化
してきたのでなお一層状況がひどくなってきたようです。
数字が上がらない管理職などは1時間以上も責めら
れるのでだんだん参ってきます。
自分もしばらくして、当期の利益予測を作成し
社長に見せました。ただ、現状のまま行くと当期
は赤字です。それをみるなり、社長は切れました。
「こんな数字は見たくない。もっとまともな数字もってこい」
私は、「まず社長に現実の姿を見てほしいのです」と話
をしたのですが、あまり聞く耳を持たず、今度は
「私の部署で人数が多すぎるので何人か減らすべき」
など私の努力不足だと責めはじめました。これが
入社2週間程度で起こったことです。月次決算も
やっていないのに経理部門で人が多いかどうかなどは
判断もできません。他の部門は一人ずつしかいないので
部署がなくなってしまいます。頭にきましたが、その時は
我慢しました。
見える化 -ブラック企業で働く その5
見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。さて、
入社してすぐに気付いたことは、やたらと鬱や精神疾患
で辞めたり休職したりしている人間が多いことです。
私は管理業務(経理、法務、人事総務など)を統括して
いたのでわかりました。
そして最初の仕事は東京都労働局に行くことでした。
ざっというと、社長に「全くお前は使い物にならない、お前など
は首だ」と言われてやめたマネージャーが訴えている件
の処理でした。社長は「仕事ぶりを多少強めに叱責したが
そのような事実はない」と言っていたので私もそれを
信じて、その旨主張しました。結局言った言わないですから
解雇予告手当分程度を出すということでまとまりました。
しばらくして人事のマネジャーが意を決したように
話を始めました。それは社長のいわゆるパワハラの
数々でした。