大倉集古館で「もうひとりのル・コルビュジエ――絵画をめぐって」を観た!その2 | とんとん・にっき

大倉集古館で「もうひとりのル・コルビュジエ――絵画をめぐって」を観た!その2

「もうひとりのル・コルビジュエ」チラシ

 

「もうひとりのル・コルビュジエ」案内板

 

大倉集古館で「もうひとりのル・コルビュジエ――絵画をめぐって」を観てきました。

 

”私の探求や知的生産の根底の秘密は

絶え間ない絵画実践のなかにあるんです”

(ル・コルビジュエ みずから語る生涯)P250

 

フランスを拠点に活動した建築家ル・コルビュジエ(1887-1965)は、7カ国にある17資産がユネスコの世界文化遺産に登録されるなど、20世紀を代表する重要な建築家として高く評価されていますが、同時に数多くの美術作品を残したアーティストとしても知られています。

本展では、世界有数の所蔵作品をもつ大成建設ル・コルビジュエ・コレクションの中から約130点の作品を展示することによって、ル・コルビジュエの美術作家としての側面をご紹介いたします。本コレクションの作品がこれだけまとまって公開されるのはおよそ30年ぶりのことです。本展をご覧いただくことで、建築を含めたル・コルビュジエのすべての創作活動の根底にあった、彼の絵画への情熱に気づいていただけることと思います。

 

展覧会の構成は、以下の通りです。

 

 I ピュリスムから

Ⅱ 女性たち

Ⅲ 象徴的モチーフ

Ⅳ グラフィックな表現

 

 IとⅡはその1に、ⅢとⅣはその2に載せます。

 

Ⅲ 象徴的モチーフ

 

「牡牛 XVⅢ」1959年

 

翼のある一角獣

 

「コンポジション」1959年

 

開いた手

 

「チャンディガール」1951年

 

「開いた手」1948年

 

イヴォンヌ・ガリ

 

「女の顔(イヴォンヌ・ガリ)」1929年

 

「女のいるコンポジション」
1933-52年

 

イコン

 

「人物」1964年

 

パピエ・コレ

 

「テーブルにつく人物」
1939-52年

 

彫刻

 

「イコン」1963年

 

モデュロール

 

「三人の人物(モデュロール)」
1960年

 

「直角の詩 B-2」
1955年刊、リトグラフ

 

Ⅳ グラフィックな表現

 

ポスター

 

左:「ル・コルビュジエ タピスリー展」
1963年、リトグラフ
右:「ル・コルビュジエ展」
1962年、リトグラフ」

 

タピスリー

 

「奇妙な鳥と牡牛」1957年、ウール織物

 

家具

 

C.ぺリアン、P.ジャンヌレ、ル・コルビュジエ
「LC4 シェーズ・ロング」1928年

 

C.ぺリアン、P.ジャンヌレ、ル・コルビュジエ
「LC1 バスキュラン・シェーズ」
 

C.ぺリアン、P.ジャンヌレ、ル・コルビュジエ
「LC2 グラン・コンフォール」1928年

 

特別展 大成建設コレクション

もうひとりのル・コルビュジエ ~絵画をめぐって~

発行日:2024年6月25日

企画・編集:

林美佐(大成建設ギャルリー・タイセイ学芸員)

発行:

公益財団法人 大倉文化財団 大倉集古館

大成建設株式会社

 

「大倉集古館」ホームページ

https://www.shukokan.org

 

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