そんなゴイスーな乗り物がせいぜい1万円くらいで手に入る。
ヘタをするとタダでもらってこれるんですから、すごい世の中です。
というわけで、もらったママチャリ整備第3回。
特筆すべきエネルギー効率も、適当に乗っていたら発揮できません。たぶん。

特にママチャリに乗ってて気になるのは、ペダル・サドル・ハンドル。
よくあるのは、
-プラスチック製ペダルがすり減って滑る。
-乗り心地の良いバネ入りサドル、でも幅が広いしふにゃふにゃで漕ぎにくい。
-純正シートポスト、長さが足らなくてサドルが上げられない。
-ハンドルのグリップが硬くて滑る。ハンドル自体も近すぎ、高すぎで乗りにくい。
こんなかんじでしょうか。
内装3速のギアは各段が離れすぎで漕ぎたい重さのギアがなかったり、
ハンドルの位置が近すぎて辛かったり。
そもそも車重が重いとか。
スポーツバイクと比べると色々出てきます。
のんびり乗るなら良いんですが、車道で乗るにはチト不便。
実用性とコストを考えたら、ママチャリにスポーツバイクみたいな性能を求めるのはお門違いかもしれません。
でも、ちょっといじると改善できるところもあるんです。
そのひとつ、今回はペダルを交換してみます。
もともとついていたのはこういう奴。

普通のママチャリペダル。
滑り止めに凸凹がついていますが、すり減ってつるつる滑る。
MTBにビンディングペダルを付ける前に使っていた大きなフラットペダルと比べると、
踏む面積が狭いので漕ぎにくい。

