いつも行くスーパーには、鮮魚の店が2店並んでいます。
片方の魚はすべてパックされていて値段も付いていますが、もう1店の方は、いかにも高そうな魚(大分産のサバとかキンメダイ、太刀魚、イサキ、大きなブリ・・・・)は、氷の上に並んでいて、値段が書いてありません。
なぜ値段を書いてないのかと聞いたら「値段を書いたら、それだけで高いと思われて売れないんですよ」
もちろん隣の店は、高くても値段がついています。
ところが、コノシロは安い(98円)のに、たいてい氷の上にドサッと置かれていて、カボスがコノシロ好きなので、これがある時は「コノシロ2匹下さい」と声をかけなければなりません。
これこそパックに入れてあったら、黙って買えるのに・・・・
カボスは釣りに行かない日でも、毎日のように刺身が食べたい人。
それも、刺身盛りは下に敷いてある大根の千切りから、大根臭くなるというので、柵か丸ごとの魚を買うのです。
ほとんどの魚や刺身のサクはパックに入っているので、そのままカゴに入れられるのですが・・・
夕方も5時を過ぎる頃、氷の上の魚は片付けられるので、「たぶん直営かどこかの、料理屋に運んでしまうんだろうね~」と、我が家では勝手な噂をしているのですが。
コノシロはパック詰めにするのも、手間がもったいないので氷の上に置いてあるんじゃないかしら?
対面販売の氷の上の魚を買う人はあまりいないので、いつもいつも「コノシロ2匹ください」と声をかけるおばちゃん。
今に「コノシロの人」と言われるぞ~ 時間の問題だわ
と、恐れていたことが・・・・・
実は、新婚間もない頃、いつも行くスーパーでコノシロを買うと「あら~、ダンナさんが帰ってるのね」とか「今日はコノシロ何匹?」なんて、魚屋さんにからかわれていた、嬉し恥ずかしの思い出があるのです。
この前、珍しくカニがトロ箱のまま氷の上にありました。
買おうか買うまいかと見ていると、中からお兄さんが「え?コノシロですか?」
とうとう・・・・・
はいはい、確かにその日もコノシロがありました。
「もう、私の顔を見たらコノシロと思ってるでしょう。このカニはいくらなの?」
「800円ですよ」
思ったより安い毛ガニ? でも、これは毛ガニにそっくりのクリガニ。
「大きくても軽いものもあるのね」と言うと、外へ出て来て重そうなものを選んでくれました。
足がピクピクと動いています。「まだ生きてるんだ~」
生きているカニは、絶対おいしいものですね。
氷で寒かったせいか、あまり動かなかったカニは、家に持ち帰ったらゴソゴソ動き出しました。
後ろにビョンと飛んだりしたので、爪に割り箸を持たせたらこのとおり。
闘う暇もなく、あっけないくらい茹でられてしまいました。
カボスはカニはむしるのが面倒なので、案の定「いらない」と言い、私一人で食べたのですが、
カニみそもあって、甘くておいしいカニでした。
で、これをアップするにあたって、毛ガニとクリガニの違いを調べてみたら・・・・・・・
なんと、これは本物の毛ガニだったのです
安いので、私が勝手にクリガニだと思い込んでいたのです。
だって、10年くらい前、毛ガニにしては安い安いと飛びつくように買ったカニが、実はクリガニだったという経験があったから。
クリガニでも、生きているからおいしいのは間違いないないのですけどね。
ふっふっふっ・・・私が毛ガニだと思っているでしょう?な~んて、魚屋のお兄さんに牽制をかけていたのでした。(^_^;)
あ~、こんなことならもっと味わって食べるんだった、と思ったのは後の祭り。
☆☆☆
大好きな山椒がいっぱい
メバルの煮つけ、アサリを入れたちらし寿司、カニの魚屋で買った活きだこを茹でてタコブツ、近所の人からもらった掘りたてのタケノコ。
今夜もおいしくいただきました。

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