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小さな花のひとりごと

乳がん再発の心の動きを綴っています。
現在、肺、縦隔、骨に転移していますが、治療のおかげで元気に過ごすことができています。
やれることをやれるうちに。

す下書き保存したつもりでいたらイイネやコメントをいただき、間違えて投稿したことに慌てています。
なにも書いていなかった時にイイネを頂きありがとうございます。
動画のカモミールの力ですね(^^♪
 
 
 
 
友人が広い畑にカモミールを育てています。
そこではカモミール摘みができます。
摘んだ花の半分を友人宅に残し、残りはお持ち帰りするという形の無料体験です。
 
カモミールの花を摘んだことありますか。
予想以上に摘むのは大変。
最初は、わあ~ステキ!と感激しながら摘むのですが、だんだん疲れます。
摘んでも摘んでも咲いてる花はちっとも減らないし、
籠の中の花も増えた感じがしない。
 
ちょうどブルーベリー狩りと似ています。
あれもなかなかいっぱいにならず、小さいものって大変です。
 
摘み方は、指の間に花を挟み、そっと引き上げて花だけを摘みます。
この作業に集中できるのは、私はせいぜい1時間。
たぶんカップ1杯程度がやっと。
そこから先は我慢と忍耐で摘み続けます。
 
どうして続けられるかといえば、ここでしかできないことだから。
摘んでも摘んでも花があるという贅沢。
自分で育てなくてもカモミールが摘める贅沢。
 
こんな贅沢なことはないですね。
いただいたカモミールは、軽く水洗いしてドライにします。
ドライにする前にフレッシュカモミールティーも楽しみます。
また、シロップ(コーディアル)にしても美味しいです。
牛乳と相性がいいので、ミルクティーやプリンにすると
ものすごく美味しいです。
紅茶のミルクティーよりも好きです。
 
日本薬局方にはカミツレと収載されています。
ハーブは食品の分野ですが、
ちゃんと薬効を認められていて、カモミール偉い!
(龍角散のCMでカモミール畑が流れますよね)
 
甘い香りがあるので、アブラムシが好きそうですが、
意外とテントウムシが共存しています。
もし、アブラムシがいたらお水にお酢を入れて洗うと取れます。
ドライにした仕上げに1分くらい電子レンジにかけるのもお薦めです。
 
眺めるだけでなく、
実際に摘むだけでも癒しの力は倍増と言っても過言ではありません。
心も体も癒されて元気になります。
 
植物の力は見えなくても、感じることがなくても
緑があるところ(公園でも)に行くことは
病気の予防や副作用が軽くなったり
落ち込みがちな気持ちが軽くなったり。
知らないうちに元気を貰っているはずです。

 
先日の診察のこと、
全ての工程が予想よりも待たされたせいか、
ものすごく疲れてしまいました
 
待ち時間は暇です。
観察したくてするわけではないけれど、どうやら新人さんが多いのです
採血、レントゲン、受付、一つ一つが
良く言えば丁寧?悪く言えば要領が悪い、遅い。
 
一つ一つの少しの時間が重なることで、
なんでこんなに待つのかなと感じるモタツキ。
待つのは分かりますが、だいたいこれくらい待てば…と予想できていたのが
予想外に待つと最近は心身にこたえるのです
おかげさまでヘトヘト。
 
その日は、診察に行っただけでかなりの体力消耗。
帰宅後は、昼寝で一日が終わりました
もったいない過ごし方ですが
気力も消耗して気持ちだけでは身体を動かすことができませんでした
 
 
さて久しぶりに植物に触れてきました
こういう時はなぜか元気。

今はアリウム類が元気
 

種になった姿も可愛いし、花よりもパワーがあります
 

 

キャプションには、アリウム〇〇と学名が書いてあります。
だいたいこの形状の花はアリウム〇〇ですね
 
「ヒガンバナ科」ですって。
へえ~!そうなんだ。
 
ところが調べたら、ユリ科、ネギ科の説もあって、
なんだか分からなくなりました。
(ネギ坊主の仲間だからネギ科でいいのに)と思いつつ、
例えば玉ねぎ、長ネギ、にんにく、ニラ、水仙など、ひっくるめてヒガンバナ科。
 
科名は、時々変更することがあります
今まで使われてきた分類法と新しい分類法で、科名が変わる植物が時々あるのです。
ネット上では古い情報も載っていることはざらにありますから、
きっと古い情報のほうがまだ多くて、新しい情報が少ないのではないか?
 
そこで信頼の置ける「メディカルハーブ事典(改訂版)」を開いてみました
ガーリックなら事典に掲載されているはずなので、ガーリックのページを開きます。
 
ガーリック 和名 にんにく
学名 Allium sativum
科名 ネギ科(ユリ科)
 
え?信じていた事典に、ヒガンバナ科ではない記載が出てきてしまった
 
混乱しましたが、ヒガンバナ科が一番新しい情報だと思うことにしました。
さてされ、信頼置ける新しい情報はどこでわかるのでしょうね。
 
 
 
 
黒酢ガーデン壺畑に行った時の話です。
 
すごい数の壺です
これは手作業でしか生産できませんね

この壺、いつも外にあるのも不思議です

雨でも台風でも炎天下でも、発酵できない寒さでも、

どんな環境でもお酢ができる工程を助けるのが、この壺の環境なのでしょうか

それともビニールシートでも被せるのかな

動物の被害もないのかな、動物には蓋を開ける技量がないのかな。

いろいろ不思議です

 

