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▼前回記事はこちら
外見で変わる、人の態度の話。
▼子ども好きな男性を避けてしまう
「妊孕性(にんようせい)」
という言葉を聞いたことはありますか?
簡単に説明をすると妊娠をするための力のこと。
生殖機能が、がん治療によってダメージを受けてしまうことがあります。
近年はAYA世代が注目されて妊孕性の関心も高まっているけれど、わたしの治療当時の十年前にはあまり浸透していませんでした。
妊孕性を知ったのも2016年あたりだったかな。
最近は治療前に凍結の選択肢なども提示されるようになっていると思います。
当時、わたしも告知はされませんでした。
何となく、放射線治療とかは妊娠率に関係するのかな?とは思っていたものの、
まさか抗がん剤投与のみでも影響するなんて!
例えばわたしが当時16歳で卵子凍結の話を出されたとして、白血病の宣告だけでパニックなのに将来のことまで頭が回らなかっただろうし、当時告知がなかったことについては何も思いませんでした。
(母親は将来の妊娠についてよぎったものの、まずは目の前の治療にいっぱいいっぱいでスルーしたそう)
けど、そこから子ども好きな男性に好意を寄せられると避けてしまうように。
子どもありきの人生設計をしている人や、
将来つけたい子どもの名前の話を振られるのがキツかったです…
(この年齢になって思うのは、健康でも子どもが確実にできるとは限らないし、出産にリスクを抱えるのも女性側なのであまり無邪気に子ども欲しい!って言わない方がいいのかもしれないですね)
夫と結婚を意識し始めた頃、
子どもについて話し合ったことがあります。
AMH検査といって、卵巣内に残っている卵子の数を調べたことも。
※AMH値が低い=妊娠率が低い、という事ではないようです
わたしは実年齢+15歳くらいの卵子数。
早期閉経の可能性があり、
子どもを視野に入れるなら二十代のうちが望ましいこと、三十代に入って出来づらければ不妊治療もしてみましょうという話をされました。
もし出来なくても…それは仕方がない。
子どもがいてもいい、いなくてもいい。
自分の人生が最高って思えればそれでいい。
有難いことに、現在は大切な娘を授かることが出来ました。
妊娠報告をしたとき、両親それぞれに
「病気になって出来ないかもしれないと思ったけど、良かったね」とぽつりと言われ、どこかで気にしてたのかもしれないと思いました。