前回まででリジットフォークになったB1・MASONですが、さらに続きます。
ドロップ化以来、Mr.ControlのVブレーキローラーとシマノのふつーのVブレーキを組み合わせて使って参りました。
一応、握れば相応に効くし、使う分には問題ありません。
ただ、パワーモジュレーターを使ったような、制動力の立ち上がりが鈍い感じ。
それと、ごちゃごちゃした見た目はあんまり気に入ってませんでした。
そろそろ使ってたブレーキシューが減ってきたので、思い切ってブレーキごと換装!
シマノのBR-R353です。
定価1,500円位。実勢価格で1,400円ってところでしょうか。
比較的最近シマノのラインナップに加わった「コンパクトVブレーキ」なるロード寄りのVブレーキシリーズで、主にクロスバイクの完成車に付いてます。
MTBのドロップ化をする人々の間では語り尽くされたことですが、ドロップハンドル用のエアロブレーキレバーの類は直接Vブレーキを引くことができません。
これまで私は、通学用のプジョーCADET(と、それ以前の"アンドレ")ではVブレーキ対応のブレーキレバー(ダイアコンペ287V)を、このB1・MASONではST-4400にコンバーターをかましてVブレーキを使ってきました。
その中ではこれが最適解な気がします。
なんせ「普通」なのです。使い心地も制動力も。
Vブレーキローラー仕様からするとタッチも制動力も向上。
287Vと普通のVブレーキの組み合わせに近いくらい「普通」。
後ろも交換。
ローラーが無くなった分、随分スッキリしました。
制動力が強すぎて、わりと簡単にロックするので、後ろはもとのままでも良かったかも。
あんまりレバーを握るとフレームにしろ、フォークにしろ外側に広がって逃げます。
ブースターでも使ったらより良くなるんでしょうか。
性能はもとより、見た目がスッキリしたのでやってよかったと思います。
シマノでは公式にコンパクトVブレーキのデュアルコントロールレバー対応は謳っていませんが、なんででしょうね…。
シマノのラインナップ中ではSTIにはカンチブレーキとロード用ディスクブレーキで対応しているからかな。
欠点といえば、アーチ長が短いので太いタイヤは履けなそうってとこです。
今使っているのはパナレーサーのCloser 26x1.25ですが、2.0とかのブロックタイヤだと厳しいかもなぁ…。試してません。
それから、リムブレーキなので雨天には弱いです。
Vブレーキローラー仕様に比べてブレーキシューの移動量が大きく取れるので、ワイヤーの張り調整も簡単になりました。
ついでにジャグワイヤーのインナーワイヤーアジャスターを追加。
色の事を気にせず買ってたストック品なので赤いです…。
インナー、アウターワイヤーは今までのやつを短く詰めて流用。
コンパクトVに換装したことで余計なローラーの抵抗が減ったのか、ワイヤーが短くなったからか、若干引きが軽くなって「ゴリゴリ」感が減った気がします。
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そして今回はまた別のところもいじりました。
ペダル。
友人に格安で譲ってもらいました。
中古品とはいえ自分の自転車歴の中でももっとも由緒正しい?部品ですね。アルテ。
外装は痛みが激しいですが、ベアリングとビンディングは絶好調!
ヌメヌメ回る精度感!萌えます。ええ。
これになったからにはシューズも買いました。
Y's Roadでセール中だったシマノR241。
以前使ってたスペシャの歩けるSPDシューズのソールが歩きすぎて割れちゃったんです…。
つまり、あえて「歩けない」のでも良いんじゃないかと。
ちょっとやりすぎたかなと思いましたが、いきなりのカーボンソール。
手で曲げようったって全く変形しません。
Y'sの店員さんいわく「筋力がない人だと疲れる」とか。
…鍛えようではありませんか。
4000円だか払うとカスタムフィットなる施工もできるそうですが、とりあえずそのまま履いてます。
まだ1回しか使ってませんが、めっちゃ進む。
しばらくフラペだったのも相まって余計にそう感じます。
ただ、通学用に履くわけにも行かないので、普段はフラペ。
トークリップでもつけようかしら。
そして最後にこれ。
既に汚れちゃってますが(っていうかフレームのキズが…)、T-ONEのボトルホルダー。
以前からミノウラのボトルケージをつけていたのですが、もう一箇所あるシートチューブのネジ穴は、スローピングフレームでは使いづらい。
なので、少し横から抜けるタイプにしてみました。
これもY'sの安売り品。
結果上々!使いやすい。
構造上左手でボトルを抜けませんが、私の場合は問題ないです。
ミノウラの方はヘタって変形してきたのか、ボトルの固定力が弱まっているのでこちらもこれに交換してしまおうか…。
そんなこんなで現在の姿。
黄色の前タイヤはそろそろ寿命です。
ブレーキの写真に映り込んでますがトレッド面ビキビキ。
Closerにはよくあることですが…おそらく天然ゴムのコンパウンドが紫外線に弱い。
パンクしやすいって話も聞きますが、私はそれほどパンクしやすさは感じません。
安くて(実勢3000円以下/本)軽い(公称210g)ので、交換用にもまたCloserを用意してあります。前後ともに黒くなっちゃうので、モノトーン化が進みますね…。
後ろだけKENDAの1.5にしていましたが、前後ともにCloserに揃えました。
軽くなって加速は良いです。
外形が小さくなってるので、下り坂だと平気で48x12Tを踏み切るようになってしまいました。
このフレームに入るかわかりませんが、次はロードクランク化してチェーンリング大きくするかしら…。
まぁそれは於いておいて、ペダルにしろブレーキにしろ、なぜ一気に弄ったかというと、ちょっとしたロングライドに行く目標ができまして。
先日それに行ってきたのですが、それに間に合わせるために色々弄ってたんです。
その時の話はまたいずれ。
では。