大倉集古館で「桃源郷展―蕪村・呉春が夢みたもの―」を観た! | とんとん・にっき

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「桃源郷展」チラシ

 

大倉集古館で「桃源郷展―蕪村・呉春が夢みたもの―」を観てきました。久しぶりに観に行ったのは、10月9日のことでした。

 

チラシの裏には、以下のようにあります。

大倉集古館は2014年4月より増改築のため休館していましたが、5年半の工事期間を経て、2019年9月12日に、一体的に建設を行ってきた「オークラ東京」と同時にリニューアルオープンしました。国の登録有形文化財に指定されている建物の外観には手を加えず、新たに免震構造の地下階を増築しました。

大倉財閥創設者の大倉喜八郎が日本最初の市立美術館として1917年に創設した大倉集古館は、関東大震災による火災で甚大な被害を受け、伊東忠太博士の設計により展示館を再建、1928年に再開館しました。一昨年、創立百周年を迎え、歴史と伝統を継承しつつ、展示ケースも含む最新の設備と免震構造を備えた美術館として、さらなる文化的貢献に努めてまいります。

 

「大倉集古館」外観

 

「大蔵集古館」正面外観

 

「大倉集古館」館銘板

 

「大倉鶴彦翁像」大正2年(1913)

 

「金剛力士立像」鎌倉-南北朝時代

 

「桃源郷展」入場チケット

 

第1章 呉春「武陵桃源図」―蕪村へのオマージュ―

 

左:「与謝蕪村「桃林結義図」
江戸・明和8年(1771)、岡田美術館蔵
右:与謝蕪村「武陵桃源図(左幅)
江戸・安永10年(1781)、個人蔵

 

与謝蕪村・呉春「陶淵明画讃」
江戸・天明4年(1784)、逸翁美術館蔵

 

呉春「武陵桃源図」(部分)1巻
江戸時代(18世紀)、遠山記念館蔵

 

呉春「武陵桃源図」6曲1双
江戸時代(18世紀)、大蔵集古館蔵

 

第2章 桃の意味するもの―不老長寿・吉祥―

 

「藍釉粉彩桃樹文瓶」景徳鎮窯
清乾隆年間(18世紀)
静嘉堂文庫美術館蔵

 

「青花黄彩桃文皿」景徳鎮窯、2枚の内1枚
清乾隆年間(18世紀)、東京国立博物館蔵

 

「山水人物推朱桃形合子」
明嘉靖年間(16世紀)
東京国立博物館蔵

 

第3章 「武陵桃源図」の展開―中国から―日本へ

 

趙伯駒(款)「武陵桃源図巻」(部分)1巻
明末~清和(17世紀)、林原美術館蔵

 

「河村文鳳「武陵桃源図屏風」(左隻)6曲1双
江戸時代(18世紀、静岡県立美術館蔵

 

大倉集古館名品展

 

横山大観「夜桜」(左隻)6曲1双、昭和4年(1929)

 

宗達派「扇面流図屏風」(左隻)6曲1双
江戸時代(17世紀」

 

国宝「古今和歌集序」(部分)1巻
平安時代(12世紀)

 

重文、尾形光琳/乾山合作
「錆絵寿老図六角皿」
江戸時代(18世紀)

 

国宝「普賢菩薩騎象像」
平安時代(12世紀)

 

新装なった「オークラ東京」メインロビー

 

「大倉集古館」ホームページ

https://www.shukokan.org

 

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