先日、更年期障害の心の問題について書きました。
女性は子どもの成長に合わせて生活が変化し、母親としての役割を果たすことに一生懸命になります。
気がつけば若い頃の自分とは容姿も変わり、女性としての在り方を見失ってしまうことがあります。
結婚前や出産前には、毎日お化粧をし、洋服を楽しみながら過ごしていたのに、子育てに追われ、
いつのまにか薄化粧で体型を隠す洋服ばかり選んでしまう。
夫婦関係もぎくしゃくし、男女の営みがなくなってしまう方も少なくありません。
そんな時、心の中では
「もう女として見てもらえない」
「魅力がなくなった」
「私は終わったのだろうか」
といった思いが湧いてきます。
老けてしまった、体型が崩れた、誰からも必要とされていない──。
そんな感覚に襲われることもあります。
「おしゃれをしても意味がない」
「私は女性として終わった」
と感じたり、
「母親や妻としては存在しても、ひとりの女性としての輝きは失われてしまった」
と思い込んでしまったり。
実は私自身も、夫との会話が減り、子どもの教育方針の違いに悩み、離婚の危機に陥ったことがあります。あの頃は、「夫から愛されていない」と思ってしまったこともありました。
大切なのは、“母” や “妻” といった役割を超えて、
ひとりの女性としてどう生きたいかを見直すことです。
更年期は決して終わりの時期ではなく、
自分を再発見し、人生を新しくデザインし直すチャンス でもあるのです。
たまには、ご主人と二人でデートをしてみてください。
昔よく行ったレストランに行ってみる、映画を観に行く、夜の散歩をする──
そんな時間が「ひとりの女性」としての自分を思い出すきっかけになるはずです。
毎朝6:30–6:50、オープンチャットで心と体の繋がり、心の在り方などお話しています。
オープンチャット「野上徳子の“病は氣から”」
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