まるえ食堂
小金井市(東小金井)
【注文】 貝そば(白)
【価格】 800円
[訪問時期] 2017年5月上旬(休日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[出汁] 鶏+貝/清湯
[味] 醤油
[麺] 細麺(150g位)
[具] チャーシュー、メンマ、小松菜、刻み葱
つい先日オープンしたばかりの「くじら食堂」のセカンドブランド店に、麺友さんとシャッターズ。
開店までの間は店外に手書きのお知らせが貼ってあるだけで、知らなければ「くじら食堂」が昼営業も始めたか位にしか映らない。
定刻に「まるえ食堂 営業中」の木製プレートが置かれて開店。
因みにその時点のシャッターズは約20名。
券売機に書かれたメニューは貝そば(白)1種類のみで、あとはトッピングのバリエーション。
厨房内には下村店主と、かつて当店で間借り営業もしていた磯部氏が頼れる助っ人として入っている。
ほどなくご対麺。
■ スープ
登場した丼はかなり小さく、そこになみなみスープ、麺はこんもり。
ひと口目からアサリ、シジミの貝出汁がググッと響いてくるが、鶏主体の動物出汁の支えも厚く、両者が高い次元で調和するバランス清湯。
薄口醤油のカエシは穏やかに出汁感を引き出し、白醤油にも似た円みと仄かな甘味が特徴的。
奥底にはじんわりと乾物系魚介も潜んでいそうな複層的な味わいに、思わずニンマリしてしまう。
あっさりながら濃密。
終盤やや塩気が気になり始めたが、この旨味とコクに満ちたスープは誰にでも受け入れられそうだ。
■ 麺
やや細めなストレートで、この麺は自家製ではなく三河屋への特注らしい。
しなやかな啜り心地で繊細そうに思えるが、一転確りした歯応えで歯切れも良く、硬軟の表情を併せ持つタイプ。
スープの拾い上げも風味も上々で、麺自体には何ら文句ない。
但し丼が小さいので、序盤に麺を摘み上げて啜る際にスープがこぼれないよう注意が必要なのには、ややストレスが溜まったかも。
麺量は150g程度だろう。
■ 具
チャーシュー2枚、メンマ、小松菜、刻み葱。
肩ロースのレアチャーシューは旨味満載で、差した脂身が蕩けるよう。
そこそこ厚みがあるので肉感も申し分なく旨い。
細切りメンマのコリコリ食感、小松菜の茎のシャキシャキ食感のアクセント合戦は一興。
メンマの胡麻油風味も心地好く、具のひとつひとつに存在感が感じられた。
■ 感想など
さすが完成度の高い一杯で、オープンと当時に諸兄に高評価なのが頷ける。
「白」と言うことは「黒」もあるのか。。。新たなメニューも少しずつ増やしていくとのことなので、今後の展開も楽しみ。
貝好きとしては動物の支えを更に控えめにして、貝がブワッと圧倒するような一杯も食べてみたい気がする。
丼については、敢えて小さくした裏にはスープ量等原価の事情が絡んでいそうだが、食べ易さという観点は忘れて欲しくないなと思った。
ご馳走さまでした。