小さな花のひとりごと -32ページ目

小さな花のひとりごと

乳がん再発の心の動きを綴っています。
現在、肺、縦隔、骨に転移していますが、治療のおかげで元気に過ごすことができています。
やれることをやれるうちに。

前回、気虚や血虚の話を少しだけ書きました。
言葉が特殊なので<自分は該当しない>と思う方が多いと思いますが、
意外と当てはまる方も多いです。
病気ではないからとか、疲れ気味くらいだと見逃してしまいますが、
年を重ねて若いころと違ってきた、と感じるなら気虚血虚の症状と照らし合わせてみるのも良いですよ。
 
薬膳料理を取り入れるのは身近で自然な食事療法です。
薬膳料理は身近な食材を使って「薬食同源」を実践することです。
スーパーで入手できる材料に生薬の役目もある食材があるので、そんなに難しいことはありません。
山芋、胡麻、百合根、ウコン、シナモン、どれも食材ですが、生薬です。
身体に良い+自分の証(気虚・気滞・血虚・瘀血)に必要な食材=自分のための薬膳料理。
 

アメブロがん友さん達のブログを見ていると工夫と勉強がたくさんあって、それこそ自分のためのオリジナル薬膳を実践しているなと感じます。

(私は口だけ、ダメダメがん患者です)

 

ダメダメの私でもできる簡単生薬ブレンドティーがあります。

甘酸っぱくて女性好みのお茶。

スーパーや輸入食材店(カ〇ディなど)に行けばいつでも買える材料です。

ナツメ・クコの実・サンザシ。どれも果実です。

 

ナツメは甘くて気虚、血虚どちらにも。あんこのような甘さを感じます(個人的見解)

かの楊貴妃は毎日美容と健康に3粒食べていたとか。

そのまま食べられる半生状態の物や、チップの様に食べられる物などいろんなタイプがあって楽しいです。

私はドライタイプでジャムを作りますが、これも美味しいです。

 

クコの実は、血虚に。

杏仁豆腐の上にチョコンと乗っているアレです。

女性にお薦めスーパーフードなのは、血虚にいいからなんですね。

カロテノイド色素も豊富なので抗酸化作用も抜群です。

私のお薦めは、そのまま野菜サラダにパラパラと。

緑の葉に赤い実がおしゃれで、味にも彩りをもたらします。

 

サンザシは、消化促進。

酸味が消化促進をします。甘いナツメとのブレンドが絶妙なのです。

メディカルハーブでは「オリゴメリックアントシアニジン」というポリフェノールの1種が特徴の果実で、

心臓の弱い老人やお子ちゃまにも安心して飲めるハーブです。

ハーブティーでは「葉」が多く販売されていますが、葉のお茶は酸味はありません。

香りの優しいお茶で大好きなハーブです。

酸味はエネルギー代謝も促進しますので、ダイエットや夏バテにもお薦めの味ですが、あまり期待しても・・(^^♪

 

細かく砕いて熱湯に浸すか、煮出して頂きます。

クコの実は砕かずにそのまま浸して柔らかくなったら食べるのもいいですね。

 

 

変な夢を見ました。
私の爪が「青白いよ」と言われて、
えー、青くないよ、白いけど。
という会話をしている夢です
夢の中の爪は青い色をしていました。
 
朝になったら、覚えていたのはこの部分だけです。
肌が青白いことはあるかも知れませんが、
いくらなんでも青い爪では不気味です。
 
年末に爪が白くなったときがありました。
ピンクの部分が真っ白になったのです。
胃腸を悪くして、吐いたり下痢したりの数日間を過ごしたら、爪が白くなりました。
今は、すこしだけ血色が戻ってきていますが、
寒さのせいか末端の爪までは、なかなか血色が戻らないものです。
白い爪は、気血水論では「血虚」。
ひとことで表すと栄養不足です。
 
食べられない、食べても栄養に代謝できない。
血液になる材料がない、そもそも材料に代謝する力も足りない。
代謝する力がないのは気虚なので、気虚は血虚にもなります。
血液は温かい体温も運ぶので、血虚は体温も低めです。
血液が足りないと滞りやすくなるので、血行不良(瘀血)にもなります。
 
まとめてみると、気血水のどれも足りてないし巡ってないのです。
 
勉強していた頃は、白い爪ってホントにあるの?と思っていたのですが、
実際に、私の爪は白いだけでなくガタガタでボロボロです。
昨夜は、いつになったらこの爪が普通になるのかな~、
そう考えながら寝る前に爪の美容液を塗ったので、夢に出てきたのかもしれません。
それにしても、青い爪は夢の中だけで良かった。
 
雪が降ってます。
昨年、緊急入院の退院後に初めて呼吸器内科の診察に行った日も雪でした。
(今、通っている病院ではありません)
 
積もることはありませんでしたが、ちょうど予約時間には降っていて駐車場や道はビチャビチャ。
スニーカーは濡れるし、傘は邪魔だし、寒いし滑るし。
気持ちは、どんより。
きっと(絶対)ガン再発を言われて抗がん剤を勧められるのだろうと想像して、
病院に行くのが嫌で嫌で仕方なかった日でした。
 
