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訪問ありがとうございます飛び出すハート
27歳、れんです。
高校2年生で白血病、現在は寛解し講演活動をしながらモデルやってます。プライベートでは26歳年上の夫と結婚、1歳👶🏻🎀の育児奮闘中です!


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2012年のこと。

当時高校3年生、17歳。


急性リンパ性白血病での入院生活が

半年経った頃の話です。



無菌室を出たあと、小児科の一般病棟に移ってからはラウンジに出てもいいと許可が降りました。



小児科は毎週の工作の時間、

季節ごとのイベントなど子ども達と交流する機会がたくさん。





そこで、当時中学3年生だった少女と出会います。



ある病気で入退院を繰り返していた彼女は、

歩き方のおぼつかないわたしの手を引いては一緒に歩いてくれました。


ーーー病気の人の気持ちが分かるから、
将来は理学療法士になりたい。


夢を話す姿に、年下なのになんて大人びた子なんだろうと思った記憶があります。


唯一子どもらしくて安心したのは、ガチャピンが大好きだということ。



わたしは今でもガチャピンを見るたびに思い出すよ






病棟で中高生は珍しく、赤ちゃんばかりの小児科では話の合う貴重な友人です。


ある日、なんで病気になっちゃったんだろうと
落ち込むわたしに話してくれました。



「病気になったのが、我慢のできるわたしで良かった。
大切な家族じゃなくて、わたしで良かった。」



もしこれがお母さんだったら耐えられないから、
そう言って微笑んだのです。

わたしは病気をずっと受け入れられず、
母親に当たったり健康な人を恨めしく思ってばかりいました。


見守るしかない家族だって辛いに決まってる…
そんな当たり前のことさえ考えようとしなかった自分が、本当に恥ずかしかった。


でも、命を大切にしないならわたしに分けてよとも思う…きっと大切に生きてみせるから、わたしは生きたい。


そう言って涙を流す彼女を見た時は、
世間の中学生が楽しく過ごす中でどんな思いで自分と向き合ってきたのだろうと…考えさせられました。



わたしは本当に、本当に病気が憎いです。


神様はなぜ病気を作ったのですか?
ただ、普通に生きたいだけなのに…



彼女との出会いは、今でも大切な思い出です。
同時にずっと後悔していることがあります。







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