蓋は、カパッと被せてあるだけでした

重みはありますが、人の手なら簡単に開けられます。

 

そこはかとなくお酢の香りがふんわりとしてきます。

これだけの数ですから、それも当然のこと。

 

私は、一瞬ふわっとラベンダーの香りがしたのです。

 

ラベンダーの香り成分には「酢酸リナリル」と「リナノール」が多く含まれ、

その香りがリラックスに向かわせてくれます。

壺は完全な密閉容器ではないので、息をしていると思います。

息をしている中で「酢酸」が壺の外に漏れ出て化学反応をし

「酢酸リナリル」の様な香りになったのでは、と思いました。

 

ほんの一瞬のかすかな香りでした

そこで壺のそばにラベンダーを植えて

ラベンダーの香りで育った黒酢ができないものかと思いを巡らせます。

まろやかな黒酢ができそう、できたらいいね。

 

 

 

 

 

 

 

 
まだ梅雨入りしていないけれど、ずっと梅雨空が続いています。
最近ずっとどんよりしています。
しかも蒸し暑かったり、
寒かったり。
 
ウスベニアオイ(ブルーマロウ)の花です。

ウスベニアオイの花を摘んで、

お茶にして

レモンを垂らすとアントシアニン色素が可愛いピンクになって

酸味とほのかな香りが美味しいお茶です。

 

バタフライピーティーが、ものすごく流行った時がありました。

バタフライピーはタイハーブ・マメ科なので、

アオイ科のウスベニアオイとは違いますが、同じく花を青いお茶にします。

これは色素量が多いので、今ではお茶よりも

クッキー、お酒、ゼリーなどに使われていますね。

薄い青と通常の青いのと2種類の画像です。

一晩干すだけでチョロンと小さくなってしまいます。

でも色素量はウスベニアオイの数倍です。

 

ウスベニアオイをドライにしたものは↓こちら。

ピンクの花がドライになって、青い花に変身。

消えていたと思っていたら、スマホのどこかから出てきた画像です

 

懐かしいのでブログに書いていたら

ほとんど忘れていたことを思い出しました。

 

このウスベニアオイは、友人が育てたものです。

いっぱい咲いたから摘みに来てと誘われて、約束した日が大雨でした。

レインコート着て、傘もさして、

花を摘んだのでした。

 

ただ、ひたすら雨の中、花を摘んだだけのことなのに、

思い出したら懐かしくて楽しかった、それに若かった(^^♪

ウスベニアオイは梅雨の季節の花だったんだな~と

記憶が上書きされました。

 

 
病院の待ち時間は長い。
 
その日も混雑して、診察室からかなり離れているけれどやっと空席を見つけました。
受付番号の掲示板がかろうじて見える場所。
座るスペースは私の隣に一つだけ空いていました。
 
そこに、おじさま(おじいちゃん)が座りました。
座るや否や、すぐに私に話しかけてきました。
私は普段「話しかけるなオーラ」を放ってるのですが、効果が発揮されなかったようです。
 
おしゃべりすることになったのは、初めてです。
いつもは何か尋ねられたら答える程度です。
(ベテラン患者ですから、治療以外のことならだいたいお答えできます)
 
最初はマイナカードの顔認証ができなかったことが不思議だと、
「そういうことがあるのか?」と聴いてきました。
私は、いつもは顔認証できていたのですか?とか
私も同じことあります、だから暗証番号にしていますよ、とか
病院はマスクしてますからね~など。
(実際はもっといろいろと相談されて長い会話でした)
 
次に自分の病歴を楽しそうに話しだしました。
「ここには口腔外科や眼科や3つの診療科に来ている、その前には泌尿器にも来ていた」と。
 
全部ひっくるめて聴いていたら、
あ、なるほど。
前立腺がんで骨転移があって、
ランマーク治療してたら副作用で顎骨壊死になったんだ。
 
「歯は大変だった、グチャグチャだったよ」
「先生にもっと早くその症状を教えてくれたら対処できたのにと言われたよ」
「泌尿器の手術はもっとイヤだったなー。ホントにイヤだった」
と、手術の様子を話してくれました。
(へえ、前立腺の手術ってそうなんだ)
 
がんとは口にしなかったけれど、分かる、分かるよ~。
そして眼科を済ませて帰っていきました。
私は、乳腺外科の他にランマーク注射と呼吸器外科が残っているので、
まだ終わりません。
それなのに、
最後の会計で再会してしまいました。
 
なんとなく視線ってわかりますね。
会計を待っていると、誰かが近づいてくる雰囲気を察知しました。
顔を上げるとあのおじいちゃんが、
確かに私に向かって歩いてきたのです。
 
おじいちゃんも眼科の他にいろいろと行ったのでしょう。
そうでなければ会計で会うわけがない。
また隣に座って話の続き。
今度は、薬局はどこに行っているかという話です。
病院ライフを楽しんでいるおじいちゃんでした。
 
おじいちゃんと会話して、
実際に顎骨壊死になる人がいること、前立腺がんの転移先は骨が多いということを知りました。
たまにはおしゃべりするのもいいなと思った出来事です。
 
話題と全然違う画像ですが、
長い待ち時間には、ティータイムが欲しいものです。