小さな花のひとりごと -16ページ目

小さな花のひとりごと

乳がん再発の心の動きを綴っています。
現在、肺、縦隔、骨に転移していますが、治療のおかげで元気に過ごすことができています。
やれることをやれるうちに。

1年も先延ばしにしてきたランマーク治療(デノスマブ)を、ついにすることに決めて
新しい歯科クリニックに行ってきました。
言い訳になりますが、私は良い歯医者さんに出会うことが少なく、
良くない思い出ばかりで、
それが理由でついつい足が遠のいていました。
 
ランマーク注射のことがなければ
放置していたであろう歯医者さん通いです。
 
探した歯科クリニックはデジタル化されていて、
治療の椅子の前に大画面があり自分のデータが映ります。
他にも、飽きないようにいろんな情報が流れてTVのようです。
問診や口の中チェックや撮影、丁寧に説明を受けました。
待ち時間ナシで2時間近くかかりました。
(今ってそうなの?)
 
たぶん最後まで覚えきれないスタッフの多さ。
受付と精算が別々にいます。
(病院みたい)
コーディネーターと名札の付いたスタッフ数名。
歯科衛生士やレントゲン技師だけでもいったい何人いるんだろ?
誰が歯科医なのか、まだ全然区別がつかなくてキョロキョロです。
目的の診察室に行くまで迷路のよう
機械も最新(たぶん)

最近の歯医者さんはこうなんだ!と驚きの2時間でした。
期待でいっぱいです。
 
残念だったのは、問診担当のスタッフさんが
骨転移や顎骨壊死について知らなかったことでした。
歯科治療に関する知識なので、知っているかと思っていたのですが、
私の話に、初めて聴いたような反応だったのが
少しだけ残念でしたが、
無事に治療が進みますようにと願うばかりです。
 
今週は、台風の影響を気にしながら、2度病院に行きました。
一回目は造影CT。
二回目はその結果を聴きながらいつもの診察日。
 
造影剤の注射が、今までで最高に上手だったのと、
こんなにCTを撮るのって早かった?と驚く手早さに、結果はどうあれ、
なんだか気持ちが軽くなり帰宅しました。
(こんなに早く撮影が終わって大丈夫なの?ホントに撮れてる?)と技師さんに聴きたくなるくらい
最近のCTは性能が良くなったんですね。

その二日後は、診察日です。

いつもの時間に出てから、よくよく予約表を確認したら

1時間半も早く出ていました。

 

採血も無かったので、早く呼ばれるかなと

少し期待したけど、結局待つのは変わりませんでした。

新しく買った本を持って行って良かった(^^♪

 

結果はほとんど変わりなく、

主治医と放射線医師の見解では、

肺の病巣が小さくなったとのこと。

大きくなっていると言われるよりず~っと良いけど、

(肺って気まぐれだな、半年前に急に出現したと思ったら、半年後には小さくなるの?)

喜びながらも疑っている私です。

 

骨転移に関しても変化がなく、このまま行きたいと思ったのですが、

主治医も呼吸器外科の先生もお薦めするランマークを打つことに決まりました。

そりゃ、医師は進めるよな~と思いながら・・・

 

「元気だから薦めるんだよ、骨折したら遊べないよ」と説得され

返す言葉がなく、1年延ばしたランマーク注射をついに次回から。

歯医者に予約の電話をする事すら憂鬱です。

(いや、歯医者が憂鬱なのです)

 
本当にがっかり。
3本地植えにした当帰が1本枯れました。
当帰は、本来「根」を使うので、枯れた葉を切って様子を見ようと思っていました。
 
すると、ある日
夫が根こそぎ抜いてしまったのです。
私になんの相談もなしに。
ガッカリ(←ホントは文字サイズを特大にしたい)
ひとこと言ってくださいよ(怒)
会話をすると怒りが頂点に達するので怒りが収まるまで無言です。
 
元気な頃の当帰

 

枯れてきた当帰、この数日後に姿が消えました。

画像を通しても無残な姿です。
こんなことなら、元気なうちに葉だけでもドライにしておけばよかったと後悔しています。
なにも役に立ってもらえないまま棄てられてしまった可哀そうな子です。
抜かれた跡には大きな穴が空いています。
 
この当帰は、
育てている人とのご縁で、遠い場所から私の元にやってきました。
しばらく数年間は細々と鉢で育て、
やっと今年は地植することができ、立派な根っこが張ってくれるだろうと期待していました。
青々しくて艶々して香り高い葉をみたら、それはもう期待大だったのです。
 
尋常でない暑さがストレスだったのかしら
土や場所の環境が悪かったのかしらと、
ただ地植えにすれば育つものと信じていたので、
自分が枯らしてしまったことを棚に上げて、地味に夫に怒りをぶつけているのでした。
のこり2本もなんだか元気がなさそうで心配です。
 
 

またウィッグ(部分)を買ってしまいました。

しかも意外と高額商品。

 

今までのウィッグに満足できなかったのと夏の暑さがプラスされて

いよいよ他のを試してみたくなる気持ちがマックスになっていました。

そこにウィッグのメンテナンスでお店にいくと、

ピンなしのウィッグが目に入りました。

 

暇さえあればウィッグを検索しているので

SNSを開くだけでウィッグのサイトがこれでもかと出てきます。

どれも良い感じのはずなのに、いざ取り寄せてみると

イメージと違うのでガッカリ、それを繰り返してネットでの購買は諦めました。

 

もうストレス感のあるウィッグ生活とはサヨナラしたい、

今の治療が続く限り、減ることはあっても前の毛量に戻れることはないだろう、と

即買いを決めてしまいました。

現金払いでなくカード支払いが最終決断のマジックです

でも採集的な結論として、地毛には叶いません。

 

どんなくせ毛であろうと、ツヤがなくなろうと、白髪になろうと、

自分の毛髪は自分に寄り添ってくれます。

雨に濡れても、強風に吹かれても、紫外線で傷んだとしても、

どんなことがあっても自然なのです。

ウィッグは、ウィッグ。

ふとした瞬間に不自然になる時があります。

ある程度の諦めと寛容が必要なんだなと思うこの頃です。

 
今日の講座は呼吸器の話をしました。
ざっくり肺や気管支の構造も話します。
 
肺疾患の話では、
私が1年前に酸素を使っていたことや
携帯用の酸素ボンベも持っていた事も体験談で話しました。
(携帯用は一度も使わずに返しました)
 
肺に水がたまって
息が苦しくて死ぬかと思った話
酸素を使っていても良いのかどうか実感がなかった話
局所麻酔が超痛い話、その他いろいろ。
今までにはない体験談が話せました。
 
死にそうな体験したのに
ちょっとした山に行ったなんて、
信じられないけどこれもほんとの話。
 
痛い思いをしたおかげで
生きててよかったと思える思い出がどれだけ増えたか。

 東海道新幹線からの富士山はテンション上がります。
(消しゴムマジック使ってます)
なかなか上手く撮れたのも思い出です照れ