レッドクローバーとクローバー。
レッドクローバーを知ったのは、ハーブを勉強し始めたころです。
レッドクローバーは、イソフラボンが含まれています。
一方、クローバーには含まれていないようです。
女性ホルモン作用のあるハーブを知っておきたいと思うのは、
乳がん経験者なら当然のこと。
大豆イソフラボンが女性ホルモンに良いと、もてはやされた頃がありした。
大豆製品は身近にあるし、ダイエットに美容に健康に優秀な食品。
すごく昔、友人が「一日一回、豆腐一丁だけダイエット」をしていました。
私はというと、
豆腐を毎日一丁食べると想像するだけで喉を通らない様子が浮かんで
試すこともしませんでした。
それくらい流行った時代がありました。
流行り過ぎて、2006年大豆イソフラボンの過剰摂取に国から注意喚起がされたくらい。
大豆製品は、ホルモン感受性プラスの乳がんになってみると意外と敏感になります。
女性ホルモン様作用があるレッドクローバーを知ってみたところで、
最初はどれがレッドクローバーなのか分からず、見かけることもありませんでした。
だんだんと見かけるようになり、
数年後は、シロよりレッドの方が多くなってきました。
レッドの方がパワフルなんだ、
そのうちシロは消えていくかもしれない、
元々クローバーは外来種で強いのに、
それより強いのがレッドクローバーなんだと思いました。
ところが最近、再びシロが盛り返しているような感じがします。
白は群れて咲きます。
レッドはあまり群れずに咲くので、白が多く見えるのかもしれません。
(私一人の見解ですが)
四つ葉探ししたり、髪飾り編んだり。
学校帰りに道端でクローバーを編んだことも一度や二度ではありません。
編み終わりが分からなくて、延々と編み続けて縄跳びできるくらいまで編んだことも。
確実なのは、あの頃はシロだけでした。
今は、レッドと白を交互に編むのも可愛いのができそうです。
久しぶりに血液検査しました。
毎月検査しようと4ヶ月毎だろうと、
結果はほぼ変化がありません。
良かったのは、腫瘍マーカーの数値が安定していたこと。
残念なのは相変わらず、白血球の低空飛行。
呼吸器の先生は、そんなに間が空いていると知らなかったようで、
「えー」
「白血球が限度ギリギリじゃないですか」と驚いていましたが、
毎月採血していた頃から、ずっとこんなです。
でもね、違う先生にそんなことを言われたのでちょっと不安にもなりました。
5月は、一気にいろんな花が咲きます。
今までは茶色の世界だったのが、
桜の開花宣言をきっかけに、色とりどりの花が咲き誇ります。
茶色がどんどん緑色になります。
少しづつ変化するというよりも、競争するかのように変化していくのを感じます。
こんなに季節の変わり目を感じるのは、やっぱり春ですね。
秋の紅葉もキレイで待ち遠しいですが、
春の爽やかな色彩はウキウキ感が違います。
少し前の公園の牡丹です。
可愛い黄色。
キレイな白。
ピンク。カーネーションみたい。
自宅もこんな色なので、牡丹というとこの色がイメージ。
朱色に近い赤。赤もいろいろです。
花の芯が見えないタイプなのかな。花びらも多そう。
牡丹は「牡丹皮」と呼び生薬になり、「根皮」を使います。
薬用と観賞用があります。
薬用は花びらが一重に近く、観賞用は八重で様々な色を咲かせるそうです。
ということで公園の牡丹は、薬用ではなく美しさが際立つ観賞用でした。
月経不順、閉経、月経痛などの解消に使いますが、
これは身体に熱がこもることによる「瘀血」の症状を和らげるため。
瘀血を解消して血行促進します。
また、熱がこもると皮膚炎、鼻血などが起きるので、そんな時にも。
熱を持った「血」を冷やすそうなのです。
ある漢方薬剤師さんの長年の臨床経験では
乳がん、乳腺症には使わないそうです。
「瘀血」を解消するだけなら、むしろ良いんじゃないかと思うのですが、
たぶん他の生薬との相互作用でもあるのかな~と考えてます。
漢方は臨床で作り上げた薬草学なので、そういうことはいくらでもあります。
いつか化学的に、どの生薬のどの成分が原因ですと立証されるのが待ち遠しいです。
散歩をしていたら夏ミカンの花盛り。
アロマテラピーでは、ミカン科の花の精油を「ネロリ」と呼びます。
正確にはビターオレンジ(だいだい)の花の精油ですが、
正確にはビターオレンジ(だいだい)の花の精油ですが、
なぜかミカン科の花をすべてネロリと呼び、テンションが上がり歓喜します。
これは私だけでしょうか。
これは私だけでしょうか。
白くて、蕾は丸くてコロッとして、大きな実がなるとは想像できない可憐な花です。
ネロリはアロマの試験に良く出ます。
17世紀、イタリアのネロラ公国のお后様が、
この香りが大好きで、いつも身に着けていたところからネロリと名付けられたというお話。
ミカン科の精油はスイートオレンジなどいくつかありますが、
ネロリだけが果実の名前が付いていません。
そこで試験のひっかけ問題にチョイスされるのです。
我家には5年間に購入したゆずの木がありますが、
まったく花を咲かせる気配がないのです。
後で教えてもらったのは「桃栗3年、柿8年」その後に続く言葉があって、
「柚子の大馬鹿18年」…なんということ!
大馬鹿だったんだ。
すぐに地植えにしないで鉢植えのままにしておけば実がなるとか。
地植えにすると根を張ることに集中するから実がならないとか。
全部あとから教えてもらいました。
いろいろとダメだらけでした。
でも木は元気いっぱいです。
5年も経つとけっこうな大きさです。
花を咲かせて実がなる日を楽しみにします。
当帰の名前の由来は、
昔、婦人病を患ったために夫に去られた女性が、
ある薬草を飲むとすっかり治り、さらに美しくもなり、
それを知った夫が女性のもとへ帰ってきたという有名なエピソードから。
この薬草を「当に(まさに)帰る」と当帰と呼ぶようになったということです。
では女性ホルモン作用があるのかというと、あきらかな作用はないそうですが、
女性ホルモンを安定化させるという不思議な植物です。
セリ科らしいセロリっぽい香りがします。
セリ科らしい可愛い花が咲きます。
我家の当帰です。可愛い!!!
こちらの当帰は花は咲きませんが葉がわさわさ。
漢方薬では「根」を使いますが、「葉」のお茶もあります。
「血」に関する症状で「血虚」「瘀血」がありますが、
「血虚」は血が足りないので、やる気があっても持続できない、血色がない、爪が白いなど。
「瘀血」は血が巡っているので、貧血、月経トラブルなど。
当帰は、どちらにも効果を発揮してくれる生薬(ハーブ)なのです。
「血」は栄養素であり、精神を安定させる素なので、必要不可欠です。
でも年齢と共に足りなくなるのも仕方のないこと。
若いうちの月経痛は瘀血。
更年期は、まさに血虚の入り口。
更年期障害は血虚も瘀血も突入していると考えた方が良いでしょう。
そんな時に処方される漢方薬は「四物湯」「当帰芍薬散」「帰脾湯」「加味逍遙散」などがありますが、
婦人系のお薬には必ずブレンドされているのが当帰です。
当帰すごいですね。
昨年は、
ワサワサ育った当帰の葉を粉末にして、ハーブソルトにブレンドしてみました。
今年もその季節がやってきたようです。