ところが退院して1週間も経つのに
「まだ再発かどうか検査結果がハッキリしないんだよ、悪いけどまた後日に来て」と言われたのです。
(呼吸器内科の先生のせいじゃないけど、遅くない?)
何とも言えない不安と不信。
 
入院中に撮ったCT画像の怖い現実を見せられながら、医師は
「それまでには結果もでるだろう。紹介状を出すから、元の病院(初発の時の病院)に行ったほうがいい」と。
(この病院では扱いたくない患者ってこと?検査結果も出ないうちからそんなことを言われたら怖いです。)
 
次の予約日は、紹介状を受け取るだけなら私でなくてもいいんじゃないかと、
紹介状は夫に頼んで、私は仕事に行ってしまいました。

それからのことは右往左往。
今思いだしても、何だったんだ?という数か月が始まったのでした。
思い出したのです。あの日が雪だったことを。
画像は、雪ではなくて、手でこねてつくった石鹸です。(ちゃんと使えます)簡単なのに、アロマクラフトを楽しんでくれる様子を見てるのは、私の喜びでした。
園芸専門学校の学生さんの数年前の作品です。
目や口はラベンダーで。
若い子の発想は見習うものがあって勉強になります。

 

 
数か月前になりますが、シナモンの記事を書いたときにコメントを頂いたことがありました。
桂皮(シナモン)の配合されている漢方薬が飲みやすいとのコメントでした。
どの漢方薬を飲んでいるのか教えてもらいました。
「苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)」だそうです。
 
漢方薬の見慣れない漢字には拒絶反応が起きますね。(私もそうでした)
でも実は
薬名に全部意味が込められています。
例えば、配合されている生薬で名付けられているのが「苓桂朮甘湯」です。
 
「苓桂朮甘湯」は4種類の生薬名の一部分が使われています。
「茯(ぶくりょう)」「皮(けいひ)」「白(びゃくじゅつ)」「草(かんぞう)」
 
メインの茯苓と白朮は
身体の水分がうまく巡らないために起こるいろんな不調を改善します。
桂皮(シナモン)は温めることで水の巡りを助ける役目があります。
甘草(リコリス)は桂皮の働きを助けます。
*他にも様々な働き持っていますが、苓桂朮甘湯の場合はこんな感じ。
 
イメージすると、
湿気が多い季節に水の巡りが悪くなって、食欲不振や消化不良になりやすい人にお薦めです。
・水の巡りが悪いので冷え症やむくみやすい人に。
・水がお腹に滞ると、胃の不調。
・水が頭で滞ると頭重、めまい、耳鳴り。
・心肺辺りに水分が滞ると息切れや動悸。
・胃で滞ると食欲不振、消化不良、吐き気。
友人が原因不明のめまいで悩んでいましたが、苓桂朮甘湯で改善されました。
ある時は足が浮腫んでしかたがないと言うので、もしかしたら苓桂朮甘湯がいいんじゃない?と
試してもらいました。
娘は毎年6~8月に体調不良になります。車酔いしやすく、つわりもひどく典型的な水滞の例でした。
漢方薬は、1つの薬で身体のいろんな不調に対応できるのが面白いです。

 

たまに、このドラマは観てみようかなと思うものがあります。

でもすごく観たいわけではないので、ほとんど放送日や放送時間を忘れて寝てしまいます。

そんなときにティーバーが便利。

 

木梨憲武さんが出てるドラマがあるというので観てみました。(ティーバーで)

まさかのテーマがガン。主人公の木梨さんが末期のすい臓がんで始まります。

治療を拒んで最後は自由に生きたい主人公。

でも家族は納得いかない。

せめてなにか治療をしてほしい、少しでも長く一緒にいたいから。

それを軸にいろんな人間模様が加わって、面白いドラマです。

 

ドラマの中で、

人はガンと宣告され、それを受容するまでの心の動きは「否認・怒り・取引・うつ・受容」の

五段階があるという話が出てきました。

もれなく誰でもそのプロセスをたどるというのです。

気になって調べてみましたが、有名な説だったようです。

 

あなたはガンですといわれ、否認、怒り。

本当に検査が正しいのか疑問を持ったり、他の病院をいくつも回ったり。どうして自分が?と怒ったり泣いたり。

 

それを超えると、次は取引。

どうすれば自分は治るんだろう。いろいろ情報収集する。健康食品や自然療法などを試してみる。

 

次はうつ状態。(うつ状態です。うつではありません)

気持ちの整理がうまくいかずにうつ状態に。

ガンは間違いなさそうだと悟り、喪失感、絶望。なにも手につかなくなる。

 

そして受容。

相談に乗れる人がいる。自分の納得できる情報が得られた。次に進める気持ちになる。諦め。避けられない運命として受け入れる。

 

失恋や失業も同じだそうです。

好きだった人から別れを切り出され、失恋を否認することから始まり、最後には受容していく。

さて、受容したあとに私たちはどうやって先に進むのでしょう。

先に進む方法は自分で探すしかないのでしょうね。