こういうやつですね。
これを余っているゴツいペダルと交換します。
これ。
見るからに凶悪犯っぽいですね。
スズメバチみたいな配色だ。
ずいーぶん前にアンドレにつけていたフラットペダルで、もともとはダウンヒルMTB用だったかしら。
210円で買ってきた激安品でした。
ケージと呼ばれる外周部分のトゲトゲしい黒い所は鉄製。
靴底にがっしり食らいつき、そうやすやすと滑りません。
靴底が痛むレベルの噛み付きよう。
踏み外してスネに当たると痛そうですが、めったに踏み外さないので…。
黄色いとこはアルミ製。
重いですが、相手はママチャリ。まぁいいやと。
ペダル軸を指でひねるとゴリゴリ言ってます。
せっかくだからオーバーホールしてみよう。
ありがたいことに、BMX用の一部を除けばペダルのネジ規格は共通だそうな。
なので、これもママチャリに装着可。
さて、純正プラペダルを外します。
購入後全く触られたことのない部分なので、立派に固着している模様。
事前に5-56をネジ山に行き渡るように噴いておきます。
たまたまこのペダルはレンチが入る部分が広く、普通のレンチでも回せそう。
ただ、幅のあるレンチが入らないペダルも多く、専用のペダルレンチがあったほうが便利かもしれません。
15mmって言うことは、ママチャリの車輪外し用にもってる長いコンビレンチが使えます。
あると便利ですが、頻繁に使う道具でもありません。
ママチャリいじりぐらいなら、色々一緒になってる奴で十分かと。
- 結局、今回はLifuのこれを使いました。
片方だけ逆ネジなので回転方向がちょっとクセモノ。ただし、自転車の進行方向と逆向きにレンチを噛まして、レンチを下におろすように回すとどちらも外れます。
クランクを進行方向に、レンチを後ろ向きにかませると、クランクも回らず、外すことが出来るようになってます。
基本的にペダルは走行中に同じ方向にしか回り続けるので、ネジが外れにくい方向に回るようになっているのかなーと思っていましたが、その向きとは逆。
ぐるぐる回るクランクにペダルがついているので、外し易くなってる模様。
今回は立派に固着しているので、手では全然回りません。
ということで、荒業。
ペダルにかましたレンチを上から思いっきり踏みつけます。
外れないネジは瞬間的にガツン!と大きな力を掛けてやると外れやすいです。
電動インパクトドライバーと同じ考え方ですね。
あれはネジの進行方向にガンガン叩いて、固着を緩めます。
追記:不安になったので後で調べたら「回転方向」の誤りでした。失礼しました。
ただし、急激に大きな力をかけると、工具を壊したり、ネジが壊れたり。
はたまた、外れた部品や工具、意外な出っ張りに身体をぶつけて怪我をすることも。
なので、おすすめはしません。
無理だなと思ったら、自転車屋さんに持ち込みましょう。
イイお店ならでっかいペダルレンチで外してくれます。
ちょっとでも回れはこっちのものです。
さて、自転車屋さんに持ち込むのが面倒なのでレンチを踏みつけるわけですが、クランクが同時に回転すると、危ない。
勢い余ってペダルでスネを打ったり、工具が飛んだり。
なので、建物の柱をうまいこと使ってクランクが回らないようにしました。
ペダルを柱に当ててしまえば、クランクはいくらレンチを踏みつけても回転しません。
赤い矢印の方向にレンチを踏みつけると、青い矢印の方にクランクは回ろうとします。
でも、そっちにはコンクリートの柱があるので回れません。
ペダルはプラで軟らかいからコンクリにも傷つかず。
時折、外れた工具が飛んできたりしますので、恐る恐る…。
踏むたびにズレたレンチを直します。危ないから。
なんどか小突いてグギギ…っと回りました。
あとは手で安全に作業。ふぅ。
ナットとワッシャ、そしてベアリングボールが見えます。
パサパサです。油が切れてるなぁ。
自転車整備本では、ネジ山には必ずグリスを塗りましょう!とありますが、頻繁に外さないネジはこんな感じで固着します。
ネジのトルク管理をする意図もあるらしいのですが、雨ざらしで錆びやすいママチャリには固着対策としてもやった方がイイですなぁ。外すのに苦労したくないですもん…。
ママチャリいじりは固着との戦いといっても過言では無い気がします…。
ネジ山にはホムセンの安物でいいので、グリスを塗ったほうがいいなぁと思います。
あ、油を入れちゃダメってところは取説に従います。
プアペダルが外れたので、ゴリゴリDHペダルのオーバーホールに挑戦です。
樹脂製のキャップを外して中身拝見。
ナットを外してベアリングボールを取り出そう。
モンキーレンチじゃ入らないので、ボックスレンチを使いました。
随分前にホムセンで1000円ちょっだった激安ボックスレンチセット。
ラチェットハンドルなんかガッタガタですが、めったに使わないしこれで十分。
あってよかったー。
分解できました。
ベアリングのグリスは少なめ。
樹脂製のキャップがしっかりしてるし、ネジ側にもゴム製のダストシールが入っていました。
防水防汚効果をグリスに期待しないなら、このくらいでも潤滑には十分なんだろう。
ベアリングボール、シャフトも含めて綺麗。
ゴリゴリ言っていたので心配だったベアリングレース。
グリスが多少汚れていますが、特に傷や凹みは無し。
ゴリゴリの原因は単純にネジの締めすぎか。
さて汚れたグリスを拭き取り、新しいグリスを塗って組み直します。
ハブのグリスアップ感覚で多めにグリスを塗りましたが、回転感がしっとりしてるので、グリスちょっと多かったのかも…。
なめらかには回りますが…。勉強ですね。
反対側もやってオーバーホール終了。
クランクに取り付け。
クランクもペダル軸もネジ山をパーツクリーナーで洗浄。
ウエスで浮いた錆など、汚れを拭き取ります。
固着しないようネジ山にグリスをぬったくって装着。
はみ出たグリスはウエスで拭う。
ペダル交換完了です。
随分漕ぎやすくなりましたー。
いくら回そうが、ペダルは滑る気配すら無い。
黄色目立つな…。
次はサドルとハンドルだ。- 結局、今回はLifuのこれを使いました。

























































































