鳴き麻雀が嫌いな方へ… | としひとのまーじゃん修行日記R

としひとのまーじゃん修行日記R

麻雀好きな人に少しでも見て頂けたらなと思います。
自分なりに良いと思った事を書いていきたいので、反対意見でも構いませんのでどしどしコメントください。

テーマ:
 突然ですが、皆さんは鳴き麻雀は嫌いですか?
 
 私はネット麻雀で自分の戦績を見ると副露率が人よりかな~り高いです。
 
 リアル打ちでは、記録が無いのでよく分からないのですが、ネット麻雀よりは多少は少ないとは思うのですが、極端に打ち方が変わるわけではないので、それなりに仕掛けているんじゃないかって思います。
 
 私がネットゲームで主として遊んでいるサイトは、チャットができないのですが、たまに違うサイトで遊ぶ際、対局中にチャットができるゲームだと、たまに暴言が飛び交っていたりします。
 
 そんな暴言で最も多いのが、
 
 「鳴き麻雀うぜー!!」 …みたいなもの。
 
 私は最近そういうのは無視しているのですが、中には対局そっちのけで暴言合戦を繰り広げているようなとんでもない場面に出くわすことも…。
 
 う~ん、リアル対局じゃなくてよかった。
 
 さて、私はどちらかと言えば鳴き麻雀派なのですが、気持ちが分からないわけではない。
 
 自分が門前で大物手であと一歩という時、鳴いてサラっとかわされると、イライラしますよね。
 
 何とか防げないものなのだろうか…。
 
 そんなわけで、今日はあえて鳴き麻雀派の私が、門前嗜好の身になってブログを書いてみようという少々無謀な記事を書いてみる事にします。
 
 さて、門前嗜好のアナタ…。
 
 でもその鳴き麻雀の原因を作っているのは、実はあなた自身かもしれないのです。
 
 「はぁ?何言ってんだ!俺は鳴かないぞ!!」
 
 いやいや、そうではなく、ちゃんと役牌絞ってます?
 
 今日は、この記事を書くため、あえて字牌を絞らず打ってみました。
 
 とりあえず見てください…。
 
絞らず1
 
 普段だったら、私はここで發は切りません。そもそも前巡の第一打に西も切っていません。
 
 おそらくソーズのペンチャン落としをしていたと思います。
 
 私はそれが当然だと思っているのですが、あえてここで發を切ってみる事にします。
 
絞らず3
 
 案の定というべきか、下家にポンされました。
 
 その後、役が確定して思いっきり攻められると思ったからか、下家は立て続けに北九ソーをも上家からポンをし、あっという間に3副露…。
 
 一気にツモ巡を2巡も飛ばされてしまいました。
 
 その後上家が出した白を対面がポン。すると負けじと対面が出した東を親がポン…。
 
 一気に空中戦となってしまいました。 
 
絞らず5
 
 ちなみに、そもそもくどいようですが2巡目の状態で私は發を切ってはいないのですが、もしこうなってしまった場合、私は上家の七万をカンチャンで仕掛けていると思います。
 
 …ですが、私はここで「鳴き麻雀が嫌いなタイプ」…という想定で打ってみる事にしましたので、あえてスルーしてみる事にしました。
 
 ちょっとここで、休憩がてら、3人の手牌はどんな感じなのか、予想してみる事にします。
 
 まず、下家…。
 
 發の後の2つのポンでの手出し牌がマンズの中張牌で、最終手出しが八ソー。その後に二ソーもツモ切りしているので、もしソーズの一色手であるならばテンパイしているはずです。ただピンズがまるで出ていないので、断言は難しい。
 マンズは安全そうに見えるものの、一応対々和の可能性もあるので、絶対に安全とは言い切れません。
 
 一方、対面は…。
 
 親より先に白を仕掛けています。(私から見て)上家の3副露を見てあわてて仕掛けたようにも見えます。よほどアガりたかったのか…。
 …とすればドラを多く抱えているのはここ?
 しかし赤牌入りのルールなので、ドラそのものなのか、赤牌を抱えているのかは不明です。
 
 最後に、上家の親は…。
 
 高いのか安いのか、全く分かりません。
 黙って親っかぶりをしたくなかったから、2役確定のダブ東を仕掛けた可能性があります。
 いや、意外と本手はここだったりして。
 
 …というわけで、ほとんど分かりません(笑)。
 
 そりゃそうです。周りを観察する暇もなく、空中戦になったのですから。
 
 さて、結果と周りの手牌は…。

絞らず6
 
 ピンズが誰の手にも少なかったのはちょっと意外でした。
 
 まあ安く済んでよかったね…というのが本音。
 
 さて、こんな局面を見た鳴き麻雀が嫌いなアナタ。
 
 しかし原因は実はここで言う私にあるのです。
 
 發を切る時点での全員の手牌を開けて見てみましょう。
 
絞らず7
 
 まず下家は發を仕掛けた時点で混一色に向かうつもりだったんですね。
 
 役も確定した事で大変楽になったのでしょう。
 
 私は普段だったらソーズのペンチャンを落とすと前述しましたが、はたして九ソーからだったら仕掛けていたでしょうか…。
 
 おそらく仕掛けていなかったんじゃないでしょうか。もし仮に仕掛けていたとしても、發から仕掛けられるよりは、ずっと手役を想定しやすかったものと思われます。

 發を絞る事で、そこそこテンパイに時間がかかる事も考えられ、その間にピンズの不要牌でもツモ切りしてくれれば、ソーズの一色手であるとほぼ断言できるような捨て牌になっていたかもしれません。
 
 それに九ソーから仕掛けていたとすれば、他家の白東も、もう少し絞られた可能性だってあります。
 
 だとすれば、空中戦になったとしても中盤から終盤にかけてであった可能性も考えられ、私の手牌だってもう少し戦える形になっていたかもしれません。
 
 …そうなんです。結論は、鳴き麻雀をされたくなかったら、鳴かせる様な牌は絞るべし。
 
 特に、役になる三元牌や場風牌はある程度手がまとまってから切るべきなのです。
 
 しかし、最近の麻雀は「重なる前に切れ」が主流…。
 
 それも一理あるのも否定できない。
 
 でも絞りたくなかったら、鳴かれても文句は言えないって事です。
 
 まあ、自分自身が神経質に絞っていても、他家にバシバシ切られる事だってあります。
 
 しかしながら、無駄だと思った時点で何も進歩がありません。
 
 「あいつが卓に入ると、そう簡単に役牌が出てこない…。」
 
 …そんな雀士を目指すのも悪くないのでは。
 
 そんな印象を他家が持ってくれる事で鳴き麻雀が減るかもしれませんよ。