田畑書店編集部編「小川洋子のつくり方」を読んだ! | とんとん・にっき

田畑書店編集部編「小川洋子のつくり方」を読んだ!

 

田畑書店編集部編「小川洋子のつくり方」(田畑書店編集部編:2021年8月6日発行)を読みました。

 

この本のことを知ったのは、下記のブネさんのブログでした。

『 小川洋子のつくり方 』 (本レビュー)

 

この本の構成は、以下の通りです。

 

第1章 死者の声を運ぶ小舟

     死者の声を運ぶ小舟   小川洋子

第2章 世界は小川洋子の文学をどう受容したか

     世界のジャーナリズムが注目した小川洋子の文学

      田畑書店編集部

     海外で出版された小川洋子の作品たち

第3章 フランス語圏の小川洋子

     ブリュッセル

     パリ

     トゥールーズ

第4章 インタヴィーズ

     有限な盤上に広がる無限の宇宙    (インタヴュアー)堀江敏幸

     なにかがあった。いまはない。     (インタヴュアー)千野帽子

第5章 小川洋子のつくり方

     小説の生まれる場所      (於:関西大学)

     小説の不思議          (於:大坂文学学校)

     私が新人作家だった頃     (於:大阪芸術大学)

第6章 全作品解説            神田法子

     あとがき              小川洋子

 

この本の巻頭には、2020年8月6日付ニューヨーク・タイムズ誌に掲載された小川洋子の署名記事の原文 「死者の声を運ぶ小舟」が掲載されています。そのなかで小川が幾度となく読み返しているという作品が取り上げられています。

 

以下、小川が挙げた僕の手持ちのそれらの作品を載せておきます。

 

「アンネの日記 増補新訂版」

文春文庫

2003年4月10日第1刷

2018年7月15日第34刷

著者:アンネ・フランク

発行所:株式会社文藝春秋

 

「夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録」

著者:ヴィクトール・E・フランクル

1961年3月5日初版第1刷発行

1971年11月5日新版第1刷発行

1997年1月30日新装第21刷発行

発行所:株式会社みすず書房

 

「改定完全版 アウシュヴィッツは終わらない これが人間か」

朝日選書

2017年10月25日第1刷発行

2018年7月10日第2刷発行

著者:プリーモ・レーヴィ

発行所:朝日新聞出版

 

「夏の花・心願の国」

新潮文庫

昭和48年7月30日発行

平成12年4月25日39刷改版

平成30年9月25日47刷

著者:原民喜

発行所:株式会社新潮社

 

以下、僕が手持ちの小川洋子作品

 

単行本11冊(既読)

 

左:文庫本9冊(既読)

右:文庫本8冊(未読)

 

 

 

小川洋子:

1962年、岡山市生まれ。早稲田大学文学部第一文学部卒。88年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞。91年「妊娠カレンダー」で芥川賞受賞。2004年『博士の愛した数式』で読売文学賞、本屋大賞、同年『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞を受賞。06年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞受賞。07年フランス芸術文化勲章シュバリエ受章。13年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。20年『小箱』で野間文芸賞を受賞。他に多数の小説、エッセイがある。

 

過去の関連記事:

(20作品読んでいるはずなのに(いやもっと読んでる)、ブログには以下しか取り上げていない。ブログをはじめる前だったのか?)

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