第1回:インフルエンザワクチンの「本当の予防効果」

第2回:インフルエンザワクチンの「デメリットと限界」

第4回:インフルエンザを遠ざける“マインドセット”

第5回:インフルエンザワクチンの「保存剤」

 

ここまで、ワクチンの 「メリット」「デメリット」をお伝えしてきました。 

そのうえで、 私自身はインフルエンザワクチンを打たない という選択をしています。

 

 

今日はその理由をお話しますね。 

 

 

 

 

理由① 健康な大人の死亡率はとても低い 

インフルエンザで亡くなる方の多くは

高齢者 基礎疾患のある方 体力が落ちている方 です。 

 

健康な大人がインフルで亡くなる確率は極めて低いのです。 

 

 

 

 

理由② 自然回復力を信じている 

私は、日々の生活習慣(睡眠・食事・ストレス管理・感謝)で 

免疫力を整えることを大切にしています。 

 

そのため、もしインフルエンザにかかったとしても、 

数日〜1週間で自然に治ると考えています。 

 

 

 

 

理由③ ワクチンの限界も理解している 

・発症予防は4〜6割 

・年によって効果に差がある 

・毎年接種が必要 

 

これらを理解したうえで、 私自身は「不要」と判断しています。 

 

 

 

 

ただし:これは“私個人の選択”であって、 

すべての人に当てはまるわけではありません。

 

ここが最も大切なところです。 

 

特に、 

・高齢者 

・心臓・肺・糖尿病などの持病がある方 

・妊婦 

・子ども 

・医療従事者 

・家族にハイリスク者がいる方 

・受験生 

 

こうした方にとって 

インフルエンザワクチンは 明確なメリットがあります。 

 

 

 

最後に:大切なのは“恐れ”ではなく“納得”で選ぶこと 

医療には正解がありません。 

 

自分の体・生活・価値観に合わせて、 

自分が納得できる選択をすることが一番大切です。 

 

そのための判断材料として、 今回のシリーズがお役に立てれば嬉しいです。

 

 

 

 

 

 



野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山育ち。現在、愛媛県松山市在住。

医師として30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(潜在意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。